フレッツ光でインターネットを利用しようと思ったら、NTT西日本との契約だけでは利用できません。インターネットサービスプロバイダ(以下プロバイダ)との契約も必要です。
このプロバイダとは一体どういう存在で、どういう会社があって、どういう特徴があるのでしょうか?
プロバイダとは何かというお話から、プロバイダの選び方まで、プロバイダについて丸ごとまとめます。
目次
あなたはプロバイダという言葉を聞いたことがあるでしょうか?プロバイダとは、インターネットに接続してくれる事業者のことです。
有名な会社ではOCNやBiglobeなどがあり、名前くらいは聞いたことがあるのではないでしょうか?
現在のインターネットは光ファイバーが普及しており、フレッツ光のような光回線サービスに申し込むとインターネットが使えると思っておられる人が多いのですが、それだけでは使えません。同時にプロバイダにも申し込みが必要なのです。
電車で例えると、線路が光ファイバーで、フレッツ光というサービスは電車そのもの。プロバイダは改札口というイメージです。
つまり、プロバイダとは、インターネットの窓口的な存在なのです。
プロバイダは全国に多数の会社が存在します。その数は何社くらいあると思いますか?
たとえば価格.comに掲載されている大手で30社ちょっと、ウィキペディアで調べると60社前後が掲載されていますが、実はこれらはほんの一部です。
一般社団法人インターネットプロバイダ協会によると、数千社存在するという記載があり、インターネット白書によると2000年時点で既に4,000社を超えています。
これらの中からあなたに合ったプロバイダを選べといわれても大変ですよね?そこで、NTT西日本は推奨プロバイダを、フレッツ光とパックで申し込むことができるようにしてくれています。
パックで申し込みが可能なプロバイダは以下の10社です。覚える必要はありませんので、まずはサラっとご覧ください。
《NTT西日本推奨プロバイダ》
AsahiNet(アサヒネット)
BB.excite(ビービーエキサイト)
Biglobe(ビッグローブ)
WAKWAK(ワクワク)
OCN(オーシーエヌ)
Plala(プララ)
So-net(ソネット)
DTI(ディーティーアイ)
@nifty(ニフティー)
hi-ho(ハイホー)
この中で月額料金が安いのはBB.exciteとAsahiNetです。詳細は後ほど一覧で紹介しますが、たとえばフレッツ光を戸建てで使う場合のプロバイダ料金はBB.exciteが500円、AsahiNetが780円です。
ほかのプロバイダのOCNが1,100円、hi-hoが1,200円なので、プロバイダによって月額料金に随分差があることがお分かりいただけるかと思います。
プロバイダごとに速度性能も異なります。厳密にいうと、速度性能は同じフレッツ光のサービスを利用していると変化はないのですが、プロバイダが影響するのは回線の安定性です。
プロバイダはバックボーン規模というものを持っています。要するにプロバイダとしての設備のキャパシティのことです。利用者が増えて一斉にインターネットを利用されると、回線が不安定になりがちですが、このキャパシティが大きいと安定して速度性能を維持することができます。
ただ、プロバイダのキャパシティに限界があると、回線速度は落ちてしまいます。そのため、速度を求める人は、比較的キャパシティが大きなNTT系列のプロバイダを選んでおくと無難でしょう。具体的にはOCNやPlalaなどが挙げられます。
さて、NTTが推奨しているプロバイダーは10社ありますが、戸建てで利用する場合とマンションで利用する場合には月額料金がことなります。また、マンションは「ミニ」「プラン1」「プラン2」の3つの料金プランがあり、NTTがマンションの現加入者数と見込み加入者数を算定して、そのマンションのプランを決定しています。
つまり、NTTのフレッツ光利用料も、プロバイダ料金も、「戸建て」「マンションミニ」「マンションプラン1」「マンションプラン2」の合計4パターンがあるのです。
さらに、プロバイダごとに割引キャンペーンなども行っていますので、それぞれを網羅的に下記にまとめてみました。
全てご覧にならず、該当するところをご覧ください。(※マンションのプランはNTTに確認が必要です。取り急ぎ目安を知りたい人は中間料金のプラン1をご参照下さい)
まずはフレッツ光の月額料金から見て行きましょう。
《フレッツ光の月額料金(※割引など適用時)》
・戸建て:3,810円
・マンション ミニ:3420円+プロバイダ料金
・マンション プラン1:3,050円+プロバイダ料金
・マンション プラン2:2530円+プロバイダ料金
※フレッツ光ネクストスーパーハイスピードタイプ隼
《戸建てで利用する場合のプロバイダ料金とキャンペーン》
AsahiNet:月額780円・・・開通月無料、23カ月間は300円
BB.excite:月額500円・・・24カ月350円
Biglobe:月額1,000円・・・開通月+11カ月無料
WAKWAK:月額950円・・・23カ月500円
OCN:月額1,100円・・・開通月無料、商品券15,000円プレゼント、申し込み時のPC設定付き
Plala:1,000円・・・1か月無料+23カ月500円
So-net:月額1,000円・・・開通月無料+11カ月300円割引
DTI:月額951円・・・開通月無料+23カ月475円
@nifty:月額1,000円、開通月無料+16カ月無料
hi-ho:月額1,200円、開通月無料+11カ月100円
《マンションミニの場合のプロバイダ料金とキャンペーン》
AsahiNet:月額700円・・・開通月無料+23カ月500円
BB.excite:月額500円・・・24カ月350円
Biglobe:月額650円・・・開通月+11カ月無料
WAKWAK:月額600円・・・23カ月500円
OCN:月額810円・・・開通月無料、商品券9,000円プレゼント、申し込み時のPC設定付き
Plala:月680円・・・1か月無料+23カ月500円
So-net:月額900円・・・開通月無料+11カ月300円割引
DTI:月額680円・・・開通月無料+23カ月340円
@nifty:月額950円・・・開通月無料+16カ月無料
hi-ho:月額890円・・・開通月無料+11カ月100円
《マンションプラン1の場合のプロバイダー料金とキャンペーン》
AsahiNet:月額700円・・・開通月無料、23カ月500円
BB.excite:月額500円・・・24カ月350円
Biglobe:月額800円・・・開通無料+11カ月無料
WAKWAK:月額600円・・・23カ月500円
OCN:月額810円・・・開通月無料、商品券9,000円プレゼント、申し込み時のPC設定付き
Plala:月額800円・・・1か月無料+23カ月500円
So-net:月額900円・・・開通月無料+11カ月300円割引
DTI:月額680円・・・1か月無料+23カ月340円
@nifty:月額950円・・・開通月+16カ月無料
hi-ho:月額890円・・・開通月無料+11カ月100円
《マンションプラン2の場合のプロバイダー料金》
AsahiNet:月額700円・・・開通月無料の上、23カ月500円
BB.excite:月額500円・・・24カ月350円
Biglobe:月額850円・・・開通月+11カ月無料
WAKWAK:月額600円・・・23カ月500円
OCN:月額810円・・・開通月無料、商品券9,000円プレゼント、申し込み時のPC設定付き
Plala:月額800円・・・1か月無料、23カ月500円、メールアドレス7個まで無料
So-net:月額900円・・・開通月無料+11カ月300円割引
DTI:月額680円・・・1か月無料+23カ月340円
@nifty:月額950円・・・開通月無料+16カ月無料
hi-ho:月額890円・・・開通月無料+11カ月100円
これらの中からプロバイダをどのように選べば良いのでしょうか?一般論や口コミなども踏まえた情報ですので、100パーセントの客観性は保証できないのですが、目安となる情報を紹介しますので参考にして下さい。
《プロバイダの選び方の目安》
BB.excite・・・月額料金最安値
@nifty・・・開通からの無料期間が最長
Biglobe・・・対応が良い
OCN、Plala・・・回線速度が安定
So-net・・・セキュリティーに定評あり
プロバイダはインターネットの窓口的存在の事業者で、インターネットを利用する場合には契約が必要です。
NTT西日本のフレッツ光を利用する際には、NTTがパックで申し込みを受け付けてくれるプロバイダが10社あり、それぞれに料金差やキャンペーン、性能の特徴があります。
それらの情報を参考に、あなたに合ったプロバイダをチョイスしていただければと思います。