ぷらら光はフレッツ光よりもお得な料金で、フレッツ光と同じ性能の超高速インターネットを利用できることをご存知でしょうか?
フレッツ光の設備を使って独自のサービスを展開する光コラボレーションの1つとして、ぷらら光は注目されています。そんなぷらら光のメリットとデメリット、注意点や切り替え手順などを詳しく解説します。
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フレッツ光とぷらら光の違い
ぷらら光は、NTTぷららが行っている光回線サービスで、フレッツ光の設備を利用しているため、速度性能はフレッツ光と同等です。NTTぷららの名の通り、NTTグループの会社です。
インターネットを利用する場合には、NTTのような回線業者と、インターネットに接続してくれるプロバイダという事業者と、2つの契約が必要です。
フレッツ光を利用した場合にNTTが推奨しているプロバイダの1つに、ぷららも含まれており、プロバイダとしてご存知の人も多いかも知れませんが、そんなぷららが光回線サービスを、プロバイダ料金込みの分かりやすい価格で、フレッツ光よりも安く提供しているので、しっかりと比較しておきましょう。
転用とは
ぷらら光は新規申し込みをすることができますが、もしもあなたが現在NTTのフレッツ光を利用している場合は、新規申し込みをする必要はありません。
この場合は、「転用」することで、フレッツ光からぷらら光に手軽に乗り換えが可能となります。
転用とは、フレッツ光ユーザーのお客様IDや、固定電話の電話番号は変えずに、光コラボレーション事業者のサービスに切り替えることを指します。
NTTと光コラボレーション事業者の両方に手続きをすることで、スムーズに乗り換えることができます。
フレッツ光からぷらら光に転用するメリット
フレッツ光からぷらら光に乗り換える1番のメリットは、月額料金が安くなるという所です。たとえばNTT東日本の戸建てで、プロバイダをぷららにしている場合、割引などを適用しても月額料金は6,600円です。(プロバイダパック「フレッツ 光ネクスト ファミリー・ギガラインタイプ」申し込みの場合)
しかし、ぷらら光はプロバイダ料金込みで5,280円となっており、月額990円もお得です。フレッツ光で最も安いhi-hoをプロバイダパックにしていたとしても月額料金は6,039円ですので、ぷらら光の料金メリットに軍配が上がります。
また、支払窓口や契約窓口もNTTぷらら1つで済みます。ひょっとするとフレッツ光に加入されている今でも、回収代行としてNTTがプロバイダ料金も回収してくれていたかも知れませんが、内訳はフレッツ光の料金+プロバイダ料金でした。
しかし、ぷらら光に変えると、契約内容も窓口もNTTぷらら1つなので、万一の問合せ先も1つに集約されていて分かりやすいのです。
ぷらら光以外の選択肢もある
ぷらら光は、NTTフレッツ光の設備を使って独自のサービスを展開する光コラボレーションの一つです。
光コラボレーションの回線はぷらら光以外にも選択肢があります。フレッツ光から手軽に乗り換えたい人は検討してみてはいかがでしょうか。
なかには、ドコモやソフトバンク、auのスマホとセット割がある光回線もあります。スマホとの組み合わせ次第で月々の通信費を節約することができますよ。
くわしくは別の記事で解説しているので参考にしてくださいね。
フレッツ光とぷらら光の月額料金を比較
では、最大のメリットである月額料金をもう少し詳しく紹介します。フレッツ光も、ぷらら光も、「戸建て」での利用と「マンション」での利用で月額料金が異なります。
フレッツ光の場合は、マンションでの契約状況と見込みによって、NTTがマンションごとに決定しているプランが3つありますが、ぷらら光はマンションタイプという1つの料金体系です。
それぞれを見比べてみましょう。
【フレッツ光(プロバイダがぷららの場合)】
- 戸建ての場合(ファミリー・ギガラインタイプ):5,700円
- マンションミニの場合(マンション・ギガラインタイプ):4,550円
- マンションプラン1の場合(マンション・ギガラインタイプ):4,150円
- マンションプラン2場合(マンション・ギガラインタイプ):3,750円
※いずれも「プロバイダパック」利用、にねん割適用の場合
【ぷらら光】
- 戸建ての場合:4,800円
- マンションの場合:3,600円
このように、ぷらら光は、フレッツ光のどのプランよりも料金メリットがあります。
ひかりTVをセットにするとセット割が適用される
さらなるメリットとして、セット割というものがあります。これは、ぷらら光にひかりTVを付けた場合に適用される割引です。
ひかりTVとは、80チャンネル以上の専門チャンネルと、約111,000本のビデオオンデマンドなどが楽しめるサービスで、いろいろなジャンルのテレビやビデオを視聴することができます。たとえば映画やアニメ、スポーツなどを楽しめる「テレビおすすめプラン」の場合、通常の月額料金は2,500円なのですが、ぷらら光のセット割を適用すると月額900円で視聴可能となります。
毎月1,600円もお得なセット割は、テレビをよく見る人には大きなメリットといるでしょう。
初期費用はかかるの?
フレッツ光からぷらら光に転用する初期費用はかかりません。フレッツ光の利用を開始する時には初期工事費用が必要ですが、同じ設備をそのまま使いますので、転用の場合は工事費用が不要です。そして、ぷらら光の場合は手数料も0円ですので、費用負担なく乗り換えることが可能です。
ただ、フレッツ光でぷらら以外のプロバイダを利用している場合は、最低利用期間が設定されているため、その期間以内の解約の場合は解約金が発生します。解約金が発生するプロバイダは以下の通りです。
《最低利用期間と解約金があるプロバイダ》
- OCN:最低利用期間24ヵ月:解約金0円~5,000円
- @nifry:最低利用期間24ヵ月:解約金0円~3,300円
- BIGLOBE:最低利用期間24ヵ月:5,000円※2022年7月1日以降に申し込んだ場合は無料
- ASAHIネット:最低利用期間12ヵ月:解約金2,000円
- WAKWAK:最低利用期間23ヵ月:解約金550円
- So-net:最低利用期間24ヵ月:解約金0円~3,000円
- hi-ho:最低利用期間24ヵ月:解約金11,000円
- DTI:最低利用期間25ヵ月:解約金3,000円~10,000円
※契約しているプランによって最低利用期間や解約金の金額が変わりますので、詳細は各プロバイダにお問い合わせください。
NTTへの違約金はかからないの?
NTTのフレッツ光は、割引料金が適用されていると、一定期間内での解約の場合は違約金が発生します。
しかし、転用の場合はNTTに対しての違約金はかかりません。なぜなら、転用の場合は解約にはならないからです。
契約先は変わりますが、引き続きNTTの光ファイバー回線は利用することとなりますので、解約とはなりません。
そのため、解約金などの心配をせずにぷらら光に乗り換えることが可能です。
フレッツ光からぷらら光に転用するデメリットや注意点
ここまで紹介していると、デメリットはほとんどなく、何だか良いことずくめな気がしますが、果たしてデメリットはないのでしょうか?
考えられるデメリットとしては、「ひかりTVのセット割を適用した場合に発生する途中解約の違約金」があります。
≪ひかりTVのセット割を適用した場合に発生する途中解約の違約金≫
ひかりTVのセット割を適用すると、「ひかりTVセット割」と「ひかりTV2ねん割」が適用され、合計で毎月1,600円の割引となります。
このうち、「ひかりTV2ねん割」は、24ヶ月間の利用を条件に割引となっているため、それまでに解約した場合9,000円(不課税)の解約金が必要となります。
デメリットを考慮して、特に問題がなければ、ぷらら光に転用しても良いかと思います。
フレッツ光からぷらら光に転用する方法
転用の方法はとてもシンプルです。まずはNTTに転用の申し込みをします。すると転用承諾番号が発行されます。転用承諾番号が発行されたら、ぷららに申し込みしてください。
転用承諾番号の有効期限は15日間ですが、ぷららに申し込む際は転用承諾番号の有効期限の残日数が7日以上ある状態で申し込む必要がありますので注意してください。(日数に満たない場合は、再取得となります。)
まとめ
ぷらら光はフレッツ光と同等の性能がありながら、フレッツ光よりもお得な月額料金でのインターネット利用を実現してくれます。
テレビをよく見る人には、ひかりTVをセットすると、さらにお得な割引を受けることができるのでオススメです。
ただ、現プロバイダの解約金や、ひかりTVをセット割にした場合の最低利用期間には注意が必要です。
それらのデメリットを考慮したとしても、メリットが多いので、フレッツ光ユーザーにとって転用のメリットは大きいでしょう。