U-NEXT光と契約しようと考えたときに悩むのがプロバイダはどこにしようか?ということですね。
インターネット回線だけではネットは利用できませんから、必ずどこかのプロバイダとも一緒に契約する必要があります。
U-NEXT光では光回線サービスだけでなく、プロバイダサービス「U-Pa!」も取り扱っています。そのため、プロバイダに特にこだわりがない場合、U-NEXT光の契約の際に一緒にU-Pa!にも申し込んでしまうとよいでしょう。
手続きもまとめて行ってくれるので手間もかかりませんし、「にねん割」をどちらにも適用できるのでよりおトクにインターネットを利用できます。
ただ、U-NEXT光と契約したいけれどプロバイダは別の業者から選びたいという人もいるでしょう。
そんな人向けに、この記事の前半でU-NEXT光のプロバイダ選択について解説しているので、ぜひ参考にしてください。
記事の後半ではU-NEXT光が提供するプロバイダサービス、U-Pa!の費用やメリット・デメリットについて解説しています。
新規契約の場合だけでなく、他のプロバイダからの乗り換え、転用などでU-Pa!の利用を検討している人もぜひチェックしてみてくださいね。
U-NEXT光ではプロバイダの選択が可能です。
つまり、インターネット回線はU-NEXT光で、プロバイダは別の業者で契約することができます。
これはプロバイダを選びたい人にとってはとてもありがたいですね。
ひとつ注意したいのが、U-Pa!の申し込み画面から申し込み手続きを行うと、U-NEXT光とU-Pa!の同時申し込みになってしまうことです。
U-NEXT光とU-Pa!の申し込みページはよく似ていてまぎらわしいので、プロバイダ契約を別の業者で検討している人は間違えないように注意しましょう。
U-Pa!とはU-NEXTの光回線サービス、U-NEXT光と一緒にサービス開始したプロバイダです。
一つの業者がインターネット回線とプロバイダサービスの両方を提供することで、ユーザビリティの大きな向上が実現しました。
少し前まではインターネット回線とプロバイダの契約を別々に行っていたので、契約や支払いの手間が大きく、とても面倒なものでした。
しかし、この2つのサービスをまとめることで従来までかかっていた手間や面倒を省くことができるようになり、ユーザーにとっては非常に便利になったのです。
さらに、企業、事業者側もサービスを一緒にすることでコスト削減ができ、その分、より低価格でサービス提供が可能になります。
実際にU-NEXT光とU-Pa!の同時契約では、インターネットの月額料金は戸建てタイプで5,280円(以下、全て税抜き表示)、マンションタイプで3,180円と、フレッツ光よりも低料金になります(にねん割適用時)。
また、回線トラブルの際はU-NEXTだけに問い合わせればいいので、回線業者とプロバイダ業者の間でたらい回しにされることもありません。
このようにインターネット回線とプロバイダを一括して管理、提供する業者は近年多くなってきており、これからもますます増加していくでしょう。
U-Pa!のメリットは上述したように、利用料金が安くなることや回線トラブル時の対応が簡単になることです。また、契約時や支払いの際の手間を省けるのも大きなメリットですね。
しかし、U-Pa!にもデメリットはあります。
U-Pa!の月額料金は業界の中でも安いほうだと言えますが、価格だけに注目した場合、U-Pa!よりもさらに安いプロバイダがあります。
価格が安いぶん、オペレーターの対応の質や通信速度への影響など不安な点も数多くありますが、とにかくインターネット料金を抑えたい!という人には別のプロバイダがオススメかもしれません。
また、一番のデメリットは2年縛りと言われる最低利用期間が存在することでしょう。
U-NEXT光とU-Pa!には、にねん割と呼ばれる割引サービスがあります。これは2年間の継続契約を約束することで、月額料金の値引きを受けられる、というものです。
契約時の設定でにねん割が強くオススメされており、ほとんどデフォルト設定になっているので、そこまで深く考えずに申し込む人がとても多いです。
にねん割は場合によっては月1,000円近くの割引を受けられ、とてもありがたいサービスなのですが、契約期間中の解約には高額な違約金が発生します。
また、にねん割は2年ごとに自動更新となっているため、更新月で解除しない限り、ずっと2年縛りが続くことになります。
大手携帯キャリアの2年縛りをイメージするとわかりやすいかもしれませんね。
現在、更新月は1ヵ月から2ヵ月に変更されています(2017年1月5日から)。
現時点でU-NEXT光、U-Pa!のにねん割を利用している人は必ずチェックしておきましょう。
さらにU-NEXT光とU-Pa!を同時申し込みすると、その後どちらか一方だけを解約することはできません。
片方を解約すると強制的にもう片方も解約になり、両方ににねん割を適用していた場合はそれぞれ違約金が発生します。
U-NEXT光のにねん割の違約金は10,000円、U-Pa!のにねん割の違約金は5,000円なので、合わせて15,000円の違約金を請求されるのですね。
ちなみにU-Pa!の契約自体には最低利用期間は定められていないので、にねん割を適用しなかった場合にはいつ解約しても違約金はかかりません。
現在(2017年1月時点)、U-Pa!の値上げ騒動に対する措置として、U-Pa!の解約時の違約金が免除されています。
解約の理由が値上げによるものに限るとされていますが、実質100%免除されると考えてよいでしょう。
U-Pa!は高速光回線サービス「ドコモ光」と提携しています。
ドコモ光にはさまざまな特典がありますが、一番嬉しいのがドコモキャリアのスマホの月額料金が大きく割引されることです。
スマホの契約プランにもよりますが、最大1,000円の割引を受けることが可能です。
また、この割引サービスは家族でシェアすることができ、たとえば4人家族で全員がドコモ契約している場合は、最大月額3,200円の割引が受けられます。
この割引額だけで月々のインターネット料金の大半をまかなうことができるので、ドコモキャリアのスマホを持っている人には特にオススメのプランだと言えるでしょう。
U-Pa!との契約時に新規契約事務手数料として2,000円かかります。
これは初期費用なので、一度支払えばそれ以降請求されることはありません。
次に気になるU-Pa!の月額料金ですが、戸建てタイプとマンションなど集合住宅タイプでそれぞれ料金プランが異なり、
戸建て:1,080円
マンション:1,030円
となっています(にねん割適用時)。
にねん割を適用しない場合は、戸建てタイプが1,280円、マンションタイプが1,030円です。
2016年10月からU-Pa!の各プランの月額料金が300円値上がりしています。
古い情報をあてにして契約したら想定外の金額を請求されてしまった、なんてことにならないように、最新の情報をチェックしてから契約するようにしましょう。
U-NEXT光やU-Pa!に関する最新情報は公式サイトのトップページの一番下に表示されています。
U-Pa!と契約すると、メールドメインが「@u-pa.jp」であるメールアドレスを一つ無料で使用することができます。
メールドメインとは「@yahoo.co.jp」や「@gmail.com」などのことですね。
メールBOXの最大容量は5GBとなっています。
また、一度に送受信できるメールの最大容量はウィルスチェックを付けなかった場合で100MB、ウイルスチェックを付けた場合で25MBです。
基本サービスとしてメールウイルスチェックが付いており、迷惑メールフィルタもONになっているので、普段のメインメールアドレスとして利用することも十分可能です。
無料なのは一つだけですが、有料オプションとして複数アドレスの取得が可能です。
1アドレスにつき月額150円で、最大20ライセンスまで所持できます。
メールアドレスの取得、設定の変更などは全てU-NEXT光の「マイページ」から行うことができます。
また、U-NEXT光公式サイトのU-Pa!申し込みページ最下部に、詳しい操作方法が書かれたページへのリンクが貼られているので、そちらを参考にするのもよいでしょう。
U-Pa!の初期費用は契約事務手数料の2,000円だけですが、U-NEXT光と同時申し込みした場合、そちらの初期費用や工事費用も一緒に請求されるので注意しましょう。
一番注意したいのが、U-NEXT光とU-Pa!の同時申し込みをした場合は、どちらか一方のみの解約はできないという点です。
実際に利用してみて通信速度が十分なものでなかった、もっと安い光回線、プロバイダを見つけたからそちらに乗り換えたいといった場合に、U-NEXT光とU-Pa!の両方を解約しなければならないのは非常に手間です。
また、タイミングによっては高額な違約金も発生してしまいます。
最近、U-Pa!の値上げ騒動が起こったことから、契約内容に少しずつ変化が見られています。
たとえば、従来まではにねん割の更新月は1ヶ月間のみだったのですが、2017年1月から更新月を2ヶ月間に延長するという公式発表がされています。
契約内容の変更を知らないことによって損をしてしまわないように、定期的に公式サイトをチェックすることをオススメします。