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IIJmioの通信速度と特徴を徹底検証。他社MVNOとの速度比較で賢い契約を

IIJmioの通信速度と特徴

まずはIIJmioのカタログスペックを確認しておきましょう。

  • IIJmioの通信速度

IIJmioは同社が提供する「みおぽん」というアプリから通信速度の変更を行うことができます。低速通信時と高速通信時のカタログスペックは次のとおりです。また、高速通信の利用のための権利を「クーポン」と呼んでいることも特徴です。

  • クーポン適用時
    • 下り最大225Mbps
    • 上り最大50Mbps

いずれもLTE網内での最大速度となります。当然ながらLTEエリア外で3Gエリア内の場合は3Gエリアでの最大速度になりますので注意が必要です。

  • クーポン非適用時
    • 最大200kbps
      IIJのDNSサーバーはクーポン非適用時でも下り最大225Mbps、上り最大50Mbpsで利用できます。DNSサーバーとはドメインネームシステムの略でインターネット上の住所の解決をする役割を果たすものです。このDNS接続が高速であるほど、ドメイン名を打ち込んだ時のアクセスが高速になります。たとえば、ブラウザでhttp://abcdefg.com/html と打ち込んだとき、DNSサーバーに対してドメイン名に該当する「abcdefg.com」部分のIPアドレスを取得しにいくのです。IPアドレスが取得できて初めて、実際にページのあるサーバーへのアクセスが開始されます。すべてのインターネット接続はIPアドレスの元で行われますので、ドメイン名からIPアドレスへの変換が早ければ早いほど実際のページアクセスまでの時間も短縮されるわけです。
    • バースト転送対応

クーポン非適用時は常に200kbpsで通信されるわけではなく、通信開始時の一定量(秒数ではなく通信量です)についてはクーポン適用時の高速通信速度で読み込みをしてくれます。同様の機能は楽天モバイル、DMMモバイル、mineo、UQmobileあたりにもありますが、MVNO業界ではまだ珍しい機能かもしれません。テキスト主体のウェブサイトはこの機能により表示速度に大きな差が出るのが利点であると共に、バースト転送で行われた高速通信のデータ量はクーポン残量には影響しないのも嬉しいところです。

 

IIJmioの速度制限について

  • クーポン利用時には直近のデータ通信量累積による制限はない
    これはIIJmioの特徴だと言えるでしょう。高速通信時のデータ通信容量に余裕がある限り、直近使用量の累積による速度制限はありません。
  • クーポン非適用時には直近のデータ通信量累積による制限がある

低速通信時には「3日あたり366MB」という規定値があります。これを超えると速度制限がかけられます。

  • 速度制限がかかる詳しい条件
    下記の条件にすべて当てはまった時に速度制限がかけられます

    • クーポン残量(高速データ通信容量残)が無いこと、もしくはクーポン利用をOFFにしている時
    • 3日あたりの合計通信量が366MBを超えた場合

従って、クーポン残量があり、クーポン利用をしている間は通信が規制されることはありません。また、上記の制限をかけられる条件に当てはまっても、公式サイトでの告知では『3日あたりの通信量が上記の規定値を超えた場合、当該SIMカードを使った通信の速度を制限する場合があります』となっており、制限の可能性はあるが絶対ではない旨の表記になっています。

  • 当月のクーポン残量は「みおぽん」アプリで管理し、上手に利用

「みおぽん」でクーポンの利用のON/OFFを切り替えられることは説明しました。さらに、低速通信での規制もご理解いただいたと思います。「みおぽん」アプリで当月のクーポン残量を調べつつON/OFFをうまく切り替えていくことで、低速時の通信制限の回避とクーポン残量の無駄な消費を抑えることができます。

 

IIJmioと他社との速度比較

各MVNOの高速データ通信時のカタログスペックと実測値を比較してみましょう。

MVNO名 実測値 速度制限の適用条件
IIJmio 7.6Mbps 低速通信時の直近の使用量により規制有り
DMMモバイル 7.4Mbps 低速通信時の直近の使用量により規制有り
楽天モバイル 2.5Mbps 高速通信時の直近の使用量により規制有り
(規定の通信量はプランによる)
mineo 6.1Mbps Dプランは制限無し。Aプランは高速通信時の直近の使用量により規制有り
BIGLOBE 13.0Mbps 直近の使用量により規制有り
(規定の通信量はプランによる)
NifMo 9.3Mbps 直近の使用量により規制有り
(規定の通信量はプランによる)

※実測値は1日の平均値を出しています。

※時間帯により表記した速度より前後する可能性があります。

※高速データ通信容量をすべて使い切った場合は適用条件には記載していません。

 

  • 速度制限はMVNOにより多種多様

共通事項は高速データ通信容量を当月に使い果たした場合は制限がかけられます。これは高速データ通信の対応プランを採用している全てのMVNOで言えることです。ただし、使い放題を採用しているMVNOは除きます。また、大きな特徴をまとめると次のような感じになるようです。

  • 高速通信時には規制無し(低速通信時に規制有り)
    IIJmio、DMMモバイルが該当
  • 高速通信時に規制有り(低速通信時に規制無し)
    楽天モバイル、Nifmo、BIGLOBEが該当

 

  • 回線が混雑する時間帯には、実測値が大幅低下
    • 一般的な通勤時間の7:00~9:00は混雑、再混雑するのは12:00~13:00、夜間は継続して混雑
      上記の時間帯は実測値よりもかなり劣った数値が出てもおかしくない時間帯です。MVNOによっては1Mbpsを切ります。このような時間帯をメインに使う方は気をつけておきましょう。
    • docomo系の回線よりAU系回線の方が混雑する時間帯に強い
      AU回線プランがあるmineo、Uqmobileは混雑時間帯でも比較的速度低下を回避できる傾向にあるようです。
  • 回線混雑時は音声SIMの場合は良いが、データSIMでIP電話運用している方は要注意
    回線混雑時に通信速度が低下することはご理解いただけたと思います。「混んでいる時はインターネットを使わなければ大丈夫」とお考えの方もいるかもしれません。しかし、データSIMで通話機能をIP電話に集約している方は要注意です。IP電話の通信品質はデータ通信速度に依存します。通信速度が低速な時間帯に通話状態が良くない等、悪い影響があることに注意しておきましょう。この現象は音声SIMには余り関係ありません。「同じ通話だから同様の影響がある」とは言えないのです。音声SIMは基地局の音声通話用の帯域幅を占有するため、IP電話のようにインターネットの通信速度に影響されることなく安定した通話が可能です。とはいえ、こちらにも限界があるのですが、その許容量はIP電話のそれよりも大きく外部要因に影響されにくいと考えていただければよいでしょう。

 

IIJmioはこんな人におすすめ

  • 一定期間内でまとまった高速データ通信を行う必要がある方
    速度制限の項で記載した通り、高速データ通信量が尽きない限り高速通信の連続使用をしていても規制されることはありません。他のMVNOでよく見られる通信規制の条件として、高速通信時の連日使用による一定容量の超過によるものがあります。IIJmioはこの条件がありませんので、高速データ通信量に余裕がありかつ、高速データ通信を行っている間は制限が起こりません。

たとえば、ビジネス用途で訪問先の顧客相手にSIMをセットしたタブレットを使いプレゼンテーションを行っているとしましょう。プレゼンテーション中に速度制限がかかり、思うように事を運べなかったら目も当てられません。IIJmioのSIMカードでは、データ通信量のコントロールにより、そういったハプニングを防止することができます。

  • 万が一の速度制限時には追加容量のクーポン適用可能

毎月30枚までの制限はありますが、100MB/200円(税抜)にてクーポンを追加可能です。高速通信の容量さえ残っていてクーポン利用をONにしている間は速度制限されることはありません。このように万が一、クーポンを使い果たした時の緊急手段が用意されているので安心です。

  • 格安SIMデビューの方
    MVNO選びは大変難しい問題だと言えますし、自分の利用ケースに見合ったMVNOを選択しないとサービス品質が低いと思ってしまうこともままあります。その中でIIJmioはMVNO界の老舗と言えますので回線速度・サービス品質共に平均~良好です。一口で言うと無難なチョイスなのがIIJmio。格安SIMや格安スマホの初心者には最適なMVNOです。当たり外れのないサービスは一定の安心感があることに間違いはありません。

 

IIJmioには向かない方

  • データ通信が200kbpsで事足りる方
    IIJmioのメリットは高速データ通信利用にあるのですが、クーポン非利用の状態でヘビーな使い方をしていると速度制限の対象になってしまいます。3日間で366MB以上の利用で制限がかかるということは1日平均にして122MBです。通信速度が200Kbpsの状態で1日122MB以上を使うには、200kbpsで常時通信できている状態でも4880秒の連続したデータ通信をする必要があります。なかなか難しいかもしれませんが、長時間待てる方は大きなファイルのダウンロードをしているだけで超過する数値でもあります。こういった用途の方は無制限で低速通信可能なMVNOを選んだ方がよいでしょう。
  • 3G専用端末を利用している方
    IIJmioのプランには3G専用端末向きの専用プランが存在しません。4G/LTE回線の利用を前提としたプランのみですので、3G専用端末をメインで使っている方には、4G/LTE回線の高速データ通信の恩恵を得られませんので全くとは言わないまでも、多少損をする形になるかもしれません。
  • バースト転送はあくまで「おまけ」

IIJmioに向かない方というより、これはバースト転送の注意点です。低速通信時のバースト転送があるからといって、それを軸に契約を考えるのは間違っています。バースト転送はあくまで快適な通信を行うためのオプション機能であり「おまけ」です、最後の決め手としてMVNOのサービスの差を見るためのものだと思います。やはり、総合的なコストやバースト転送抜きでの実測値を軸に考えていくのが格安SIM選びの基本だと言えるでしょう。