auひかりの回線工事、その流れや費用は?所要時間や注意点も掲載

auひかりの回線工事の流れは?

光インターネットサービスは、その利用のために専用の光回線を自宅内に引き入れる必要があります。これに関しては、光インターネットの申し込みに際して、回線業者の方で業者が手配され、業者の手によって回線工事が行われます。そのため、基本的に申込者の方で業者を手配しなければならないということはありません。

なお、auひかりの場合は他社の光インターネットサービスとは異なる点があり、それは「フレッツ光から転用できない」というポイントです。フレッツ光から「ドコモ光」などの光インターネットサービスに乗り換える場合、回線の速度を変えなければ開通工事を必要とせず、今まで利用してきた光ケーブルをそのまま利用することができます。

しかし、auひかりの場合はフレッツ光のケーブルを利用せず、自社の回線を利用して光インターネットサービスを提供しています。そのため、今まで他社の光インターネットサービスを利用していたユーザーであっても、auひかりの利用にあたっては必ず回線工事を必要とすることになります。

●回線工事を実施するまでの一連の流れ

auひかりに申し込みをしてから、回線工事を実施するまでには以下の流れで進んでいくことが多いです。

  1. 工事可能日の確認・決定
     
  2. 宅内機器の発送
     
  3. 工事の実施・立ち会い
     
  4. 宅内機器と接続(利用者が自分で行う)
     

・工事日程の連絡について

工事の日程は、au側で勝手に決めて、それが実行されるということはありません。申し込み後、au側で申し込みの手続きが完了したら、申込者の連絡先に連絡が行われます。その際に、工事の日程を決めます。

工事の日程に関しては、それを実施する工事業者のスケジュールにも大きく依存することになります。サービス提供直後ほどの混雑は考えられませんが、最近でも「申し込みが殺到する時期」に申し込みをすると、工事業者の人手が足りず、希望通りの日時に工事を依頼することができない可能性があります。

・工事の所要時間はどれくらい?

次に、工事を実施するに当たっての「所要時間」についてです。これに関しては利用者のお住いの事情にもよりますが、早ければ30分程度で、かかる場合だと数時間ほど必要になる可能性があります。

おおまかな工事の内容としては「光ケーブルを自宅近くまで引き込む」「光ケーブルを自宅内に引き込む」という部分が、所要時間を決める部分となります。宅内での作業はどのご家庭でもそこまで違いを生じることはないと思いますが、そこまでに至る部分に関しては家庭ごとに事情が異なり、それによって工事内容にも変化が生じるものと考えられます。

auひかりの回線工事の費用はいくら?

auひかりは「初期費用」として、30,000円~37,500円の費用が発生します。これは、利用者がお住いの住居、つまりauひかりの初期工事を行う場所によって発生する費用が異なります。

お住いの住居が「戸建て」の場合であれば、必要な初期費用は37,500円となります。お住いの住居が「マンションタイプ」の物件であれば、30,000円となります。

●初期費用を無料にする方法は?

どちらのタイプの住居であっても、30,000円以上の初期費用がかかることには変わりません。なので、出来る限りこの負担を軽減したいと思うはずです。auひかりの初期費用は、条件を満たせば(実質的に)無料にすることができます。

まず、auひかりを申し込む人のお住いがマンションタイプの住居の場合です。つまり、初期費用が30,000円の人の場合ですが、この場合は無条件で初期費用を無料にすることができます。

auひかりの初期費用は、マンションタイプで24回、戸建てタイプで30回の分割払い(どちらも1回1,250円の支払い)になります。割引が適用されることにより、それぞれの分割回数に相当する24ヶ月・30ヶ月にわたり、毎月の月額料金を1,250円引きしてもらうことができます。つまり、実質的に初期費用を無料にすることができるのです。

問題は戸建てタイプの住居にお住まいの場合です。こちらの場合は初期費用の分割分を無料にするための条件として「ひかり電話サービス」に加入することが条件となります。ネット+電話のプランに加入することによって、初期費用相当分の値引きを受けることができます。

auひかりの回線工事で事前に準備することはある?

前述の通り、auひかりの初期工事はKDDIが手配した業者が工事を行います。そのため、利用者は工事の立ち会い以外は特に作業しなければならないということはありません。ただし、以下の内容については十分に考慮しておく必要があります。

●大家さんに許可をとっておく

まず、お住いの住居が賃貸住宅の場合、大家さんに「工事の許可」をとっておく必要があります。勝手に住居に傷をつけてしまえば、後のトラブルの原因になりかねません。

auひかりを含めて、光ケーブルを自宅内に引き入れる工事は、既存の何かしらの穴を利用することが多いです。例えば「電話線」を自宅内に引き入れるための穴で、これは基本的にどの住居でも最初から存在するものです。そこを利用することになるので、住居に新しく穴を開けることもなければ、何らかの傷を付けることもないでしょう。電話専用の穴が利用できない場合でも、例えば「エアコンのダクト」など、既存の穴を利用することができる場合もあります。

しかし、場合によってはそれらの穴を利用できず、新規に小さな穴を開けなければならないこともあります。そうなると、賃貸住宅の場合は問題になるのです。なので、事前に大家さんに工事の許可をとっておく必要があります。

その際に、「工事可能な範囲」もわかるかと思います。例えば「小さな穴なら開けても良い」という場合もあれば「住居に傷がつく工事は一切これを認めない」ということもあるかと思います。その範囲を知っておくことで、工事業者にこれを伝えて、問題にならない範囲で工事を済ませることができるのです。

これに関しては「おまかせアドバイザー」を利用するという方法があります。これは、auひかりの導入を考えている場合に、専門のスタッフにいろいろと確認をしながら手続きを行うことができるサービスです。ご自宅に訪問してもらうことで、住居と工事の相性の問題を伝えた上で、どういった内容で工事を行えるのかということを確認することができます。

●宅内機器の設置場所を決める

次に、宅内機器に関することです。これは、外部から引き入れた光ケーブルを接続し、自宅内で通信機器に接続するための機器なのですが、戸建てのお住いの場合にはこれの設置位置を決める必要があり、それに応じて工事内容も変化します。

宅内機器は、一度工事が完了して接続できる状態になると、ケーブルの範囲内でしかこれを動かすことができません。そのため、適当に場所を決めて、後で後悔しても遅いのです。その場合、新規に工事を行う必要があるので、さらに工事費用がかかることになります。加えて、この工事費用はキャンペーンの対象外となるので、ご自身で負担するしかありません。

実際に「パソコンを配置している位置」など、実用性を第一に考えて設置場所を決める必要があります。もちろん、設置したい場所によっては工事ができないこともあるので一概には言えませんが、少なくとも適当に決めることだけは避けておきましょう。

●宅内機器の周辺を掃除しておく

宅内機器の設置場所を決めたら、工事の実施日までにその周辺を掃除しておく必要もあります。室内の宅内機器の周辺だけでなく、室外の「工事をするであろう場所」についても、これをきちんと掃除しておく必要があります。

また、宅内でも作業を必要とするため、ある程度は玄関と宅内機器の設置予定場所までの道のりについても、同様に掃除しておく必要があります。これについてはいくつかの理由があります。

まずは「作業の邪魔にならないようにする」ということです。回線工事を行うにあたって、邪魔なものが多ければ作業が遅れてしまいます。少しでも工事に必要な時間を減らすためには、邪魔になりそうなものだけでもどけておきましょう。

もう一つは「盗難防止」です。これにも意味があって、実際に何かを盗られないようにするために、ということと、実際に工事業者の人に何かを盗られていなくても、何かなくなった時にトラブルになるのを防ぐためです。特に後者は大きな問題になりやすいです。どちらの問題にしても、余計な時間と手間をとられてしまうことになるため、邪魔なものは全て何処かに片付けておきましょう。



auひかりの回線工事で注意すること

最後に、auひかりの回線工事において注意すべきポイントについて解説します。

●解約したら残債は一括払い

まず、工事費用についてです。前述の通り、条件を満たせば工事費用は分割分相当を毎月割引してくれますので、実質的に無料で回線工事を利用することができます。しかし、問題なのは「解約した場合」です。

これには2種類あり、「引越し先でもauひかりを利用する場合」と「完全に解約する場合」があります。前者の場合、一旦残った工事費用を一括で支払い、それを引越し先でのauひかりの利用料に充当して還元するという方法です。この場合は負担が増えることはないので良いかと思います。

問題は完全に解約してしまう場合です。この場合、工事費用の残債がある場合、それを一括で支払う必要があります。これ自体は引っ越しでも同じなのですが、引越し後にも継続して利用する場合と比較して完全に解約する場合は何らかの方法で還元されることはありません。つまり、残った分は利用者が負担しなければならないということになります。

●工事日程が決まらないと利用開始できない

次に、工事の日程が決まらないと、いつまで経ってもauひかりを利用開始することはできません。工事をしないと、当然ながらインターネットを利用することはできません。問題なのは「日程が決まらない」ということです。

申し込み手続きが完了した後、KDDIの方から申込者の連絡先に工事に関する連絡が行われます。しかし、これに応じない限り、日程が決まることはありません。日程が決まらなければ、当然ながら工事も実施することはできません。

さらに、工事日程の決定前に、申込内容に何らかの問題があり、それの確認の為に連絡が行われることもあります。どちらにしても、KDDIからの連絡に応じないと、そこから先に進むことも出来ないのです。申し込み後は、出来る限り電話に出られるようにしておきましょう。