今こそADSLが狙い目?コスパ抜群・最安でインターネットを使用するためのおすすめADSLについて解説

政府・総務省も「2025年をめどにアナログ固定電話網をIP通信網に移行する方針」を発表、NTTによる電話回線の切替工事は2024年には行なわれるのでADSLはそこですべて終了となるんです。

といってもまだ7~8年はADSLが使える訳ですから、安心してください。

それよりもこのADSL、時代が光へと移行するなかじつは今「安くて速い回線」と、あらためて見直されているんです。

さらにNTTから各戸への回線使用料が改訂されることにともない、実質現在のほとんどのADSL回線を仕切るソフトバンクから各事業者への提供金額も見直しされ、ますます料金設定もリーズナブルになっているんです。 今回はそんな点も踏まえて、まだまだ使えるおすすめADSLをピックアップしてみました。

ADSLとは?

ADSLとは電話回線を利用したインターネット接続サービスです。

一般家庭向けに常時接続でのADSL提供を開始したのは、NTTやソフトバンクといった大手通信事業者によるものでした。

ADSLはほとんどの一般家庭に普及している昔ながらのアナログ電話回線にモデムを接続するだけの手軽さや、それまでのダイヤルアップやISDN方式と比べて格段に回線速度が向上したことから、インターネットへのアクセス手段としてイッキに浸透していったわけです。

NTTの「フレッツADSL」、ソフトバンクの「Yahoo!BB」といえば、皆さんもうご存知ですよね。

比較的料金が安くて回線速度も速い為「インターネットといえばフレッツ(常時接続)ADSL」ということが常識となり、インターネットはブロードバンド時代に突入していったわけです。

光回線の登場でADSLの立場が微妙に

そんなADSLも、光ファイバーでの伝送方式「光回線」の登場によって、その地位を脅かされはじめます。

NTTが「フレッツ光」の提供を始めた頃は、まだまだ料金も高くて世の中のニーズもそれほどではなかったんです。

天気予報や宿泊先の下見、楽曲のダウンロードやホームページの公開などは、まだまだADSLで充分だったわけですね。

ところがスマホの普及や動画サイトの拡散で「より速い回線」へのニーズが強まり、徐々に光回線への転換が広まってきます。

ADSL特有の「回線品質の不安定感」や「回線速度への不満」もこれに輪をかけていたんです。

光コラボの登場でADSLはさらに窮地に

さらにADSLにとっては悪いことに、NTT独占状態によるフレッツ光の拡充が頭打ちになったことに、光回線によるブロードバンド社会への将来性に政府やソフトバンクが危機感を覚え、幾度にもわたる話し合いの末ついには2015年2月、NTTのフレッツ光回線を一般の回線事業者に卸売りする「光回線の開放」が実現されました。

これが現在の光回線選びの主軸ともなっている「光コラボ」なんですね。

この光コラボのスタートで、今までフレッツ光とタイアップしてきた多くのプロバイダも参戦、独自の割引キャンペーンやキャッシュバックで「インターネットは光回線」との流れを定着させます。

ここで長年親しまれてきたADSLも、ブロードウェイならぬブロードバンド主役の座を完全に失います。今ではその加入者もピーク時の半分以下、全国で約3,000万世帯程度になっていしまいました。

先ほど紹介した各社ADSLサービス終了・撤退の余波はまだまだ広がっており、今やADSLは「風前の灯」状態に陥ってしまっているんです。

2017年度末時点でのADSL提供に関する回線事業者の動向を見てみましょう。

  • 東西NTT→2016年6月30日で「フレッツ・ADSL」の新規申し込み受け付けを終了
  • KDDI→2013年6月17日でADSL受付終了、2015年9月30日でサービス提供を終了
  • OCN→2017年3月31日で「OCN ADSLセット」全プランサービス提供終了。
  • Y!mobile→2016年5月20日で新規受け付けを終了。
  • ソフトバンク(Yahoo!BB)→現在も新規受け付け中!

なんとKDDI系は早々とADSLを終了、NTT系も現在利用中のみで新規受け付けは終了。

ADSLブームの火付け役ともなったYahoo!BBは新規受け付けを含みまだまだ現役、どころか料金見直しでますます利用し易くと、常にブロードバンドの先駆けを行くソフトバンクの意外ともいえる「古き良きものを活かす」姿勢は脱帽モノです。

というのも現在サービス提供中のADSLの大半が、NTTからごっそり買い占めたソフトバンクの回線をレンタルして利用しているから。

つまりソフトバンク自体は手持ちの余り返った回線を有効に活用しているだけなんですね。

光回線とADSLの違い

ここで現在主流となった光回線とADSLの違いをザックリ紹介しておきましょう。

 ADSL光回線
利用する回線アナログ電話回線光ファイバー
(マンションなどは一部電話回線)
月額料金
(プロバイダ込み)
1,200円~3,000円4,000円~6,000円
最大回線速度
(速度プラン)
下り50Mbps
(8M、12M、24M、50M)
下り1Gbps※NURO光のみ2Gbps
(100M、1G、2G)
回線品質(安定度)基地局から概ね2~3km以内なら安定混雑していなければ安定
回線の弱点
(不安定要素)
・局舎より遠いと不安定
・並走する電力線等の影響を受けやすい
・当たりハズレがある
・混雑すると不安定
・プロバイダで回線品質が変わる
回線工事・新規でも電話回線があれば不要
・専用(アナログ)回線も可能
・新規の場合は引込工事が必要
・転用の場合は不要
乗り換え時の工事同じ電話回線を利用して可能・フレッツや光コラボ間なら原則回線工事不要。
・他の独自回線への乗り換えは引き込み工事が必要
乗り換えの自由度現在は取扱業者が限られるかなり多い
光コラボだけでも2017年9月時点で800社以上
申し込みから開通までの期間約2週間2週間~3カ月
実用面
ネットと電話同時利用可能可能
Wi-Fi利用可能可能
動画再生一応可能可能
複数端末同時利用一応可能可能
オンラインゲーム微妙可能
各種ダウンロード一応可能速い

 

いかがですか? インターネット回線を選ぶ上でのポイントは「月額料金の安さ」「回線品質の速さと安定度」「工事の有無(開通までの日数)」になりますが、光回線とADSLは一長一短、じつはどちらも優劣つけ難い状況です。

ただ実用面で光回線がとくに有利な点が「動画再生」です。

今や小遣い稼ぎどころか生計を立てる糧にまでなっている人もいるYouTubeをスイスイ見るには、光回線の方がやはり有利になります。

ただADSLでも基地局から近いなど環境が良ければベストエフォート(理想的な回線速度)が得られるので、動画も問題なく見られるというわけです。

またADSLを利用していて回線状態が思わしくなければ、出来る限りの回線品質改善もしてもらえるので、遠慮なく窓口に申し出ましょう。

これが意外と? 懇切丁寧に最後まで対応してもらえるんですよ。

2018年度でも利用可能なおすすめADSLプロバイダ

さていよいよ今回のテーマ「今こそADSLが狙い目!」というわけで、何かと話題にされる光回線をさておいて、ある意味今こそ旬なADSLを存分に利用しちゃいましょう。

では早速、光全盛のブロードバンドにおいて今やプレミアムの領域ともいえる、希少ADSLサービスの提供プロバイダを紹介します。ADSLはその特性としてプロバイダによる回線品質の違いはほとんどないと言われています。また光回線のように回線自体に余裕が無い為、さまざまなアクセサリー的付加サービスをつける余裕やメリットもありません。ということは「ADSLを選ぶポイントは月額料金のみ」なんですね。

またADSLは電話回線を利用する為、固定電話がある場合はその電話回線を、固定電話がない場合は専用回線を引くため料金が違ってきます。

専用回線を引く場合は別途工事費、新規申し込みでは初期費用も別途必要になるので、申し込み時には要チェックです。

まずは「公式サイトでの月額基本料金+標準的な12M・50Mでのプラン」を見てみましょう。

キャンペーンやセット割引、また価格.COMや販売代理店での独自割引など各社のオリジナル特典は一切含まれていません。

★2018年度保存版/ADSLサービス提供業者リスト (2017年12月時点の公式サイトでの基本料金)

ADSL回線事業者
(プロバイダー)
月額料金備考
固定電話あり固定電話なし
12M50M12M50M
Yahoo!BB(ヤフーBB)3,5283,9285,1205,520 
Nexyz.BB(ネクシーズBB)3,5283,9285,1205,520 
GMOとくとくBB
※イー・アクセス
1,8772,350
※39M
3,1293,602
※39M
 
So-net(ソネット)1,9782,6683,5094,199 
BIGLOBE(ビッグローブ)2,0002,9803,3384,318 
@Nifty(アットニフティ)2,0003,0003,2464,246 
Tigers-net.com2,8203,3603,160
※1年割のみ
4,066
※40M
 
楽天ブロードバンド1,905円2,953円3,151円4,199円 
AOL(エーオーエル)1,993円2,665円3,241円3,912円 
Plala(ぷらら)4,363円4,525円
※47M
6,631円6,901円 
ASAHI-NET(アサヒネット)1,880円3,411円2,485円4,016円 
TikiTiki1,860円2,800円3,369円4,309円 
ホワイトBB 1,886円 3,505円 
ODN2,788円
※5M
3,818円4,014円
※5M
5,045円 
DTI1,901円 3,154円  

 

※NTT東日本エリア標準、西日本はプロバイダによって数円~数十円の開きがあります。

とりあえずこの位にしておきましょう。というのも、NTTフレッツADSLの新規受け付け終了に伴い、ADSLサービスを終了しているにもかかわらず、公式サイトに受付終了のお知らせや注意事項を表示していないプロバイダが含まれる可能性があるからなんです。

大別すると、ソフトバンクのADSL回線を利用している業者は現在もなお受付中、NTTフレッツADSL回線を利用している業者は受付終了というわけですね。それにしてもずい分料金に開きがありますよね。

じつはこの料金、表向き明記しなければならないので仕方なくしているだけ、実用的ではありません。

要するにこの業者リストの料金部分は、

「ADSLサービスをやっているかどうかの目安であって表示料金は参考にならない」と、

何とも調べる側にとっては「労多くして…」といったものなんです。

実際には割引キャンペーンが氾濫していて、し烈なADSL獲得合戦が行なわれているんです。

ということで、なかでももっとも旬でオススメ、勢いのいいADSLプロバイダをあげておきましょう。

今注目すべきベストな格安・最安ADSLプロバイダ

第1位 Yahoo!BB

1位はADSLの王道かつ鉄板ともいえるヤフーBBです。

ADSLをずっとけん引してきたヤフーBBですが、今なおADSL業界を盛り上げているのはなんとも素晴らしいのひと言に尽きるでしょう。

先ほどのプロバイダリストでは全くあてにならなかった基本料金が、やはりここでハッキリと実証されるわけですが、それが「Yahoo!BB バリュープラン」です。

業界最安値をうたっているこのバリュープランは、初月無料&月額料金1,265円からと、フレッツ光回線でいう所のプロバイダ単体料金とほぼ同額でネットが使い放題というプランです。

この最安値料金1,265円の内訳/条件としては、

・最大速度12M回線で固定電話回線あり

・公式サイトからの申し込みで5年間値引き適用

・プレミアムプラン加入

などと前提条件はあるものの、月額料金の安さから見れば5年間のトータル的にはやはりオトク。

但し50Mタイプには特典がつかず、プレミアム加入なしでも月額2,564円になってしまうので、速度重視の人には12Mに近いベストエフォートが出るかどうかが勝負といった所です。

またYahoo!BB ADSLはソフトバンクの「おうち割光セット」も適用されるんですよ。

第2位 GMOとくとくBB

2位はGMOインターネット株式会社が提供する「GMOとくとくBB」です。

12Mタイプで固定電話有りの場合の月額料金は1,877円と、1位のYahoo!BBよりは少々高いように見えますが、「初期費用無料&最大4ケ月無料&その後も同料金」なんです。

Yahoo!BBの場合は12Mの速度は同じで5年間の限定値引きですが、GMOとくとくBBは期限なし。つまりずっと月額1,877円で利用できるという訳なんです。

ただYahoo!BBはこのGMOとくとくBB を意識してか5年を超えても同速度12Mプラン&プレミアム加入なしのスタンダードで月額1,801円。

結局どうやってもYahoo!BBには及ばないです。

GMOとくとくBBもNTTがフレッツADSLの受付を終了してからはソフトバンクのADSL回線ですから、さすがに元締めより安くは出来ないのでしょう。

ADSLまとめ

現在の所Yahoo!BBやGMOとくとくBB の2社に匹敵するADSLはありません。

ただ先に紹介したADSL業者の中には、初期無料割引や期間限定キャンペーン、また入会時特典を設けたものも見受けられるので、あながち捨てたものではないかもしれません。

恐らくはあと5~6年でADSLサービスは終了。

いわば期間限定だけに、その間だけでもADSLでオトクにインターネット、ADSLはアリかもしれませんよ♪

→ADSLよりも光回線の方が気になる方はコチラ