IIJmioの格安SIMを徹底的に調べてみた

最近なにかと話題の格安SIM。格安スマホのいろんなCMがTVで流れているのを見たことがある方もいるのではないでしょうか。ここではそんな格安SIMのなかのひとつ「IIJmio」についてご紹介します。毎月のスマホ料金が高くて悩んでいる方や、これからスマホデビューしたいけど料金がすごく高くなりそうで不安な方にもぜひ参考にしていただきたいです。使いやすい機能が多く、回線品質も高いので格安SIMだと現在使用中のスマホより使い勝手が悪くなりそうと心配な方にもおすすめです。

IIJmioとは?

「IIJmio」は株式会社インターネットイニシアティブが提供する格安SIMカードです。「SIMカード」とは、携帯電話端末の中にある、契約者の電話番号や契約プランなどの情報が記憶されたICカードのことです。このSIMカードを差し込むことで中身が空っぽの携帯電話端末がSIMカード契約者専用の電話機として利用できるようになるのです。

IIJmioはマイナーな存在であった格安SIMを広めるために様々な使いやすさを追求する企業姿勢がとても評価されており、業界トップクラスのシェアを誇ります。

格安SIMの種類は「データ通信専用SIM」「SMS機能付きSIM」「音声通話機能付きSIM」「プリペイドSIM」があり、自分に合う機能を持つSIMカードを選ぶことができます。プランも豊富で、格安SIMとしては珍しくファミリーシェアプランという家族で格安SIMを利用することを想定したプランがあるのも特徴です。

※IIJmioでは、高速通信が可能なデータ量のことを「クーポン」という独自の呼び方をしています。プランごとに決められたひと月のデータ容量のことは「バンドルクーポン」と呼びます。IIJmioの説明の中で何度も出てくる言葉なので、よくある「サービスクーポン・割引クーポン」等の意味ではないことに注意してください。

IIJmioのプラン内容について(金額や容量音声あり・なし)

IIJmioはデータ通信用プランが3つ、音声通話用プランが3つあります。データ通信用プランにSMS機能が欲しければ月額140円が追加になります。家族で使うことを想定したファミリープランがありますが、もちろん1人で使うことも可能です。

プラン名月額料金(税抜)最大SIM枚数通信容量上限SMS機能
ミニマムスタートプラン900円2枚3GB/月140円で追加可能
ライトスタートプラン1,520円2枚6GB/月140円で追加可能
ファミリーシェアプラン2,560円10枚12GB/月140円で追加可能
ミニマムスタートプラン(音声通話機能つき)1,600円2枚3GB/月あり
ライトスタートプラン (音声通話機能つき)2,220円2枚6GB/月あり
ファミリーシェアプラン(音声通話機能つき)3,260円10枚12GB/月あり

 

IIJmioは、データ通信のみのプランがまず3つあり、それにSMS機能が欲しければ140円を追加で支払い、さらに音声通話機能が欲しい場合は700円を追加するという考え方です。

音声通話機能について、IIJmioには3大キャリアのスマホのように通話し放題の定額プランがありませんので、20円/30秒の通話料金が都度必要になります。

通話も多く利用するという方は、通話専用に別でフィーチャーフォン(いわゆるガラケー)を持ち、データ通信のみをIIJmioの格安SIMスマホで行うという方法もできます。データ通信でLINEなどのメッセージアプリを利用したい場合は、アプリの承認にSMS機能が必要になりますので、140円を追加しSMS機能をつけます。その場合、最低1,040円~スマートフォンを所持することができるようになります。

IIJmioのオススメポイントについて

IIJmioには、他社格安SIMに負けないおススメポイントがたくさんあります。様々な格安SIMの中で、自分にとって「これは重要だ」と思えるポイントがあるものを選ぶことが大切です。

【みおふぉんダイアル】

音声通話機能を持たせた格安SIMの場合、3大キャリアのように定額プランがあるものはほとんどないため、20円/30秒の通話料金がかかるのが一般的です。

IIJmioは通話料節約アプリ「みおふぉんダイアルアプリ」が利用でき、このアプリを通して発信することで通話料を20円/30秒から半額の10円/30秒に抑えることができるようになります。

また、ファミリーシェアプランを利用していると、ファミリー通話割引が利用できるため、ファミリー通話割引とみおふぉんダイアルアプリを併用することで家族間通話が8円/30秒にまで節約することができます。

【クーポンのオンオフ機能】

データ通信のなかには、わざわざ高速通信を利用しなくても快適に利用できるサイトやアプリがたくさんあります。そのような低速通信でも問題ないアプリなどを多く利用することが多い場合は、クーポン(高速データ通信)をオフに切り替えて低速利用することが可能です。

低速通信の場合は契約データ容量は消費しないため、動画や画像が多いサイトなどを閲覧するときだけ高速通信に切り替え、それ以外は低速にしておくことでデータ量の節約にもなります。

【データ容量繰越可能】

契約していた月のデータ容量が余ってしまった場合、余った分を翌月に繰り越すことができます。普段からクーポンのオンオフ機能をかしこく使ってデータ量を節約しておき、翌月に余らせたデータを使い好きな動画を思いっきり楽しむといった使い方もできます。

【バースト転送】

バースト転送とは、データ通信を開始する際に一瞬だけ高速通信をしてくれるサービスです。月の契約データ量を使いきった場合や、普段は低速に切り替えて利用していた際にこのバースト転送を使えばすぐに読み込める程度のウェブサイトや画像、メッセージアプリのタイムランなどをすぐに確認することができます。

【ファミリーシェアプラン】

IIJmioにはファミリーシェアプランという他社格安SIMにはないプランがあります。最大10枚までSIMカードを増やせるため、家族でスマホを利用するのはもちろん、スマホだけではなくタブレットにも使いたいという方が1人で複数の端末用として利用したり、12GB分の大容量を1人でたっぷり使いたいという方にもおすすめです。

IIJmioはこんな人にオススメ

IIJmioにはクーポンのオンオフ機能(高速⇔低速切り替え)、データ繰越機能といったデータ通信をかしこくお得に使うための機能が揃っています。また、普段の通信速度の優秀さはもちろんのこと、バースト転送という使い勝手がとても良い機能も用意されていますので、低速に切り替えている間でも快適にネットを楽しむことができる格安SIMです。

他社格安SIMと比べて、低速に切り替えている間の通信速度にも定評があるのでサクサク利用することが可能です。

IIJmioは自分のネット利用状況に応じてデータ通信速度をコントロールし、常にデータ量に余裕を持たせることができるため、仕事の都合などで急なデータ通信が必要になることが多い方や、普段はデータ量節約しておき余らせたデータ量でたまに思いっきり動画などネットを楽しむという使い方をする人におすすめです。

IIJmioは様々な便利機能を駆使し、かしこくコツコツデータ通信を管理して、ここぞという時に思いっきり使う使い方が最も合う格安SIMといえます。

快適にネット通信を使いたいという方で、外ではWi-Fiをよく利用したいならIIJmioがビッグカメラと提携した格安SIM「BICSIM」があります。このBICSIMなら街中などにあるWi-Fiスポットを無料で利用できるため、外出先でよくデータ通信を利用する方にもおすすめです。

IIJmioの対応キャリア端末について

IIjmioが現在公式ページでSIMセット端末として紹介しているものは、富士通/ASUS/OPPO/ソニーなどがあります。

【他社端末を利用する場合】

現在使用中の端末をSIMカードのみIIJmioのものに変更して引き続き使用することも可能です。その場合、動作確認が取れた機種がこちらのページに記載されていますので、そちらを参考にしてください。タブレットの動作確認済み端末も記載されています。

【iPhoneを利用する場合】

IIJmioはiPhoneでの動作確認は問題ありません。最新のものであれば、ほぼ問題なく動作します。ただしiPhone5s以前の端末について、NTTドコモのネットワークを利用する音声通話サービス「VoLTE」は利用できません。また、VoLTEは通話する互いの端末がVoLTE対応でなければ利用できません。

SIMタイプについて、iPhone4sとそれ以降のiPhoneではSIMカードのタイプが異なりますので注意してください。

iPhone(タイプD)

機種iPhone6iPhone6PlusiPhone5siPhone5ciPhone5iPhone4s
SIMカードタイプnanoSIMnanoSIMnanoSIMnanoSIMnanoSIMmicroSIM
3Gでの通話
LTEでの通話
VoLTEでの通話未対応未対応未対応未対応

iPhone5sとiPhone5cは、データ通信専用SIMの場合通信できるようになるまでに時間がかかる可能性があります。

iPad

機種iPadmini3iPadAir2iPadmini2iPadAiriPad4iPadminiiPad3iPad2
SIMカードタイプnano
SIM
nano
SIM
nano
SIM
nano
SIM
micro
SIM
nano
SIM
micro
SIM
micro
SIM
3Gでの通話未対応未対応未対応未対応未対応未対応未対応未対応
LTEでの通話未対応未対応未対応未対応未対応未対応未対応未対応

iPadも動作確認は済んでいますが、音声通話機能はついていません。

IIJmioの弱点

通信性能も申し分なく、様々な便利機能がある格安SIM、IIJmioですが、デメリット部分も存在します。自分にとってデメリットのうち、どこまでが許容範囲なのかをしっかりと把握し、選ぶ参考にしてください。

【使える端末はNTTドコモ/au製またはSIMロックフリー端末のみ】

現在NTTドコモ/au以外の端末を使用していて、SIMカードのみ乗り換える予定の人は新しくSIMロックフリーの端末を用意する必要があります。

【通信できてもテザリング不可の端末もある】

iOS13.3では今のところテザリングできるようですが、テザリング不可の端末も存在します。事前にこちらのページで対応状況を確認してください。

【3日間規制が行われる可能性がある】

IIJmio以外の他社格安SIMと同様、IIJmioにも「3日間規制」が存在します。これは3日間に366MB以上のデータ通信量を使用すると翌日より通信速度が規制される場合があるものです。通信規制となった場合、最大200kbpsの低速通信時より、さらに通信速度が低下している状態となりますが、切断されることはありません。連続して大きなデータ通信を行わないようにするなどの工夫が必要となります。

【音声通話プランの12ヶ月縛り】

音声通話プラン(みおふぉん)は、利用開始の翌月から12ヶ月間の継続契約縛りがあります。この期間内に解約する場合は残りの月数×1,000円(不課税)の違反金も必要となります。

格安SIMの場合、6ヶ月ほどの解約禁止期間があるものが多いのですが、12ヶ月縛りはちょっと多めです。

IIJmioのオプションサービスについて

IIJmioには格安SIMをより便利に利用するためのオプションが用意されています。自分にとって必要なものがあるかどうかチェックしてみてください。

オプション月額料金内容
追加クーポン200円(税抜)/100MB追加でデータ容量を購入することができます
クーポンカード500MB 1,500円(非課税)
2GB 3,000円(非課税)
全国のローソンで購入することができる追加データ容量カードです
プラン変更無料翌月1日適用でプラン変更をすることが可能です
留守番電話300円(税抜)/月通話中に電話がかかってきた際留守番電話に切り替わります
割り込み電話200円(税抜)/月キャッチホンに相当するサービスです

 

他社格安SIMと同様のものもありますが、IIJmioには無料で使えるバースト機能もあります。普段は低速通信のままにしておき、利用する際は高速に変更するという使い方でデータ通信量をかなりの節約することが可能になります。

もしデータ量が不足した場合も、購入より3カ月間有効な追加クーポンを利用することで高速通信が可能となります。

通常の月額プランの格安SIMとIIJmioプリペイドパックに高速通信データ量を再チャージするためのクーポンカードも24時間365日購入することが可能になります。

3大キャリアや他社プランの月額料金とIIJmioの料金比較

3大キャリアスマートフォンを利用中の方は、毎月平均約6,500円~の月額料金がかかっていると思います。また、現在フィーチャーフォンを利用中で、今後スマートフォンに変更したいけど月額料金が高くなりそうで不安…という方も多いはず。

そんな3大キャリアとIIJmioの音声通話SIMの月額料金を比較してみました。現在の月額料金と比べてどのくらいお得になるか確認してみてください。

 docomo
(データ通信料も基本料金に含まれた料金プラン※定期契約あり)
auSoftbankIIJmio
(音声通話SIM)
基本料金
(プラン名)
980円
(新auピタットプランN)
980円
(ミニモンスター)
インターネット
接続料金
300円
(LTE NET)
2GBパケット
定額料金
(~1GB:2,980円)(0~1GB:2,980円)5,000円
3GBパケット
定額料金
3,980円4,480円(1~4GB)6,500円1,600円
5GBパケット
定額料金
4,980円5,980円(4~7GB)7,500円2,220円(6G)
月額料金合計
(3GBパケット利用の場合)
3,980円~5,760円~6,480円~(1年おトク割で毎月1,000円の割引あり)1,600円~

 

IIJmioには3大キャリアのように電話かけ放題プランがありませんので、20円/30秒の通話料金が別途必要となります。ただし、みおふぉんダイアルアプリを利用することで10円/30秒に、みおふぉんダイアルとファミリー通話割引を併用することで8円/30秒に割引することが可能です。

その他、乗り換え時初期費用として3,000円が必要になる他、現在利用中の電話番号を引き続き使用したい場合、MNP(ナンバーポータビリティ)を利用することができ、MNP手数料として3,000円が必要となります。

IIJmioへのMNP乗り換え方法

IIJmioに乗り換える際、その時点で使用中の3大キャリアの番号(070/080/090の番号です)を現在の番号と同一の番号で使い続ける事ができるMNP(ナンバーポータビリティ)の便利なサービスの利用が可能です。格安スマホのコスパなどには魅力を感じ、具体的に検討はしているものの、「電話番号が変わってしまうと色々と不具合がある」というユーザーの方にも、このMNPはおすすめです。

MNPは簡単スリーステップで利用が可能!

1、 現在契約をしているキャリア(携帯電話会社)にMNPの利用の予約を行います。この予約手続きをすると「MNP予約番号」がもらえます。申込は非常に簡単で、各キャリアの街中のショップでもできますし、自宅で携帯、一般の電話、PCなどからでも手続きが可能です。

docomo

利用方法MNP予約受付窓口受付時間
携帯電話1519:00~20:00
一般電話0120-800-0009:00~20:00
オンラインMy docomo「各種お申込み・お手続き」ページ9:00~21:30

 

au

利用方法MNP予約受付窓口受付時間
携帯電話0077-754709:00~20:00
一般電話0077-754709:00~20:00
オンラインMy auにログイン →「各種お申し込み・お手続き」→「携帯電話番号ポータビリティ」9:00~21:30

 

Softbank

利用方法MNP予約受付窓口受付時間
携帯電話*55339:00~20:00
一般電話0800-100-55339:00~20:00
オンラインMy SoftBankにログイン →「設定・申込」→「設定・変更」→「契約者情報の変更」→「番号ポータビリティ(MNP)予約関連手続き」9:00~20:00

 

Y!mobile

利用方法MNP予約受付窓口受付時間
携帯電話116(通話料無料)9:00~20:00
一般電話0120-921-156(通話料無料)9:00~20:00
オンライン「My Y!mobile」9:00~20:00

※USIM単体契約の場合、自動音声応答サービスでのお手続きができないため、以下の窓口へ連絡してください。
ワイモバイルカスタマーセンター(オペレーター対応)
 ワイモバイル携帯電話から:151(有料)
 一般電話から:0570-039-151(有料)

2、MNP予約番号が発行されたら、MNP予約番号の有効期限内にMNP予約番号と本人確認書類、本人名義のクレジットカード、インターネット接続環境、メールアドレス(3大キャリアメールアドレス以外)を用意してIIJmioに新規契約を申し込みます。

3、本人確認手続き完了後、IIJmioよりMNP転入手続き開始の連絡がメールで届き、その後旧利用回線が停止した2~3日後に新しいSIMカードが到着します。

※MNPの予約番号には期限があり、その有効期限は番号が発行された日を含めて15日間となっています。この15日間の有効期限の間に手続きが行われないと、予約番号自体が無効になってしまいます。無効になってしまった場合は、再度MNPの申し込みが必要になります。