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楽天モバイルの通信速度を徹底検証! 他社との違いは?

どの格安SIMサービスを選んでも、それほど価格が変わらないという状況まで市場が成熟してきた格安SIM市場。そんな状況の中、格安SIM提供事業者は様々な角度で他社との差別化を進めようとしています。差別化の軸を握るのが、「通信品質」や「サービス」。通信「エリア」は回線をレンタルしている大手キャリア(ドコモ・ソフト版ンク・au)に依存するためまったく同じになる一方で、速度は格安SIM提供事業者毎に様々です。実は格安SIM提供事業者が公式HP上に記載している通信速度はほぼ横並び。楽天モバイルが記載している「下り最大150Mbps上り最大50Mbps」は理論値と呼ばれ、ほぼ業界標準的な数値です。しかし、測定してみると実際の通信速度は格安SIM提供事業者によって異なることが分かっています。大きな原因は格安SIM提供事業者と回線を貸す側のキャリアを結ぶ帯域の広さが事業者毎に異なるためです。帯域を広く確保すれば快適な通信速度が得られるものの提供するコストが割高になり、帯域を絞り込めばコストは安くなるものの通信速度が低下する恐れがあります。コストを適正な範囲に収めつつ、いかに快適な通信速度を提供するかというのが格安SIM提供事業者の腕の見せ所であり実力でもあるのです。

今回は格安SIMの「通信速度」に焦点を当てて、実際の通信速度「実効速度」を検証していきます。

格安SIMの実効速度を測定してみよう

先ほど触れたように、格安SIMの「実効速度」は提供事業者と回線を貸しているキャリアとの間を結ぶ回線帯域の幅に大きく影響されます。また、格安SIM提供事業者の設備能力をはじめ、利用場所や時間帯によっても大きく異なります。一般的に、自分の周囲に同じキャリアのスマホ・携帯電話を利用している人が少ないと通信速度が出やすく、利用者が多いと通信速度が出にくくなります。そのため、スマホ・携帯電話を利用する人が多い平日の12時から13時や帰宅時間にあたる17時から18時は通信速度が低下しがちです。

それでは、格安SIMの実際の通信速度は現在どうなっていて、今どれが最も速いのでしょうか。今回はNTTドコモの回線を使用している主要な格安SIMを比較し、その実力を計測していきます。

速度調査にあたって用意した格安SIMは同種の格安SIMの中でもメジャーな5社。「楽天モバイル」「IIJmio」「ぷららモバイル」「NifMo」「OCNモバイルONE」の5種類。また比較のために格安SIMではないキャリアの「NTTドコモ」「au」も計測しています。計測テストでは、場所や時間による通信速度の違いを見るために、平日昼間から人が多く集まる「渋谷」とビジネスマンの多い「大手町」の2箇所を選定。利用が多いと思われる「ピーク時」として12:30、利用が少ないと思われる「閑散時」として15:00を選び、それぞれの時間帯で測定しています。

通信利用の多い「ピーク時」に抜群の速度を見せた楽天モバイルin渋谷

渋谷で昼休み時間で通信回線の利用が多くなると思われる「ピーク時」の12:30に計測の数値ではダウンロード速度は「楽天モバイル」が18.2Mbpsで最速。実はこの数値、同条件で計測したNTTドコモの16.8Mbpsを上回る速度。これは設備機器の性能や周囲のユーザー数によって通信速度が速くなったものと見られます。格安SIMはこのように、時間と場所によっては回線をレンタルしているキャリアよりも速いなんてこともあります。

次にダウンロード速度が速かったのは「NifMo」で13.8Mbps。その他格安SIMは2Mbps以下の速度でwebサイト閲覧にもストレスを感じる速度でした。アップロード速度に関しては5社の格安SIM全てが7Mbps以上で、大手キャリアと同等の速度を記録しました。

渋谷でのテストでピーク時と閑散時ともに安定して速かったのは「楽天モバイル」と「NifMo」。「IIJmio」「ぷららモバイル」「OCNモバイルONE」は、ピーク時に速度の低下が見られ、閑散時には速度の改善が見られるという傾向となりました。

ピーク時に異次元の速さを見せつけた楽天モバイルin大手町

次にビジネスマンが行き交う東京大手町での計測結果。12:30という昼休み時間帯は大手町近辺ではスマホを利用している人が多いためか、格安SIMはどれも1Mbps以下と通信速度の低下が見られました。格安SIMだけでなく、NTTドコモですら1.59Mbps程度。その中で楽天モバイルだけは、最高で12Mbpsの速度を記録し、唯一ストレスのない通信を実現していました。閑散時は周囲のスマホ利用が減ったためか、どの格安SIMも一定の速度に改善。楽天モバイルはピーク時よりも失速する場面があったものの、webサイトの閲覧等ではストレスのない速度を記録していました。

場所や時間に関わらず安定した強さを見せた楽天モバイル

今回の測定結果を総合すると、場所や時間に関わらず安定した通信速度を実現していたのは「楽天モバイル」と「NifMo」。特に他の格安SIMが軒並み速度を落としていたピーク時に圧倒的な速度を記録したのは「楽天モバイル」でした。冒頭でも触れた通り、接続回線の帯域や設備、利用者数によって左右されるため、一概には言えませんが「通信品質」という面では楽天モバイルがリードしているようです。

通信速度はスマホの実力を十分に活用するために重要なもので、日常的に動画サイトの閲覧やファイルのダウンロードを行っているユーザーには特に影響します。また、データSIMでIP電話アプリを使用してデータ回線での音声通話を利用しているユーザーにとっては一定の通信速度が得られないと「音声の遅延」や「通話の切断」などが起きる可能性が高まってしまいます。格安SIMを検討する場合には、公式HP上の通信速度(理論値)のみでなく今回のような調査結果を参考にしてみてください。

このように広告や公式HP上に掲載している通信速度(理論値)と実測値が異なるという問題には総務省も注目していて、先日「実測速度の表記」を義務づけるという通達が出されました。具体的にどのような測定方法を採用するのか、測定条件はどうするのかなどの課題はありますが、早ければこの冬から適用されるようです。