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新型iPhoneデビュー、電話帳から写真などのデータまで困らない移行の仕方

移行の際に便利、オンラインストレージサービスとは?

格安SIMを契約するとき、ついでに新しいスマートフォンやタブレットにすることも多いと思います。新しい端末にするとよく問題になるのが携帯電話や旧スマートフォンからの「データ移行」です。オンラインストレージを使うとPC-スマホ間のデータのやりとりがすごく楽になります。データ移行の際にも役に立ちますので、紹介していきたいと思います。

  • クラウドストレージ、オンラインストレージどちらとも呼ばれる

一言でいうと、インターネット上の固有の場所に自分の所有するファイルを預けておけるサービスのことです。オンラインストレージ、クラウドストレージとも呼ばれますが、この記事ではオンラインストレージと統一することとします。

  • オンラインストレージとアップローダーの違いは?

 アップローダーもインターネット上の固有の場所にファイルを預けておくサービスです。では、オンラインストレージとアップローダーとの違いはどこにあるのでしょうか?

■アップローダーの特徴

・ダウンロードする場所がサービスを使う全員に公開されている
便利であるとともに、個人のファイルを預けておく観点からするとセキュリティ的にはあまり好ましくないシステムです。しかし、一般公開したい場合や不特定多数に見てもらいたいファイルについては良い選択です。

・パスワードチェックのみのものが多い
ダウンロードする際にはパスワード無し、もしくは簡単なパスワード入力でダウンロードすることができます。セキュリティとしては比較的甘めなので、個人のファイルや機密性の高いファイルを預けておくには向かないシステムだと言えます。

・OSを選ばない
インターネットブラウザがあればアップローダーにアクセスできます。これはOSやブラウザを選ばず、アプリも入れる必要がないのでアクセスのための下準備がほとんど要りません。

■オンラインストレージの特徴

・2重認証やデバイスの紐付けなどセキュリティが強固
個人のファイルや機密性の高いファイルを預けておくにはセキュリティ面が一番気になるところです。オンラインストレージは2重認証やデバイスの紐付けに対応していて、単純なIDとパスワードだけではアクセスは出来ないような機構になっていることが多いです。
デバイスの紐付けとは、まったく知らないスマホやパソコンからのアクセスがあると2重認証を求めて簡単にはハッキングされないような仕組みのことです。2重認証にはSMSを利用したワンタイムパスワードや、紐付け登録した端末の認証アプリからの認証コードの入力を求めますので、外部からの不正なアクセスには強いのです。

・個人のインターネット上のハードディスク感覚
セキュリティが強固ですので、インターネット上にある自分のハードディスクのような感覚で使えます。

・アカウント開設からアプリと端末登録の下準備が必要
アップローダーとはまったく別で、インストールや設定などの下準備が必要です。アプリをインストールすることはOSを選ぶということです。オンラインストレージのサービスによっては対応していないOSもあるかもしれません。

・アップローダーには無い特別な機能
オンラインストレージによりますが、世代バックアップを取ってくれるもの。写真撮影したり、フォルダにファイルを入れておくだけで自動共有してくれるものなどアップローダーでは出来ないような特別な機能が存在します。

  • オンラインストレージの種類

サードパーティー製のオンラインストレージサービスにはDropbox、OneDrive、Googleドライブ、SugerSyncなど様々なものが存在します。この記事では無料で2GB使えてほぼ全てのプラットフォーム上で稼働するDropboxを使ったハウツーを紹介していきます。

Dropbox等を使ったデータ移行の仕方

まずDropboxの対応OSを紹介します。これらのOSの端末であれば、相互に情報を共有できるので電話帳移行も可能ということです。また、電話帳だけでなく音声ファイルなどのデータについても移行手順をご紹介していきます。

  • 対応OS

DropboxはWindows、Mac OS X、iOS、Linux、Android、BlackBerry、Kindle Fire。7つのOSからのアクセスに対応しています。オンラインストレージサービスは対応OSが多ければ多いほど自由度の幅は増していきます。

  • 移行の手順

 紹介中に登場する「パソコン」はDropboxのセットアップ済みとします。

■電話帳の移行

▽携帯電話からiPhoneに移行する場合

携帯電話は上記対応OSの対象外ですが、microSDカードでPCに一旦取り込み、Dropboxを経由させiPhoneに移行することが可能なのです。

  1. 携帯電話にmicroSDをセットし、電話帳メニューからmicroSDカードに保存を実行
  2. 携帯電話からmicroSDカードを取り外し、パソコンにセットする
    パソコンによってはmicroSDカードのセット口がありません。その場合には家電量販店などでUSB対応のmicroSDカード読み取り機を購入しましょう。
  3. パソコンのDropboxにカードから読み取った電話帳ファイルをアップロードする
    電話帳ファイルはiPhoneに直接メールしても大丈夫です。メールで直接送った場合には6番の手順に進んでください。
  4. 移行先のiPhoneにDropboxをセットアップする
  5. iPhoneからDropboxにアクセスし、電話帳ファイルを取得
  6. Dropboxまたは、メールで受け取った電話帳ファイルを開いて「連絡先を追加」する
     

▽スマホ(iPhone含む)からiPhoneに移行する場合

・iPhoneからiPhoneへの移行限定:iCloudを利用する方法

iPhoneにはAppleが提供するオンラインストレージ「iCloud」があります。移行元iPhoneでiCloudにバックアップを取り、移行先のiPhoneセットアップ時に「iCloudバックアップから復元」を選択しましょう。IDとパスワードは別途必要ですが、それだけで以前のiPhoneの電話帳が移行されます。

・iPhoneからiPhoneへの移行限定:iTunesを使う方法

  1. iTunesの「編集」→「設定」を開く
  2. 「デバイス」タブを選択し、「iPod、iPhone、およびiPadを自動的に同期しない」にチェックを付け、OKを押す。
  3. 移行元iPhoneをPCに接続し「ファイル」→「デバイス」→「バックアップ」を選択し、バックアップを実行。完了したらiPhoneを取り外してください。
  4. 移行先iPhoneをPCに接続し「ファイル」→「デバイス」→「バックアップの復元」を選択。復元を実行してください
    この際、移行先のiPhoneの設定などは消去されてしまうので注意してください。
     

・AndroidスマホからiPhoneへ移行する方法

  1. Googleアカウントを利用する方法
    1. Androidスマホにてgoogleアカウントに電話帳を同期させておく
    2. iPhoneの「設定」→「メール・連絡先・カレンダー」→「アカウント追加」→「Google」と選択
    3. 名前、メールアドレス、パスワードを入力
      手順1のgoogleアカウントと同一のものを指定してください。
    4. アプリ連携の「連絡先」をオンにして完了です
       
  2. 電話帳ファイルをエクスポートし移行する方法
    1. 電話帳アプリからメニューボタンを押し、エクスポートを選択
      端末によって多少メニューの差がありますので注意してください。
    2. 電話帳ファイルをDropboxにアップロード、もしくはiPhoneにメールする
      メールを使った場合は手順4に進んでください。
    3. iPhoneからDropboxにアクセスし、電話帳ファイルを取得
    4. Dropboxまたは、メールで受け取った電話帳ファイルを開いて「連絡先を追加」する
       

■データの移行

▽携帯電話からiPhoneへ移行する方法
すべてmicroSDカード経由になります。microSDカードに保存し、PCで一度読み取ってからDropbox経由、USBケーブル経由、Wi-Fi経由、メール経由でスマホに転送すると良いでしょう。

▽iPhoneからiPhoneへ移行する方法
電話帳の移行の「iPhoneからiPhoneへの移行限定:iTunesを使う方法」を参照してください。

▽AndroidからiPhoneへ移行する方法

・アプリ「JSバックアップ」使う方法
JSバックアップとDropboxを使えばAndroid→iPhoneの移行だけでなく、Android→AndroidやiPhone→Androidと多種多様な行き来が可能になります。

  1. Android、iPhone両方にJSバックアップをインストール
  2. Android側でJSバックアップを起動させバックアップを起動
    保存先で自分のDropboxを指定し、移行したいデータの種類を選択。復元用パスワード設定をしてスタートをタップ。バックアップ完了まで待ちましょう。
  3. iPhone側のJSバックアップを起動させ、復元をタップ
    保存先として指定したストレージとしてDropboxを選択。手順3で設定した復元用パスワードを入力しスタートをタップ
     

オンラインストレージのデメリット

  • 基本無料のワケ

たとえばDropboxですと基本無料で2GBまでの保存容量が提供されます。しかし、運営にはコストがつきものです。どこから費用を捻出しているのでしょうか?ということを考えるとビッグデータを収集している可能性が高いのです。これは保存したファイルを解析されている可能性や、アクセス時間から活動記録を保存されている可能性があります。

  • セキュリティの不安

いくら強固なセキュリティを備えているとはいえ、破られる可能性がゼロだとは言い切れないのがITの世界。リスクを織り込んだ上で利用しましょう。

  • サービスを提供する会社が倒産したら使えなくなる!?

その可能性はあります。したがって本当に重要なファイルはオンラインストレージだけで保存するのではなく、ローカルの環境でも保存しておくことが肝要です。最近のオンラインストレージのPCアプリには特定のフォルダにローカル保存されたものをオンラインストレージにコピーしていくタイプが多いですので、ある程度の安心感はあります。

オンラインストレージを使う上での注意点

  • 本当に重要なデータはなるべく保存しない

例を挙げると「各種ログイン用パスワード」「クレジットカード情報」「財務情報」あたりはオンラインストレージに保存すべきではありません。万が一、流出した際の被害が大きくなります。このように、ある程度のリスク管理をした上での利用が好ましいでしょう。

  • 他ユーザーとの共有機能は信頼できる人に限定する

オンラインストレージは基本、1人で使うのがセキュリティ上良いのですが、他の人との共有機能をオンにして使った方が利便性はグンと向上するものです。しかし、誰とでも共有してしまうと上記で解説したように「アップローダー」並の公共性を持った道具になってしまい、機密性が保てなくなります。他ユーザーとの共有は信頼できる人を限定して有効にしていきましょう。

  • スマホと格安SIMでのオンラインストレージ運用はWi-Fi主体に

モバイルデータ通信で常に同期をかけているとデータ通信量が膨大になる可能性があります。普段からWi-Fi接続時に同期をかけるように設定しておくと格安SIMの運用費も極力抑えることができます。外出先では指定したファイルのみ同期を行い、通信コストをカットしていくと良いでしょう。