auからLINEモバイルへの乗り換えで今まで使っていたスマホは使えるの?

LINEモバイルでau端末は使用できるのか

auなどの大手キャリアでスマートフォンを利用していると、どうしても月額料金が高くついてしまいます。基本料金が高いので、年間で換算するとそれなりの出費になってしまいます。そのため、月額料金を安く抑えることができる格安SIMサービスに乗り換えることで、大きな節約効果を生み出すことができます。

しかし、そこで問題になるのは「格安SIMで利用することになる端末」です。auなど大手キャリアでの利用はSIMカードとスマートフォンをセットで購入したものと思われます。なので、あまり意識せずに利用していたと思うのですが。格安SIMは端末との相性を考えなければなりません。

au端末はLINEモバイルでも利用することができるのか?

auでスマートフォンを利用していて、LINEモバイルに乗り換えるにあたって、今まで利用していた端末をそのままLINEモバイルで利用することになるとすれば「au端末でLINEモバイルを利用する」ということになります。つまりLINEモバイルのSIMカードをau端末に挿入して利用することになります。

■大手キャリアの端末には「SIMロック」がかかっている

SIMロックとは、大手キャリアが販売しているスマートフォンなどの端末において、他社のSIMカードを挿入してもデータ通信等を利用できなくなるという性質を持ったロックをかけているというものです。大手キャリアで購入する端末のほとんどに施されているものであり、これがかかっている限り他社のSIMカードは利用できません。

ただし、例えばドコモで購入した端末をドコモ以外の携帯電話会社で利用できないというわけではないのです。格安SIMの場合、ドコモやauの回線を借り入れて格安SIMサービスを提供しています。その性質上、ドコモのSIMロックがかかっている端末でも、ドコモの回線を借りてサービスを提供している格安SIMの場合、そのまま利用することができます。LINEモバイルは住んでいる地域や使用したい端末によって、ドコモ、au、ソフトバンクの回線を選ぶことができる「トリプルキャリア回線」なので、乗り換える前の大手キャリアと同じ回線を選べば、SIMロックがかかったままでも乗り換えすることができます。

このSIMロックは、条件を満たせば解除することができます。まずはじめに、解除したいスマホ端末が2015年5月以降にキャリアで発売された端末であること。そして次に「大手キャリアを101日以上利用する」ことで条件を満たすことができます。各ショップで手続きをすることで他社の回線のSIMカードでも利用することができます。ただし、規定の期間が経過しても、端末の種類によってはSIMロックの解除に対応していない場合があります。その場合、そのキャリアの回線に適した格安SIMを利用するという方法もあります。MVNOの多くはドコモの回線を利用していますが、回線を選ぶことができるMVNOも増えつつあります。

■auの場合でもLINEモバイルの利用ができる

以前はドコモ回線のみだったLINEモバイルですが、2019年4月からau回線がスタートしたので、他の回線と同じ料金で利用することができます。ただし、回線の種類によっていくつか違いがあるので、回線サービス比較表を確認してから申込むようにしましょう。また、仮にauで購入した端末のSIMロックを解除したとしても、確実にLINEモバイルで問題なく利用できるというわけでもないのです。ですので、LINEモバイルホームページに記載してある「動作確認済み端末」であらかじめ確認しておく必要があります。

LINEモバイルで使用できるau端末の機種はどれ?

前述の通りau端末は、「トリプルキャリア回線」であるLINEモバイルで利用が可能です。LINEモバイルでは動作確認済みの端末をリストアップしています。自分が持っているスマートフォンがLINEモバイルでの利用に適しているかどうかについて動作確認済み端末のページで確認するか、心配な場合は通信会社またはメーカーのサポートサイトに問い合わせを行うと良いでしょう。他にも注意すべき点として、「au 4G LTE」に対応していない端末、「CDMA 1X WIN」などの3G通信専用の端末ではLINEモバイルを利用できません。また、LINEモバイルの利用ができたとしても、テザリング機能が端末によって使用できない場合があります。

上記の注意点等も踏まえて確認することを怠り、安易にSIMカードだけを申し込んでしまうと、後になって自分のスマートフォンがLINEモバイルの利用に適さないことを知り、格安SIMを利用開始できるタイミングが後にずれ込んでしまいます。

LINEモバイルで利用できない端末の場合はどうする?

そうなると、当然ながら行き着く先は「新しい端末の購入」です。実際、格安SIMへの乗り換えにあたって端末を買い換えるというユーザーは多いです。特に、購入したキャリアと異なる回線の格安SIMに乗り換えるにあたって、使い勝手の面から買い換えるユーザーが多いです。

では、今まで利用していたau端末はどうすればよいのでしょうか?

  1. 下取り・売却する

最もわかりやすい方法としては、今まで利用していたau端末を換金して、新しい端末の購入費用に充てるという方法です。場合によっては、新しい端末を購入するショップでスマートフォンの下取りを行っている場合もあります。

この方法だと、新しいスマートフォンを購入する費用による負担を最小限に抑える事ができます。「格安スマホ」と呼ばれる端末が数多く市場に出回っていますが、その多くが数万円クラスの金額で販売されています。中古での購入や安さを重視した機種を購入するという方法もありますが、ある程度はスペックを重視したいのであれば費用もかさみます。今まで利用してきた端末、その種類によってはそれなりの価格で売れることもあります。少しでもLINEモバイルへの乗り換えにかかるコストを抑えたいという場合は、この方法がオススメです。

  1. LINEモバイルとは別の格安SIMで利用する

もう一つの方法は、「手元に置いておく」という方法です。

手元に置いておいた端末をどのように活かすのかといえば、「仕事用スマートフォン」として活用するのです。「MMD研究所」の調査によれば、以下のデータが発表されています。

・勤務先からスマートフォンを支給されている:14.7%

・私物のスマートフォンを業務利用している:56.4%

●私物のスマートフォンを業務利用する上で不安なポイント

「メールの誤送信」「誤操作の電話」「プライベート情報の漏洩」

仕事では、さまざまな場面でスマートフォンを利用する機会があります。スマートフォンではなくても構いませんが、「地図アプリの利用」など、ガラケーよりも利便性が高い分だけ使い勝手が良いです。しかしながら、大半は勤務先からの支給ではなく、私物の携帯を業務利用しているという結果が出ています。

確かに、仕事中に私的な利用をすることはなく、仕事の連絡において音声通話やメールの送受信、出先で道に迷った時には地図アプリ、その他さまざまな使い方があります。しかし、私生活でも利用するスマートフォンを仕事でも利用するとなると、「夜中に、登録していた得意先に間違って電話をかけてしまった」「プライベート情報を仕事中に(貸与した際に)見られてしまった」といった点が不安になります。

格安SIMは大手キャリアよりも大幅に安い料金で利用することができます。しかも、仕事中に利用するとなるとそこまで容量のあるプラン、つまり月額料金の高いプランを利用する意味はありません。なので、音声通話プランでも安い料金で利用することができます。

仕事用スマートフォンと「2台持ち」することによって、LINEモバイルで利用するスマートフォンは、完全にプライベート用として使い分けることができます。これで、私的な目的のアプリなどは仕事用の端末には入れず、プライベート中に仕事用の連絡先に間違って電話をかけることもなく、誰に見られても問題無い2台持ちのメリットを享受することができるのです。

LINEモバイルでau端末を使用できるようにするには?

LINEモバイルでau端末を利用するためには、「SIMロック解除」を念の為実行しておくと安心です。市販されている「SIMフリースマホ」とは異なり、大手キャリアで購入した端末にはそのキャリア用のSIMロックがかけられています。

「トリプルキャリア回線」であるLINEモバイルの場合、ドコモ、ソフトバンク、auのSIMロックであれば、それぞれ同じ回線を使用することで問題なく利用することができるのですが、異なる回線を新たに利用する場合はこれを解除しなければ通信を受け付けません。

au端末のSIMロックの解除方法

それでは、auで購入したスマートフォンのSIMロックを解除する方法について解説していきます。

  1. auのホームページで「SIMロック解除が可能かどうか」を確認する

まず、そもそもの前提として、利用中のスマートフォンが「SIMロック解除可能な端末である」ということについて確認しておく必要があります。

https://connect.auone.jp/net/vwc/cca_lg_eu_nets/login?targeturl=https%3A%2F%2Fmy.au.com%2Faus%2Fau-support%2Fsur%2FSUR001W001%2FSUR0010001BL.do&param=agdt%3D2%26mauth%3D

上記のサイトにアクセスすると、「au ID」と「パスワード」の入力が求められます。My auで購入履歴が確認できる場合は、SIMロック解除可能かどうかを確認し、そのままWeb上でSIMロック解除の手続きをすることができます。ここで、SIMロックの解除はできないとわかった場合、LINEモバイルは別の端末を用意して利用することになります。

  1. 機種購入日から101日が経過する

auのSIMロック解除の条件は、該当の端末を購入してから101日目以降であることが必要です。これに関しては日数の経過を待つしかありません。ここで一つ注意しておきたいポイントは、auの最低利用期間が経過していないかということです。

auの契約は、2年毎に訪れる「契約更新月」以外の期間に解約する場合、契約解除料として9,500円を支払う必要があります。加えて、SIMロックの解除には3,000円の手数料(auショップでの手続きの場合)が必要であり、これだけで12,500円の出費になります。これを避けたい場合、契約更新月の間に解約(LINEモバイルへの乗り換え)する必要があります。または、通常のフローだと前述の手順を踏むわけですが、2019年10月以降のプランは契約解除料が1000円になりました。つまり、解約をする前に「新料金プラン」に変更すれば、契約解除料を1000円にすることができます。

  1. SIMロック解除の手続きを行う

端末の購入から101日目以降になったら、SIMロック解除の手続きを行います。解除するための手続の方法は「パソコン・スマートフォン」もしくは「suショップ」です。パソコンやスマートフォンからSIMロック解除の手続きを行うには、「サポートサイト」の「SIMロック解除のお手続き」から申し込みを行います。こちらの場合は、SIMロックの解除に手数料がかかりません。

auショップでの解除の場合、最寄りのauショップに出向いて申し込みをします。カウンターにて申し込みをしましょう。その際、携帯電話番号や名前などの情報で契約者本人であることを確認しますが、これができない場合は本人確認書類を提示する必要があります。

なお、閉店ギリギリで申し込みをすると対応できない可能性もありますので、出来る限り時間に余裕をもって申し込みに行きましょう。ショップでの手続きは、解除手数料として3,000円を支払う必要があります。手数料は翌月の月額料金に合算しての支払いとなりますが、回線契約を既に解除している場合などについては窓口払いとなります。

au端末でLINEモバイルを使う際に注意すること

au端末は、LINEモバイルでほぼ問題なく利用できます。重要なのは「手持ちのau端末が、LINEモバイルでも利用できるものなのか」を知ることです。

確実な方法としては、auやメーカーに問い合わせを行うことです。LINEモバイルのホームページや、自分で周波数帯を調べることももちろんできますが、確実な方法としてはやはり携帯電話会社や端末のメーカーに聞くことが一番です。その上で、手持ちの端末をLINEモバイルで利用できない場合は、LINEモバイル用の端末の調達と、手持ちのau端末の行く末を考えることです。