b-mobileの通信速度について実際に計測!速度制限や対処法について

b-mobileの通信速度は速いの?

同じキャリアのネットワークを使っていたとしても、格安SIMを提供するMVNO(通信事業者)毎に通信速度が異なるのはよく知られた話でしょう。ただ安いからといって契約してしまうと、あとで通信速度が理由で後悔してしまうことがあります。

さてそれでは日本通信が提供するb-mobileの通信速度に関してですが、大手キャリア並とまでは言えませんが、他社格安SIMと同等と言えるようです。

 b-mobileの速度を実際に計測する

実際の利用環境で測定される通信速度のことを「実効速度」と言います。b-mobileの実効速度に関するレビューはTwitterなどのSNSやブログ、ニュースサイトなどで数多く報告されています。その多くが速い場合でも数Mbps程度、遅ければ1Mbps未満のものもあり、お世辞にも良い結果とは言えません。

その1つ、インターネット・メディア事業を運営する有名なITmediaが以下URLの記事で公開した2017年12月の計測(平日午後)では、ドコモ純正のmopera Uを使った際の下り通信速度が6Mbps超だったのに対し、b-mobile(「おかわりSIM」プラン利用)では約1Mbps。

https://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1712/20/news081.html

他社格安SIMと比較して格段に遅いということありませんが、1Mbpsの通信速度では、YouTubeなどの標準画質・低画質の動画程度は鑑賞できるものの、HD画質を超える動画の鑑賞等は難しいでしょう。また例えばニンテンドー3DS版「ドラゴンクエストX」をプレイする場合の推奨通信速度は3Mbpsなど、スマホ・携帯ゲーム機のオンラインゲームによっては1Mbpsの通信速度ではプレイが難しいものも多いです。通信速度を重視する限り、b-mobileを契約するのは注意した方がよさそうですね。

※ITmedia記事内で測定している「おかわりSIM」プランは、2019年8月20日(火)に新規申し込み受付を終了していますが、現在提供中の「990ジャストフィットSIM」「190PadSIM」と同等のベストエフォート型の通信です。

なおb-mobileは従量制のプランを用意しており、データ通信専用の「190PadSIM(データ専用SIM)」では、月額190円~(100MB込み)利用でき、使った分だけ支払う料金体系となっています。6GBまで利用する場合は月額1,450円で、ドコモ・ソフトバンク・auといった大手携帯キャリアのデータプラン(月間データ通信量7GBで月額5,980~7,480円)と比較すると約1/4、BIGLOBEモバイルの月額1,450円と同じでかなり低価格です。料金で選ぶなら、おすすめの格安SIMプランと言えます。

 b-mobileの通信速度が遅い場合の原因

b-mobileに関するさまざまなユーザーレビューを見ていると、さまざまな環境下で通信速度があまり速くないように見受けられていましたが、ソフトバンク回線を使用する場合はそこまで気にならないという声もあります。通信速度が芳しくないのはb-mobile側の通信設備側の問題もありますが、それ以外にも以下に挙げるような理由でより通信速度が遅くなる可能性があります。

  • 混み合う時間帯

たとえばお昼時(12時~13時頃)や夜間などは、多くの人がスマホでのインターネットを使うと想定される時間帯です。お昼時には休憩時間のサラリーマン達が一斉にスマホでインターネットを使いますし、夜間も仕事や学校から帰ってスマホでインターネット利用するユーザーが多いでしょう。これらの時間帯は、他より通信速度が遅いことが多いようです。この場合は、公衆無線LANを利用したり自宅で契約した固定回線のWi-Fiを使ったりすることで回避する対策はあります。

  • 混み合う場所が原因

イベント会場やラッシュ時間帯の駅ホーム等々、人口が密集するような場所では、同じ設備を多くのユーザーが同時に利用することになり結果的に通信速度が遅くなることがあります。この場合は基本的にはそこを離れてインターネットにつなげるのが最大の対策といえますが、その場所で公衆無線LANが提供されていればそちらにつないでみるのもよいかもしれません。

  • Wi-Fiの電波干渉(モバイルWi-Fiルーター利用)

これはモバイルWi-Fiルーターに、b-mobileのデータSIMを挿して利用している際に速度低下を引き起こす可能性のある原因です。ルーター側で利用しているWi-Fiの周波数帯が2.4GHzであると、周囲の電子機器や他ユーザーが使用中のルーターが発する電波によって干渉が起きて速度が遅くなる可能性があります。この場合は5GHzの周波数帯の通信方式(IEEE802.11n・IEEE802.11ac等)を利用することで速度向上が見込めます。

  • 速度制限

b-mobileで現在販売中のプラン「990ジャストフィットSIM(音声通話SIM)」「190PadSIM(データ専用SIM)」には速度制限があります。あらかじめ設定した基準データ通信量に達すると、低速に切り替わります。この速度制限についてくわしくは後述します。

 b-mobileには速度制限がある?

「990ジャストフィットSIM(音声通話SIM)」では上限値を「6GB」「10GB」「15GB」、「190PadSIM(データ専用SIM)」では3GB~15GBの間で設定することが可能です。上限値に達すると低速に切り替わりますが、自分で上限設定を上げることで速度制限を解除することができます。ただし、15GBを超過すると、速度制限は解除できず、翌料金月まで低速のままで利用することになります。月のデータ利用状況に応じて、設定を変えられるのは便利ですが、15GB以上の大容量を利用することがある方は注意が必要ですね。

また高速LTE通信を使ったモバイル通信サービスの中には、「直近3日で3GBのデータ通信」「直近3日で1GBのデータ通信量」を消費すると速度制限が行われるプランがあります。b-mobileオフィシャルサイトでは、「低速度制限時(15GB以上通信した)時において特にご利用の多いお客様(当日を含む直近 3 日間の通信量の合計が 300 万パケット(360MB 相当)以上)に対しては、通信の速度を制限する場合があります。」とあり、大容量でかつ直近で使い過ぎた場合、速度制限が適用されます。 ※具体的な通信速度については、利用時間や場所、コンテンツの種類によって異なるので、案内されていません。

 b-mobileにはターボ機能はあるの?

ターボ機能とは高速LTE通信と低速通信を使い分けて、低速通信時には契約したデータ通信量を消費せず節約できる機能のことを指します。ターボ機能をうまく活用すれば、高画質な動画を鑑賞する際や重いデータファイルをダウンロードする時など、本当に高速LTE通信が必要な際のためにデータ通信量を確保することが可能です。格安SIMでは、OCNモバイルONEや楽天モバイル、DMMモバイルなどがターボ機能を提供しています。

一方b-mobileには、ターボ機能に近いTurbo Chargeという機能がありましたが、現在の料金プランでは提供されていません。コンテンツによって通信量を節約しながら使うということはできないようです。しかし、データ従量制でありながら上限値を設定できるので、使いすぎることなく、節約しながら安心して利用できるというメリットもあります。

 b-mobileはデータチャージできるの?

b-mobileで提供されている現在のプラン「990ジャストフィットSIM(音声通話SIM)」「190PadSIM(データ専用SIM)」では、データ容量が最大15GBまでと決められており、データチャージをすることはできません。 ※15GBを超えても利用できますが、速度制限が適用されます。 ※2018年6月末までに販売していたSIMを利用されている方のみ、データチャージは提供されています。

 b-mobileの速度に関する注意点

「190PadSIM(データ専用SIM)」についてはコストパフォーマンスがよく、大手キャリアや他社格安SIMと比較してもお手頃価格と言えます。しかしながらユーザーのレビュー等を見る限り、b-mobileの通信速度は大手キャリアなどと比較しても残念ながら速いとはいえず、他社格安SIMと同等のレベルです。

高画質な動画を鑑賞したい、高い回線品質を必要とするFPS等のオンラインゲームを楽しみたいといった意図があると、ドコモ純正の回線等を使った方が快適のようです。b-mobileを契約する場合は、通信速度にあまり期待しない方がよいかもしれません。