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VoLTEは一歩先の通話環境のきっかけになり得るか?mineo(マイネオ)でのVoLTE運用について

VoLTEとは

●Voice over Long Term Evolutionの略

LTE(4G)回線で通話を行う技術のことです。VoLTEと書いて「ボルテ/ヴォルテ」と呼ばれています。世界的な規格ですので、3大キャリアによって呼び方が違うなどの煩わしさはありません。VoLTE対応かそうでないかで対応端末かどうかを見極めることができます。

●LTEで通話するって4Gエリアが普及した今では普通じゃないの?

実はLTEのカバー圏内でも、通話時には3G回線へ切り替えて通話をしていました。LTEには音声通話に必要な回線交換方式をサポートしていないためです。待受はLTE、実際の通話は3Gの電波で行うという形です。これをCSフォールバックと呼びます。LTEがサポートしているのはパケット交換モードだけで、これはデータ通信に利用されます。従来では通話に使えなかった回線を用いて通話する技術のことをVoLTEと呼んでいます。

●VoLTEはどこが優れているの?

LTEはネットワーク遅延時間が少なく、VoIP(Voice over IP)技術との親和性が高いとされてきました。VoLTEとは呼んでいますが、実のところはIP電話で使われているVoIPをLTE上で実現しているということです。

・従来の音声通話に使われてきた周波数帯域がより広くなり(約2倍)クリアな音声で通話可能

・高画質な映像と高音質な音声と合わせたビデオ通話が可能

・VoLTEでの通話中でもインターネットが可能

・発着信の反応速度がアップ、より迅速に通話に移ることができます

●ではIP電話とVoLTEとの違いは?

IP電話と技術的には同じようなことをしているのに、なぜVoLTEがもてはやされるのでしょうか。

・LTEにはQoS(Quality of Service)制御機構があり、遅延を制御できる
IP電話では遅延が発生しても対策は取れません。従って遅延が少ないときは良いのですが、ひどい時になると話始めてから相手に音声が伝わるまで0.5秒程度の時間がかかることがあります。また、回線が混み合っている状況では通話が途切れたりする欠点もあるのがIP電話です。
VoLTEではLTEのメリットをそのまま引き継げますので、最大の遅延は100ミリ秒(1/10秒)そして帯域保証の通話が可能です。
帯域保証ができるという点は従来の3G通話で行っていた「途切れにくい」「音声がクリア」のメリットの延長線上にあるということです。時間帯によって通話品質が左右されていたIP電話、一方VoLTEでは混み合う時間を気にせずに通話が可能になります。

・VoLTEは特に意識することなく利用が可能、特別なアプリも不要
ユーザーは特に意識することなく従来通り発着信を行うことで(VoLTEが使える状況では)VoLTEが使えますし、使用料金も「通話料」として請求されることになり、とても分かりやすい環境が整えられています。
IP電話はユーザーがIP電話サービス提供会社と個別に契約を結ばないと使えません。
契約が別ということは支払い先も別になりますので、管理面で手間がかかります。また、IP電話を使う際には専用のアプリから発信するなどの操作が必要です。

・VoLTE通話中はエリアメールも受信可能
従来の3Gでの通話時にはエリアメールが受信できませんでした。VoLTE通話中にはエリアメールが受け取れるのです。緊急地震速報や避難勧告などの重要なメールを見逃さなくて済むようになりますので、大きな変更点だと言えるでしょう。

・IP電話の利点 ー 機種/環境依存度が低い
VoLTEはVoLTE対応スマートフォンでないと利用ができません。また、通話相手もVoLTEが使えるスマートフォンであることも条件になります。さらに、通話者同士がLTEエリア圏内に居ることも必要条件となります。このようにVoLTEの条件は今では多少厳しめかと思われますが、3Gから4G回線への過渡期ということでいずれは解消されていくことが予想されます。
IP電話の利点はこういった特定の条件を必要としないことです。3Gエリアであろうが4Gエリアであろうが、またユーザーの端末も一部制限はありますが新旧ほとんどの端末でIP電話をすることができます。このように機種依存度や環境依存度が低いのがIP電話の特徴だと言えるでしょう。

・IP電話は端末備え付けの通話機能に置き換えることができない
上記「契約が別々」であることを解説した項でも言及していますが、IP電話は個別の通話アプリを通してのみの利用に限られています。スマートフォン備え付けの「通話」からではIP電話ができませんし、置き換えることもできません。VoLTEでは特に意識せずとも、VoLTEが利用可能なのです。

●VoLTEの疑問あれこれ

音質がクリア、発着信速度が素早い、動画付き通話もできる、と至れり尽くせりのような紹介をしてきましたが、どれもこれもLTEエリア圏内での話。では、通話中に3G電波のみのエリアに入ってしまった時はどうなるのでしょうか?また、新技術なので高くつくのでは?など料金的な問題。そして、相手のキャリアやMVNOによって使えないことがあるのでは?など自分と相手によってVoLTEはどうなってしまうのかを解説していきます。

●VoLTE通話中にLTEエリアから3Gエリアになってしまった場合には?

VoLTEというからにはLTE圏内でないと力が発揮できません。では3G電波のみのエリアに入ってしまった場合、VoLTEで行われていた通話はどうなってしまうのでしょうか。

・ハンドオーバで3G回線の通話に切り替わる
そのまま終話することはありません。短い時間ですが、切り替わりの時間を経て3G回線で通話をする状態に変更されます。VoLTE利用時にLTEエリアから3Gのみのエリアへの移動は、自動で3G通話に切り替わります。しかし、3G回線で通話をしている時にLTEエリアに入っても、自動でVoLTEに切り替えてくれませんのでご注意を。

・VoLTEの真価が発揮されるのは通話者同士が対応端末を利用&対応エリア内であることが条件
片側だけVoLTEが使える状況では、もう片側は3Gのままで通話が確立されます。完全にVoLTEのメリットを享受するためには、通話者同士LTEエリア内に居ることと、利用するスマートフォンがVoLTE対応機種であることが必須です。

・VoLTE同士の通話でも高品質通話対応にならないケースがある
VoLTE同士でも、異なるキャリア同士の通話では高品質通話対応にならず最大効率が発揮できません。

mineo(マイネオ)でVoLTEは使えるの?

docomoとau、ソフトバンクの3大キャリアではVoLTEの運用が始まっていますが、MVNOであるmineo(マイネオ)でのVoLTE対応はどうなっているのでしょう。

●mineo(マイネオ)のAプランはVoLTEに非対応

残念ながらau回線でSIMのサービスをしているAプランではVoLTEを利用することはできません(2015年9月1日現在)ただし、2015年11月より提供開始されるのでは?という話も出ています。DプランではVoLTEが使えます。

⇒2017年4月現在、Aプランでも端末によってはVoLTEに対応しています。詳しくはmineo公式サイトの動作確認端末一覧で確認してください。

●mineo(マイネオ)のAプランでVoLTE対応機種を使うのは絶対にNG

auではスマホの型番でVの文字が付いているものがVoLTE対応機種です。しかし、これらVoLTE対応機種を使ってしまうとVoLTEの音声通話に対応していないどころか、通信サービス自体が利用不可能なのです。よって、mineo(マイネオ)のAプランでau端末を有効利用しようとしている方は要注意!2015年10月6日現在、auのVoLTE対応機種でmineo(マイネオ)のSIM(Aプラン)を使うのはNGです。

⇒2017年4月現在、au端末でも機種によってはVoLTEに対応しています。詳しくはmineo公式サイトの動作確認端末一覧で確認してください。

●auの新機種はMVNO運用を封じられているのが現状

auの最新機種ではVoLTEに対応しているものが主です。これは実質的にMVNO運用そのものが封じられていることを意味しています。最新型のスマホだけでなく一部の最新タブレットについてもau版ですとmineo(マイネオ)での運用が不可能です。注意しましょう。

⇒2017年4月現在、au端末のVoLTEに対応しているものもmineoで動作確認がされています。詳しくはmineo公式サイトの動作確認端末一覧で確認してください。

●UQmobileのVoLTE対応状況は?

au回線が使えるMVNOは現状mineo(マイネオ)とUQ mobileの2社のみ。2015年10月6日現在、UQmobile動作確認リストを確認したところ、VoLTE対応のV型番の機種が1台も見当たりませんでした。

⇒2017年4月現在、au回線が使えるMVNOはmineo(マイネオ)、UQmobile、IIJmio、Fiimoの4社になりました。また、UQmobileの動作確認リストにもVoLTE対応の端末が確認できるようになっています。詳しくは公式サイトをご覧ください。

●VoLTEを使いたい方はmineo(マイネオ)のDプランを選択すること

打って変わって、docomo端末とmineo(マイネオ)のDプランの組み合わせではVoLTEに対応しています。

●IIJmioもVoLTE公式対応

公式サイトで利用可能のアナウンスがされていますのでVoLTE目的のユーザーには安心できます。しかし、みおふぉんのビデオコールが利用できないという制限があります。

●VoLTEが使える条件は、キャリアの通信網に相互接続しているMVNOのみ

同一の通信網内の接続でないとVoLTEが謳う全機能が利用できないのです。従って、MVNOでVoLTEが使えるというのはキャリアへの相互接続をしているということになります。キャリア-MVNO間は分かりやすいのですが、キャリア-キャリア間では相互接続をしていないためVoLTEの真の性能は発揮できていないのが現状です。

キャリアの囲い込みサービスの一環!?

現状では、VoLTEは同一キャリアでVoLTE対応機種間の通話においてのみ、効果が発揮する技術だと言えます。しかし、電話という一般的なデバイスにおいて相互接続すら認めないような状況には疑問を呈せざるを得ません。
話者からしてみれば、電話をかける相手の契約まで気を回せるわけがないのです。「VoLTEで通話品質が向上する」と謳っていてもそれは同キャリア内での話であって、未だ例外を認めていない限定的なサービスなのです。
キャリアがVoLTEサービスを開始して1年と数ヶ月が経ちますが、今後の展開においてキャリア間とMVNO間の現在のような高い敷居を取り払ってくれることを期待しましょう。