b-mobileの通信速度について実際に計測!速度制限や対処法について

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b-mobileの通信速度について実際に計測!速度制限や対処法について

b-mobileの通信速度は速いの?

同じキャリアのネットワークを使っていたとしても、格安SIMを提供するMVNO(通信事業者)毎に通信速度が異なるのはよく知られた話でしょう。ただ安いからといって契約してしまうと、あとで通信速度が理由で後悔してしまうことがあります。

さてそれでは日本通信が提供するb-mobileの通信速度に関してですが、ユーザーのレビューをいろいろとみる限り残念ながらあまり芳しくありません。

 b-mobileの速度を実際に計測する

実際の利用環境で測定される通信速度のことを「実効速度」と言います。b-mobileの実効速度に関するレビューはTwitterなどのSNSやブログ、ニュースサイトなどで数多く報告されています。その多くが速い場合でも数Mbps程度、遅ければ1Mbps未満のものもあり、お世辞にも良い結果とは言えません。

その1つ、インターネット・メディア事業を運営する有名なITmediaが以下URLの記事で公開した2016年9月の計測(平日午後)では、ドコモ純正のmopera Uを使った際の下り通信速度が10Mbps超だったのに対し、b-mobile(「おかわりSIM」プラン利用)では約1Mbps。

http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1610/28/news049.html

他社格安SIMと比較して格段に遅いということはないものの、1Mbpsの通信速度では、YouTubeなどの標準画質・低画質の動画程度は鑑賞できるものの、HD画質を超える動画の鑑賞等は難しいでしょう。また例えばニンテンドー3DS版「ドラゴンクエストX」をプレイする場合の推奨通信速度は3Mbpsなど、スマホ・携帯ゲーム機のオンラインゲームによっては1Mbpsの通信速度ではプレイが難しいものも多いです。通信速度を重視する限り、b-mobileを契約するのは注意した方がよさそうですね。

なおb-mobileのデータ通信量25GBの定額サービス「b-mobileSIM 25GB定額」は月額2,380円(データSIM利用)で、ドコモ・ソフトバンク・auといった大手携帯キャリアの大容量データパックプラン(月間データ通信量20GBで月額6,000円)と比較すると約1/3、DMMモバイルの月間データ通信量20GBのプラン(月額3,980円)の約半額と低価格です。料金で選ぶなら、おすすめの格安SIMプランと言えます。

 b-mobileの通信速度が遅い場合の原因

b-mobileに関するさまざまなユーザーレビューを見ていると、さまざまな環境下で通信速度があまり速くないように見受けられます。そのため、そもそも通信速度が芳しくないのはb-mobile側の通信設備側の問題も大きいと想定されますが、それ以外にも以下に挙げるような理由でより通信速度が遅くなる可能性があります。

  • 混み合う時間帯

たとえばお昼時(12時~13時頃)や夜間などは、多くの人がスマホでのインターネットを使うと想定される時間帯です。お昼時には休憩時間のサラリーマン達が一斉にスマホでインターネットを使いますし、夜間も仕事や学校から帰ってスマホでインターネット利用するユーザーが多いでしょう。これらの時間帯は、他より通信速度が遅いことが多いようです。この場合は、公衆無線LANを利用したり自宅で契約した固定回線のWi-Fiを使ったりすることで回避する対策はあります。

  • 混み合う場所が原因

イベント会場やラッシュ時間帯の駅ホーム等々、人口が密集するような場所では、同じ設備を多くのユーザーが同時に利用することになり結果的に通信速度が遅くなることがあります。この場合は基本的にはそこを離れてインターネットにつなげるのが最大の対策といえますが、その場所で公衆無線LANが提供されていればそちらにつないでみるのもよいかもしれません。

  • Wi-Fiの電波干渉(モバイルWi-Fiルーター利用)

これはモバイルWi-Fiルーターに、b-mobileのデータSIMを挿して利用している際に速度低下を引き起こす可能性のある原因です。ルーター側で利用しているWi-Fiの周波数帯が2.4GHzであると、周囲の電子機器や他ユーザーが使用中のルーターが発する電波によって干渉が起きて速度が遅くなる可能性があります。この場合は5GHzの周波数帯の通信方式(IEEE802.11n・IEEE802.11ac等)を利用することで速度向上が見込めます。

  • 速度制限

b-mobileで現在販売中のプラン「b-mobileSIM 25GB定額」「おかわりSIM 5段階定額(最大通信容量5GB)」には速度制限があります。仮にこの速度制限に抵触すると、最大128Kbpsというナローバンド並の低速な通信速度になるので注意が必要。この速度制限についてくわしくは後述します。

 b-mobileには速度制限がある?

b-mobileオフィシャルページでは、「b-mobileSIM 25GB定額」「おかわりSIM 5段階定額(最大通信容量5GB)」ともに”速度制限なし”と記載されていますが、これらは使い放題のプランではなく実際には速度制限があります。なぜこのような齟齬が起こるかというと、オフィシャルページで言うところの「速度制限」とは1日・3日などの比較的短期間で発生する速度制限のことを指すからです。

高速LTE通信を使ったモバイル通信サービスの中には、「直近3日で3GBのデータ通信」「直近3日で1GBのデータ通信量」を消費すると速度制限が行われるプランがあります。b-mobileオフィシャルサイトでは「短期間での速度制限はしていない」という意味で、”速度制限なし”と表記しているのです。

一方、「b-mobileSIM 25GB定額」「おかわりSIM 5段階定額(最大通信容量5GB)」の契約でそれぞれ決められた月間データ通信量(例:「b-mobileSIM 25GB定額」では月間25GB)を消費しきると、通信速度が月末まで最大200Kbpsに制限されます。このことはオフィシャルサイトにもしっかり記載されています。この部分は間違いやすいので注意しましょう。b-mobileには、この誤解の招きやすい表記を修正してもらいたいものですね。

なお最大200Kbpsの通信速度であると、LINEでテキストメッセージを送受信したり音声での無料通話を行ったりする分には問題ないと考えられます。しかし動画鑑賞に関しては、低画質でなければ鑑賞は難しいでしょう。

 b-mobileにはターボ機能はあるの?

ターボ機能とは高速LTE通信と低速通信を使い分けて、低速通信時には契約したデータ通信量を消費せず節約できる機能のことを指します。ターボ機能をうまく活用すれば、高画質な動画を鑑賞する際や重いデータファイルをダウンロードする時など、本当に高速LTE通信が必要な際のためにデータ通信量を確保することが可能です。格安SIMでは、OCNモバイルONEや楽天モバイル、DMMモバイルなどがターボ機能を提供しています。

一方b-mobileには、ターボ機能に近いTurbo Chargeという機能があります。ターボ機能とTurbo Chargeの違いは、ターボ機能は全てのデータ通信容量に対して使える一方で、Turbo Chargeは追加購入したデータ通信量に対してのみ高速LTE通信・低速通信の切り替えができることです。

たとえば「b-mobileSIM 25GB定額」を契約しているとして、あらかじめ契約で決められた25GBを同じ月の間に使い切るまでは、節約したくても通信速度の切り替えはできません。月間25GBのデータ通信量を消費しきると月末まで最大200Kbpsの低速通信になりますが、継続して高速LTE通信を利用したい場合はデータチャージ(データ通信量の追加購入)することになります。そして、Turbo Chargeではこのデータチャージした分に対して、高速LTE通信・低速通信の切り替えができるわけです。OCNモバイルONE・楽天モバイルのターボ機能を使いこなしているユーザーだと、Turbo Chargeは不便に感じるかもしれませんね。

Turbo Chargeによる高速LTE通信のオン/オフは、オンラインのユーザー向けページ「My b-mobile」もしくはAndroid専用アプリから実行できます。b-mobileを利用する場合、かしこくTurbo Chargeを使ってデータ通信量を節約しましょう。

 b-mobileのデータチャージ方法

「b-mobileSIM 25GB定額」で月間25GBのデータ通信量を消費した場合、「b-mobile おかわりSIM 5段階定額」で月間5GBのデータ通信量を消費した場合は月末まで最大200Kbpsの通信速度に制限されることは説明した通り。翌月になれば速度制限は解除されますが、月途中で高速LTE通信を回復したい場合はデータチャージを行います。データチャージはMy b-mobileもしくはTurbo ChargeのAndroid専用アプリから行うことができます。

  • My b-mobileからのデータチャージ方法

My b-mobileにログイン後、「Turbo Chargeを購入する」ボタンをクリックします。なおb-mobileで複数SIMを購入している場合は、あらかじめ「SIMカード電話番号」から対象のSIMを選択する必要があります。

  • Turbo ChargeのAndroid専用アプリから行う方法

Turbo Chargeの専用アプリは以下Google PlayのURLからインストールできます。

 https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.j_com.android.turbocharge

アプリ起動後、「チャージ」をタップし、注意事項を読んだ上で「購入する」をタップするとパスワードの確認画面になります。ここでパスワードを入力し「OK」をタップすれば購入完了。アプリを使えばこれだけの簡単な操作でデータチャージができて便利です。なおTurbo Chargeには以下2種類のラインナップがあります。

・Turbo Charge(100MB)(300円)
100MBのデータ通信量を消費しきるまで、もしくは90日間の有効期間が過ぎるまで利用可

・Turbo Charge(500MB)(1,200円)
500MBのデータ通信量を消費しきるまで、もしくは90日間の有効期間が過ぎるまで利用可

このラインナップを見る限り、データチャージに関する料金は他社よりも割高です。たとえば大手キャリアでは0.5GB毎に550円、1GB毎に1,000円でデータチャージ可、また格安SIMで有名なDMMモバイルでは100MB毎に200円、1,000MB毎に1,100円等でデータチャージが可能です。いずれもTurbo Chargeの半額以下。「b-mobileSIM 25GB定額」は低価格なサービスですが、データチャージを繰り返すと他社より高額となるので注意しましょう。

  • Turbo Chargeを使い通信速度の切り替えが可能

My b-mobile及びTurbo ChargeのAndroid専用アプリから、高速LTE通信・低速通信の切替も簡単に設定できます。My b-mobileログイン後、Turbo Charge欄にてオン・オフの切替ボタンが操作可能。Turbo ChargeのAndroid専用アプリについても、起動するとすぐにオン・オフ切替ボタンがあるので操作が簡単です。

 b-mobileの速度に関する注意点

「b-mobileSIM 25GB定額」についてはコストパフォーマンスがよく、大手キャリアや他社格安SIMと比較してもお手頃価格と言えます。しかしながらユーザーのレビュー等を見る限り、b-mobileの通信速度は大手キャリアなどと比較しても残念ながら速いとはいえません。

高画質な動画を鑑賞したい、高い回線品質を必要とするFPS等のオンラインゲームを楽しみたいといった意図があると、ドコモ純正の回線等を使った方が快適のようです。b-mobileを契約する場合は、通信速度にあまり期待しない方がよいですね。