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この場合はNTTフレッツ光東西の対応に違いがあります。
■NTTフレッツ光東日本の場合
NTTフレッツ光東日本では、既設フレッツ光だけでなく新規でドコモ光へ開通されたユーザー向けにウイルスクリアへの提供を行っています。機能制限や料金もまったく変更ありません。ドコモ光だけでなく、すべての光コラボレーションユーザーに対しても同じです。
■NTTフレッツ光西日本の場合
残念ながら、NTT西日本ではドコモ光新規契約の方にたいしてはセキュリティ対策ツールの契約はできないことになっています。ドコモ光カスタマーに問い合わせをしたところ回答としては「フレッツ光西日本ユーザーの方は付随して契約をするプロバイダーでそれぞれセキュリティソフトを契約か家電量販店などでセキュリティソフトの各自ご購入をお願いしております。またドコモ光のプロバイダーであるドコモnetご利用の方はセキュリティソフトのマカフィーを1年間端末1台のみ無料で提供のサービスを行っております」とのことでした。ちなみにこの1台無料はWindows OSにてパソコン1台のみという限定です。
ウイルスクリアはNTT東日本唯一のセキュリティソフトですが意外にその内容については知られていないようです。
NTTフレッツ光東西ではウィルスバスターという商品名で有名なトレンドマイクロ社より技術提供を受けていますがNTTフレッツ光東西ではそのサービス内容や料金についてはかなり違いがあります。
最初にNTT東日本のウイルスクリアからその機能についてご案内します。
・コンピューターウィルス対策
WebやUSBからのウィルスブロックやトロイの木馬など有害なウィルスの感知・防御
・フィッシング対策
迷惑・詐欺メールやURLフィルターで個人情報を守ります
・有害サイト表示規制
アダルトサイトなど有害サイトを一括で表示させないようにする機能
・スパイウェア対策
定期的にスパイウェアを感知・駆除する機能
・個人情報漏洩対策
事前に登録した以外のサイトでクレジットカードや氏名、住所など入力送信を規制する機能
・不正アクセス対策
ファイアーウォール機能でPCを防御する機能
・迷惑・詐欺メール対策
受信したメールの内容から詐欺かどうかのチェックをする機能
これらの機能があり料金はパソコン3台までで、400円/月でパソコン1台追加ごとに150円加算されます。
またNTT東日本のウイルスクリアはパソコンのみでWindows VistaからWindows 10までをサポートしています。
基本機能はほとんどNTT東日本と同じ内容ですが、NTT西日本の場合はパソコンだけではなく、スマホ・タブレット端末のAndroidにも対応しているのが大きな違いです。
■Windows OSに対応しているサービス
(フレッツプレミアムはWindows OSのみ)
・コンピューターウィルス対策
・フィッシング対策
・有害サイト表示規制
・スパイウェア対策
・個人情報漏洩対策
・不正アクセス対策
・迷惑・詐欺メール対策
■Android OSに対応しているサービス
(フレッツ・光プレミアムは対象外)
・不明アプリ対策
悪意のあるアプリケーションのインストールを防止
・アプリ権源・チェック機能
インストールされたアプリが端末にどのような機能や情報にアクセスしたり、送信するかをチェック
・Web驚異対策・有害サイト規制
フィッシングやワンクリック詐欺の驚異から個人情報を保護、有害サイトへのアクセスを制限
・着信・SMSブロック
迷惑な電話やSMSをブロック。料金は、インストール1台分はフレッツ光の基本料金に含まれます。この1台分はスマホ・タブレットも含まれます。インストールする端末を追加したい場合はセキュリティ対策ツールライセンス・プラスというオプション契約となり、追加端末2台380円、3~4台追加は760円それ以降は1台190円となります。
また、NTT西日本では上記のセキュリティ対策ツールとは別にPR500やRT500というルーター利用の方へセキュリティ機能まるごとWebフィルターやセキュリティ機能見張り番というサービスもあります。
・セキュリティ機能まるごとwebフィルター
料金 190円/月、家中のインターネット接続を有害サイトから守るサービス
・セキュリティ機能見張り番
料金 190円/月、不正遠隔操作ブロック
NTTフレッツ光東西両方ともドコモ光へ転用してもそのまま利用可能です。NTTフレッツ光東西から光コラボレーションするとインターネット契約は移行先のドコモ 光となり契約も料金請求もドコモ光となります。
しかし、このセキュリティサービスはNTTフレッツ光東西どちらもNTTフレッツ光に契約が残り料金請求が発生します。ご参考までにご案内しますと、NTTフレッツ光東日本は光コラボレーション全ての事業者でのウイルスクリアのサービスを提供しています。追加分についてもNTTフレッツ光東日本の時と違いはありません。
しかし、NTT西日本では光コラボレーション提供事業者によっては継続利用できない事業者もあります。詳細は以下URLにてご確認ください。
NTTフレッツ光西日本
http://flets-w.com/collabo/list/index.php
NTTフレッツ光東西とも料金の変更は有りません。NTT西日本のセキュリティ対策ツールのオプションであるセキュリティ対策ツールライセンス・プラスもドコモ 光で同じ金額で利用可能です。先にご案内したとおり、NTTフレッツ光東西の契約として残り請求もNTTフレッツ光東西からドコモと別口で請求が来ることになります。
サービス提供内容や料金、光コラボレーションに対するスタンスに大きな違いがある各種セキュリティサービスですが利用する時のご注意点を2つご案内します。
■ファイル自動更新
ウイルスクリアやセキュリティ対策ツールどちらも契約しているモデムやルーターに利用端末がアクセスすることが必要です。ノートパソコンなど学校や会社などでの利用がほとんどで自宅のインターネットに余りアクセスする機会がないと重要なセキュリティファイルが更新されず端末が無防備な状態になります。
■インストール時や端末追加時のご注意点
NTTフレッツ光東西のウイルスクリアやセキュリティ対策ツールは端末一台にそれぞれ固有のシリアルナンバーを付与されて料金の管理がなされています。うっかり新規でインストールする時など何度もやり直してしまうとシリアルナンバーが追加されてしまうことがあるとのこです。追加分は料金も発生するのでこの点にご注意が必要です。少しでも不安を感じたらそれぞれのセキュリティサポートへご確認ください、以下にお問合わせ先をご案内します。
・NTTフレッツ光東日本
0120-116-116
(年末年始除く年中無休9:00~18:00)
NTTフレッツ光では上記総合受付に連絡をするかウイルスクリアの開通案内にある電話番号に連絡をすることになります。ウイルスクリア契約者以外にサポートの番号はお伝えできないという決まりだそうです。
・NTTフレッツ光西日本
0120-248-303
(年末年始除く年中無休9:00~18:00)
インターネット利用するなら必ずなんらかのセキュリティソフトは必要です。今回はドコモ光でのウイルスクリアやセキュリティ対策ツールについてのご案内でしたが、NTTフレッツ光東西でかなり対応の差があるのはちょっと意外でした。皆様のご参考になれば幸いです。