フレッツ光はNTT西日本とNTT東日本がそれぞれ提供エリアを広げ、日本全国に提供エリアを広げていますが、現在提供エリアに入っていないところや、今後提供エリアになる予定のところなどまだ使えないエリアもあるようです。当記事ではエリアの確認方法について解説します。
フレッツ光のサービス提供エリアについて
NTTのフレッツ光は、西日本エリアはNTT西日本が、東日本エリアはNTT東日本がサービスを展開しており、光ファイバー回線の設備自体は同じものを使っていますが、サービス内容や料金体系が微妙に異なります。しかし、回線速度や品質に差はありませんので、たとえば既にフレッツ光を使っている人が、引っ越しなどによって利用エリアが変わったとしても、今までどおり快適に利用することが可能です。
では、NTT西日本とNTT東日本がフレッツ光のサービスを提供しているエリアはどこなのでしょうか?それぞれの提供エリアを都道府県で見て行きましょう。
NTT西日本の提供エリア
NTT西日本では、西日本一帯の市区町村を網羅的に提供エリアとしています。NTT西日本によるエリアの区分によると、北陸、東海、近畿・関西、中国、四国、九州、沖縄の7つの区分に分かれています。
これら7つのエリアに含まれる都道府県は以下をご覧ください。
北陸エリア:石川県、富山県、福井県の北陸3県
東海エリア:愛知県、静岡県、岐阜県の東海3県
近畿・関西エリア:大阪府、京都府、滋賀県、奈良県、兵庫県、三重県、和歌山県の近畿関西7府県
中国エリア:岡山県、島根県、鳥取県、広島県、山口県の中国5県
四国エリア:愛媛県、香川県、高知県、徳島県の四国4県
九州エリア:大分県、鹿児島県、熊本県、佐賀県、長崎県、福岡県、宮崎県の九州7県
沖縄エリア:沖縄県
合計30府県が提供エリアとなっています。
NTT東日本の提供エリア
NTT東日本では、東日本一帯の市区町村を網羅的に提供エリアとしています。NTT東日本によるエリアの区分によると、北海道エリア、東北エリア、甲信越エリア、関東エリアの4つの区分に分かれています。
NTT東日本の提供エリアの4つの区分は以下の通りです。
北海道エリア:北海道
東北エリア:青森県、宮城県、岩手県、山形県、秋田県、福島県の東北6県
甲信越エリア:新潟県、長野県、山梨県の甲信越3県
関東エリア:東京都、茨城県、神奈川県、栃木県、千葉県、群馬県、埼玉県の関東7都県
合計17都道県が提供エリアとなっています。
NTT西日本の提供エリアと合わせて、全ての都道府県が提供エリアとなっていることがお分かり頂けたのではないでしょうか。それだけフレッツ光が普及しているということの表れともいえるでしょう。
また、上記エリアであればフレッツ光回線を利用している
・ドコモ光
・ソフトバンク光
なども利用できるという事になります。
サービス提供エリアの確認方法
都道府県では全国的に提供エリアとなっていることは分かったけれど、仮に自分の住んでいる都道府県が提供エリアだったとしても、本当に自分の家が提供エリアになっているか分かりませんよね?
実は対応エリア内であってもフレッツ光を契約できない地域も存在します。ですので契約前に必ずNTT西日本、NTT東日本ともに、公式サイトで確認してください。それぞれどんな風にエリアを確認すればいいのか、その方法を紹介します。
NTT西日本の提供エリア確認方法
NTT西日本のサイト内には「サービス提供エリア確認」というページがあります。そのページでは、戸建てかマンションか、お住まいのタイプの選択する項目がありますので、どちらかを選択しましょう。
次に、3つの入力するフォームがあります。3つの入力フォームとは、郵便番号、府県検索、電話番号です。そのいずれかを入力すると、判定結果が現れます。
もしも提供エリアである場合は「ご指定の住所でフレッツ光をご利用頂けます」と表示され、たとえば「最短1週間で提供できます」というような工事納期まで現れます。
もしも提供エリアに入っていない場合は「ご指定の住所では現在フレッツ光をご利用いただくことができません。本エリアでは提供条件が整った場合にご提供いたしますのでご利用希望登録としてうけたまわります」という表示が出て、提供条件が整ったら利用できるように予約をすることができます。
NTT東日本の提供エリア確認方法
NTT東日本の提供エリアの確認方法は、郵便番号検索と、地図で都道府県を選んで確認する方法があります。
郵便番号検索の場合はほぼ一発検索で町名まで出てきます。あとは番地を選び、戸建てか集合住宅かを選ぶと提供エリアかどうかの判別が可能です。
もしも提供エリアである場合は「ご指定の住所はフレッツ光の提供エリアです」という表示が出てきますが、もしもフレッツ光の提供エリアではない場合は、「ご指定の住所には、現在『フレッツ光』を提供しておりません。提供エリア拡大に向け『ご利用意向登録』にご協力下さい」との表示が出てきます。
利用意向登録をすると、フレッツ光の提供が始まった時に、NTT東日本のオペレーターから電話が入る仕組みとなっていますので、希望する場合は利用意向登録をしておきましょう。
エリアが今後拡大する予定は?
2020年6月現在、フレッツ光のエリア拡大については、沖縄県で拡大の予定があるとNTT西日本のサイトに掲載されています。
それぞれのエリアのマップが表示されており、そのマップに「サービス提供中」「フレッツ光マイタウンネクスト提供中」「サービス提供予定」「サービス未提供」と色分けされており、利用希望者が一目で自分の住んでいるところがどういう状態なのかを確認することができます。
ただし、鹿児島県の西之表市、奄美市(芦良地区)、龍郷町、和泊町、知名町、与論町の市町村は、各自治体が整備した光ファイバーの設備をNTT西日本が借りている形でフレッツ光を提供しているので、提供エリア検索には出てこないので注意が必要です。
戸建てとマンションで提供エリアは違う?
フレッツ光は戸建てだからとかマンションだからという違いは特にないようです。実は戸建てやマンションというよりは、個別の住所ごとに利用可能か利用不可能かに分かれるというのが厳密な表現です。
というのも提供エリアであったとしても、電柱や住宅の位置によって光ファイバーの入線工事ができない場合もありますし、入線する時に他所の家の上を光ファイバーが通過する場合には、その家の許可が必要となります。許可が得られない場合や、その家の持ち主に連絡が付かない場合には入線することができません。
提供エリアであれば大半が問題なく入線することができるのですが、ごくまれに工事ができない環境があります。ただ、これは116に問い合わせても、実際に工事を依頼してみないと分かりません。申し込んでから当日の判断となります。
ちなみに、万一工事ができない場合はキャンセルとなりますが、特に費用はかかりませんので費用負担の心配はありません。
まとめ
フレッツ光の提供エリアは日本全国の都道府県を網羅しています。しかし、個別の市区町村の住所地では提供エリア外となっている場所もあります。
あなたのお住まいの地域が提供エリアかどうかは、NTTのサイトで検索することが可能ですので、とても簡単に確認することができますので、気になる場合は確認してみましょう。
万一提供エリアに入っていない場合も、利用希望登録をすることによって、提供後に連絡が来てフレッツ光を利用することができるようになります。提供エリア外の場合には登録しておくことをおすすめします。