光回線の特徴解説とオススメの光回線サービスまとめ

そもそも光回線ってなに?

■従来の固定ネット回線は電話線を利用、光回線は?

アナログモデムによるダイヤルアップ接続から始まり、ISDN、ADSLとインターネット接続の技術も高速化していったわけですが、従来のインターネット接続技術は全て既存の電話線を用いたものでした。光回線は電話線とは別に光ファイバーを利用したサービスで、光で信号を伝達するためノイズに強く、かつ光速で信号を送れるため安定性と通信速度の飛躍的な向上という2つのメリットを獲得したのです。

■光回線の特徴

▽メリット

・ノイズに強いので安定性に優れる

ADSLを利用している方は近くにISDN利用者が居ると接続の安定性や通信速度の低下を招くことがあります。さらに、電話がかかってくると接続が切れてしまうような環境もありました。このように、同じ電話線を用いたサービスでは異なる商品の通信がノイズとして干渉してしまうことがあるのです。光信号はこのようなノイズにはかなり強い特性を持っています。

・光でデジタルデータを送信するので高速

▽デメリット

・既存の設備ではなく光ファイバーケーブルを新規に設置しているのでコストが高い

たとえば、光インターネットとADSLを比べるとADSLの方が総じて月額費用が安いです。このようにADSLが安価だったのは既存の設備を使い回すような利用方法が可能だったからです。

・月額費用だけでなく初期費用も高く、工事が受けられる条件のハードルも高い

特に初期費用が高いのは戸建て内への光回線の引き込み工事についてです。さらに、戸建てでは引き込み工事が周辺の環境によって大きく左右されます。最悪の場合、光回線は近くに来ていても、家の中への回線引き込みができないケースもあります。筆者が昔経験したケースですと、戸建てタイプをアパートにしている物件で光回線引き込み時の苦労を味わったことがあります。具体的にはアパート自体複数の世帯が借りているため、光回線を通す工事に自分以外の住民の同意と大家さん両方の同意が必要だったことがあります。幸運なことに、両方の同意を得られましたが、回線引き込みまでに半年近くかかりました。別のケースでは、大家さんの同意が得られずADSLのままだったこともあります。このように住んでいる環境によって工事の可否が決まってしまうケースもあるのです。工事費用については、キャンペーンや工事費無料の割引が受けられるようなサービスを狙うと良いでしょう。初期費用をそのまま払うと数万円という工事費が請求されます。

一番安く利用できる光回線は?

■競争が激しいのは独自で光回線を引いている企業

auひかりもそうですが、たとえば中部電力系のコミュファ光も独自回線です。独自回線のサービスはNTTが展開するフレッツ光との価格競争で顧客獲得しなければ儲からないという前提があるため、ユーザーから見ると狙い目です。ただし、同じ独自回線のケーブルテレビ系の光回線はケーブルテレビ契約のしがらみがあるため、光インターネット契約だけだと逆に割高になってしまう点に注意です。

■auひかりもしくはNURO光がおすすめ

auひかりはauで有名なKDDI、NURO光はプロバイダ事業で有名なSo-netがサービスしている商品です。今はこの2ブランドがキャッシュバック金額も多く、キャッシュバックを考慮した初年度の実質支払額は1,000円/月を割るかどうかというくらい格安です。もちろん、キャッシュバックを考慮せずともNURO光では戸建ての場合でも3,000円/月程度と驚きの価格を実現しています。一方のauひかりは戸建ての「ホーム ずっとギガ得プラン/プロバイダ So-net」で工事費37,500円が無料・キャッシュバック45,000円・月額料金は3年目まで平均4,250円/月、3年目以降4,900円/月と5,000円を切ります。さらにauスマホをご利用の方はauスマートバリューの適用条件に当てはまるので最低でも500円/月の割引特典が得られます。データプランによっては2年間で最大2,000円/月までの割引をしてもらえるので、この時には2年間月額2~3千円で光インターネット回線が利用できることになるのです。

■フレッツ光は安い?

キャンペーンが豊富でフレッツ光系の商品であればキャッシュバックや工事費無料などの特典を選びやすかった過去がありました。しかし、2016年に携帯電話の端末の実質無料販売や2年縛りの契約が問題視されるようになり、法律を改正するに至りました。この結果、携帯電話やスマホの実質0円負担というものがかなり少なくなり、販売代理店としては顧客の確保が難しくなったようです。この影響は携帯・スマホだけでなく通信サービスのカテゴリにある光回線の商品にも及んでいます。具体的には、フレッツ光というものはNTTの商品であり、それを家電量販店などがキャッシュバックや特典をつけて代理販売をしていた訳です。しかし、法律改正に伴いNTTが従来の方針を転換しドコモ光やプロバイダからの直接販売を重視するようになったのです。この方針転換のため、フレッツ光の販売代理店によるキャッシュバックがかなり少なめになっています。今、NTTが力を入れているのはスマホと光インターネット回線のコラボ販売である「ドコモ光」です。しかし、本記事を参考にしている方全てがドコモの携帯を持っているとは限りませんし、ドコモ光自体の評判があまり良くないという問題も抱えているようです。

光回線って種類によって速度が異なるの?

■回線の引き込み形態によって速度は変わる

 ADSLとは違って、戸建てタイプとマンションタイプの2種類の回線タイプがあります。まずは、この2つのタイプの速度の違いを解説します。

▽マンションタイプの方が速度的に不利な場合が多い

マンションタイプは電話線などを一カ所に集中させる場所が設けてあり、そちらに光回線が引き込んであれば、そこから部屋毎に工事をしていくだけで提供側のコストが抑えられる仕組みがあります。工事費も安く、回線引き込みまでの時間も戸建てタイプより短く済むメリットもあるのですが、マンションタイプの最大の欠点は1つの光回線をマンション内のユーザー数で共有することにあります。1つの回線を複数人で共有するということは、同時にネットアクセスを行うと速度も人数で割った分しか出せない原因になるのです。速度的にも安定性にも優れた光回線ですが、速度を人数割りするとなると話は別です。マンション内のユーザーが多いほど月額の割高感は増していきますので、注意が必要です。

▽戸建てタイプは1世帯1回線なので速度的に安定する

一方、戸建てタイプは1世帯で1回線占有できるのでマンションタイプとは違い速度的に安定します。マンションタイプより月額料金が高いというデメリットもありますが、環境に左右されないためイメージ通りの速度が得られるでしょう。

■商品により速度が違う

最大速度に違いがあることに注意しておきましょう。最大2Gbps、1Gbps、100Mbpsという3タイプが多く見受けられます。

結局どこの光回線が一番選ばれてるの?

■対応地域が多いフレッツ光がシェアナンバーワン

最大手のNTTが回線を敷設しているフレッツ光が最も対応地域が多く、さらにドコモ携帯・スマホとコラボしてサービスを行う「ドコモ光」もあり、ユーザー数の多さはダントツです。

■おすすめはプロバイダと回線敷設の両方を行っているサービス

ユーザー数が多ければサービスが良いのかというと話は別です。プロバイダ事業と光回線敷設の両方を行っているサービスは速度やサポートの面で確実性が得られるのですが、先ほど紹介したフレッツ光・ドコモ光とは対照的に対応地域が少ないというデメリットがあります。フレッツ光がトップシェアサービスであることも、この説明で納得がいくかと思います。そして、本記事おすすめはauひかり、NURO光、コミュファ光、eo光が挙げられます。

■対応地域さえ合えば独自で回線敷設・プロバイダ事業を行っているサービスを選ぶ

ベターな光回線を選ぶための判断方法をまとめました。

  1. まず、プロバイダと回線敷設の両方を行っているサービスを探す
    対応地域に該当していればこちらを選択しましょう。速度やサポート、料金面で優れたサービスが多いです。
     
  2. 手順1で該当するサービスが無い場合はauひかりの該当地域かどうかをチェック
    次点でauひかりです。auひかりの場合は、auスマートバリューがありますのでauスマホを使っている方は割引適用の可能性もあります。
     
  3. 手順2で該当地域でない場合には、フレッツ光・ドコモ光を探す
    速度や安定性を求めることを前提にするのであればフレッツ光を優先させた方が良いでしょう。次点でドコモ光です。こちらはドコモスマホとのコラボレーションで割引が適用できます。しかし、フレッツ光より速度面で劣るという評判が多いのも事実です。「純然たる」光回線契約はフレッツ光の対応地域でなければ、サービスが無いと判断するしかありません。
     
  4. 手順1~3で見つからない場合はケーブルテレビの光回線を探す
    ケーブルテレビはテレビ前提のサービスであるため割高になる可能性も高く、速度面(特に上り回線)で満足できる速度が出ないことがあります。