LINEモバイルで「iPhone」を使用する方法と使う場合の注意点

LINEモバイルはiPhoneでも使えるのか

LINEモバイルを利用する場合、「利用する端末」にも注意を向けなければなりません。LINEモバイルでは現在21種類のスマートフォンを購入することができ、そのラインナップには「iPhone」も含まれています。

しかし、LINEモバイルではiPhoneを1種類しか取り扱っていませんので在庫切れの可能性が高く、LINEモバイルでiPhoneを利用したいと考える場合は別途iPhoneを購入しておくと安心です。

LINEモバイルをiPhoneで使用するには

LINEモバイルでiPhoneを利用するためには、先ほども申し上げたとおり「LINEモバイル契約時にiPhoneを購入する」または「iPhoneを用意する」ことが必要になります。「iPhoneを用意する」場合は、新しく購入するのであれば「SIMロックフリー」のiPhoneを購入することをオススメします。既に大手キャリアで購入したiPhoneがある場合は、SIMロックを解除すれば利用できます。ただし、端末やiOSバージョンにより利用できない場合があるため、詳しくはLINEモバイルホームページの「動作確認済み端末検索」で確認しましょう。

LINEモバイルでiPhoneを利用する際の手順

■iPhoneにSIMカードを挿入する
1.SIMカードとiPhone、SIMピンを用意する
まずはLINEモバイルで利用するためのiPhoneを用意します。端末の用意ができたら、LINEモバイルに申込をして、SIMカードを入手します。それと、SIMピンも用意しておきます。

2.SIMカードをiPhoneに挿入する
準備が整ったら、まずはSIMカードの用意をします。SIMカードは大きめの台紙にくっついている状態で配送されます。そのため、まずはSIMカードを台紙から切り取ります。その際、SIMカードに汚れが付着しないように注意しましょう。

SIMカードを切り離したら、iPhoneの側面にある小さな穴にSIMピンを差し込みます。すると、SIMカードを挿入するための「SIMカードトレー」を引き出すことができます。SIMカードトレーに先ほどのSIMカードを乗せて、端末にSIMカードを挿入します。これで、SIMカードの準備が整いました。

■APN設定を行う
このままでは、まだiPhoneを使ってのデータ通信ができない状態です。iPhoneでデータ通信を行うために、「APN設定」を行う必要があります。

1.Wi-Fiに接続してAPN構成プロファイルをダウンロードする
APN設定を行うために、まずはiPhoneをWi-Fi接続します。インターネットに接続できるようになったら、ブラウザの「Safari」を起動して、APN設定にアクセスします。このページで、「APN構成プロファイル」をダウンロードしておきましょう。

2.APN構成プロファイルを設定する
APN構成プロファイルのダウンロードが完了したら、「インストール」をタップします。iPhoneにパスコードを設定している場合はコードの入力が求められますので、パスコードを入力します。インストールを選択して、次に進みます。右上に「完了」と表示されたら設定完了です。完了をタップしてWi-Fi接続を解除してデータ通信が可能かどうか確認しておきましょう。

現在の料金と比較

LINEモバイルを利用するにあたり、既に大手キャリアでiPhoneを利用しているとすれば、どれだけ料金の差があるのか気になる人が多いでしょう。そこで、大手キャリアの一角であるドコモを利用している場合と比較して、料金にどれだけの差があるのか確認してみましょう。

比較対象としては。LINEモバイルの「コミュニケーションフリープラン・5GB・音声通話付きSIM」のプランと、ドコモの「ギガライトプラン・5GB(定期契約なし)」で比較してみたいと思います。

月額料金は半額以下に

それぞれの料金は、LINEモバイルが2,220円に対して、ドコモは5,665円で、およそ2.5倍の差が生じています。年間換算すれば、LINEモバイルは26,640円に対してドコモは67,980円、その差は年間41,340円にも上ります。スマートフォンを安い料金で利用したいと考える場合、格安SIMほど確実でわかりやすい対策方法がありません。

ドコモ以外の場合は注意を

ドコモ以外にもauとSoftBankが大手キャリアとして数えられています。これらもドコモとそう変わらない月額料金なので、LINEモバイルに乗り換えることで大きな節約効果をもたらします。しかし、問題になるとすれば「iPhoneのSIMロック」です。

ドコモの場合、ドコモ回線を利用しているLINEモバイルへの乗り換えに際してはSIMロックがかかった状態でも乗り換えることができます。しかし、auとSoftBankの場合は、同じ回線を利用しているLINEモバイルへの乗り換えであっても、SIMロックがかかった状態の端末ではLINEモバイルのSIMカードを利用できない可能性がありますので、必ず動作確認済み端末を公式ページから確認しておきましょう。またドコモで購入した端末をソフトバンク回線やau回線で利用する場合など、異なる回線を利用する場合はSIMロック解除が必要となります。

問題なのは「iPhone6s」よりも前の世代のiPhoneです。SIMロック解除は、iPhone6s以降に発売されたものが対応しています。しかし、古い機種の場合はSIMロック解除に対応していないため、SIMロックを解除してLINEモバイルで利用する、ということができません。なので、乗り換えに際してはLINEモバイルで使えるiPhoneを調達する必要があります。

その他のコストにも注意

また、iPhoneの購入費用だけでなく、LINEモバイルに乗り換えるに当たっては注意したい費用面での問題が残っています。まず、乗り換え元のキャリアに支払う「解約手数料」です。大手キャリアのプランは多くの場合2年間の「最低利用期間」があり、この期間内に解約する場合は1万円弱の解約手数料を支払わなければならなくなります。各社とも改正電気通信事業法により解約手数料を引き下げしていますが、その対象となるのか自分の契約内容と解約金を確認しておきましょう。もう一つは、LINEモバイルに対する「事務手数料」です。登録事務手数料は確実に必要になり、解約手数料を含めれば1万円以上の出費を強いられることになります。これにiPhoneの購入費用も含めれば、決して安いとはいえないコストを支払うことになってしまいます。

LINEモバイルのiPhoneでの通信速度はどうなのか

格安SIMに乗り換えるにあたって知っておきたいポイントの一つに「通信速度」があります。LINEモバイルの通信速度は、現時点では他の格安SIM各社と比べると比較的速いです。

格安SIMの通信速度は、通信品質の良さとユーザー数の多さが鍵を握ります。特にユーザー数が多いとどんなMVNOでも通信速度の低下は免れません。特に昼間はユーザーが集中するので、致命的なほどに通信速度が低下することもあります。

LINEモバイルの場合は、速度に不満があるという声は比較的少ないようですが、昼や夕方の時間帯は回線が混雑する傾向があるようです。SNSなどのアプリ使用は問題ありませんが、動画閲覧などは厳しいかもしれません。ですが、通信品質向上の取り組みを行っており、今後はどうなるかわかりません。

格安SIMは、通信品質の良さも通信速度の低下に大きく関わります。通信品質が悪ければ、ユーザー数がそこまで多くない場合でも、通信速度が低下することがあります。これに関しては、実際にユーザー数が増加して通信速度が低下する際に検証してみる必要があります。

LINEモバイルは「LINE」という知名度の点で有利です。もし、今後大型キャンペーン等でユーザー数が爆発的に増加すれば、一気に通信速度が低下することも考えられます。テキスト媒体のコミュニケーションであるLINEの利用には支障はないと思われますが、使い勝手が悪くなる可能性については十分に考えておかなければなりません。

LINEモバイルをiPhoneで使う際の注意点

最後に、LINEモバイルでiPhoneを利用する際の注意点について解説していきます。

利用できるiPhoneを用意する

まずは「利用できるiPhoneを用意する」というポイントです。せっかく「LINEモバイルでiPhoneを利用したい」と考えていても、LINEモバイルでは利用できない端末を用意しても意味がありません。場合によってはそれなりのコストがかかる可能性もありますが、利用できない端末を購入しても無駄遣いになるだけです。

LINEモバイルで利用するiPhoneを用意するポイントとしては「SIMフリーもしくはドコモやソフトバンクで購入したiPhone、SIMロック解除をしたiPhoneであれば、利用可能」ということです。ドコモから購入したiPhoneをLINEモバイルのドコモ回線で利用するのであれば、SIMロック解除が不要なので問題ありません。

問題なのはドコモ以外のキャリアのiPhoneを購入している場合「SIMロック解除が必要な端末の可能性がある」というポイントです。また「SIMロックを解除できる種類のiPhoneなのか」「解除できる種類でも、規定の日数が経過しているか」という点にも注意が必要です。iPhone4S以前の3G通信端末などの場合利用できないので完全に買い替えになり、解除まで規定の日数が経過してない場合は日数の経過が必要になります。

乗り換えのコストに注意する

また、後者の場合は「SIMロックを解除できるようになるタイミング」と「契約更新月」のミスマッチも気になります。例えば、あと2ヶ月でSIMロックを解除できて、さらに1ヶ月待てば契約更新月になるというのであれば、3ヶ月待てば最低限のコストでLINEモバイルに乗り換えすることができます。

しかし、契約更新月の到来の方が早く、SIMロックを解除できる頃には契約の自動更新が行われてしまうと、解約手数料がかかってしまうようになります。ただし、前述の通りLINEモバイルの方が月額料金が安いので、解約手数料を支払ってでもLINEモバイルに乗り換えたほうが最終的にはお得になるということも考えられます。

問題になるのは「契約更新月の到来のタイミング」と「解約手数料の金額」です。あと数ヶ月待てば契約更新月になるというのであれば、それを待ってLINEモバイルに乗り換えるとコストが安く済みます。一方で契約更新月の到来が何ヶ月も先の場合は、契約内容によっては解約手数料は高く付きますが乗り換え後の月額料金の安さでこれをカバーできる可能性があります。あわせて、自分の契約内容と「解約手数料の金額」も確認しておきましょう。高い月額料金を何ヶ月も支払い続けるよりは、一時の高コストで継続的な低コスト化の方が総合的には経済的です。

安さを重視するなら別の格安SIMがオススメ

ただし、安さだけを追求したいのであれば、他社の格安SIMサービスのほうがお得になります。格安SIMの中にも大々的にキャンペーンを催しているところもあれば、月額基本料金が常に安いMVNOもあります。

LINEモバイルの場合、基本的にどのプランも他社の同水準のプランと比較すると割高になります。その分、「データフリー」によってデータ通信量を抑えることができますが、ヘビーユーザー以外は割高な料金を支払ってまで得られる恩恵は少ないでしょう。

LINEモバイルの場合は、月額基本料金の一部が「LINEポイント」として還元されるという特徴があります。還元率は1%であり、そこまで高く感じることはありません。また、他社の格安SIMサービスの中にもこういったポイント還元サービスを提供しているサービスもありますので、利用できる特典でもきちんと比較しておきたいところです。

nanoSIMを申し込む

最後に、SIMカードの申し込みにあたっては「nanoSIM」を申込むというポイントです。スマートフォンで利用するSIMカードには3種類のサイズが有り、iPhone 5以降のiPhoneは全てnanoSIMに対応しています。申し込みにあたって他のサイズのSIMカードを申し込んでしまうと余計な手間とコストを掛けてしまうことになります。

MVNOで端末をセット購入することができれば、基本的にその端末のSIMカードサイズに自動的に合わせてくれます。しかし、LINEモバイルの場合は1種類しかiPhoneを販売しておらず必ずしも希望の端末を購入できるとは限らないので、LINEモバイルでiPhoneを利用したい場合には端末を他所で調達し、LINEモバイルではSIMカードのみ申込むことになります。申込画面でSIMカードのサイズを選択する箇所がありますので、間違いなく「nanoSIM」を申込むようにしましょう。

SIMロックとは?

「SIMロック」とは、スマートフォンにかけられた制限の一つで、これがかけられている場合は「該当のキャリアのSIMカードしか使えない」という特徴があります。例えば「NTTドコモ」のSIMロックがかけられている場合であれば、ドコモのSIMカードしか使えません。auやSoftBankのSIMカードを使おうとしても、データ通信を受け付けないので、スマートフォンを利用することができません。

「SIMロックフリー」の端末は、そのSIMロックがかけられていない状態のスマートフォンです。つまり、回線の種類を問わず、SIMカードを挿入してデータ通信を利用することができるのです。LINEモバイルはドコモ回線・ソフトバンク回線・au回線を利用した「トリプルキャリア回線」の格安SIMです。また、ドコモの端末をドコモ回線で利用する場合であればSIMロックがかかった状態でも利用することができます。しかし、今後ひょっとしたら「au回線の格安SIM」に乗り換える機会もあるかもしれません。SIMロックがかかっている場合、基本的に半年は使い続けないとSIMロックを解除することができません。SIMロックフリーであればいつでもどの回線でも利用することができますので、利便性が高いです。せっかく新しく購入するのですから、利便性の高いSIMロックフリーのiPhoneを購入するようにしましょう。

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