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公開日:2020/01/09
最終更新日:2021/03/09

NURO光ユーザーが知っておきたい固定IPアドレスの利用方法

NURO光で固定IPを使うにはどうしたらいいか?という点について、気になっている人もいるのではないでしょうか。

結論からお伝えすると、NURO光には他のプロバイダのように「別途費用を払うことで固定IPが使える」といったサービスは最初から用意されていません

しかしどうしても固定IPを使いたい場合、方法が全くないというわけではありません。また変動IPでも、自宅サーバの公開やwebカメラの利用などが出来る方法もあります。本記事では、具体的な方法を交えてご紹介します。

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この記事のもくじ

NURO光のIPアドレスは固定?変動?

IPアドレスには「固定」と「変動」の2タイプがあります。NURO光に採用されているのは、変動IPアドレスです。

ただ、NURO光でインターネット回線を長期間使い続けても、なかなかIPアドレスは変わらないと言われています。また、ONUの電源を切ってしばらく放置しても、同一のIPアドレスを取得できる場合が非常に多いです。

IPアドレスが変わらない理由の1つとして考えられるのが、ユーザーの絶対数の少なさ。ユーザー数が少ないほどに、ONUの電源を切った際にIPアドレスを他のユーザーに取得される可能性が低下します。このため、電源を入れ直したときに、ONUが同じアドレスを取得しやすくなると考えられるのです。

とはいえ、タイミングによっては、ONUの電源ON・OFFによってIPアドレスが変わる場合があります。こうした特徴を加味すると、NURO光のIPアドレスは「半固定」と呼ぶのが適当かもしれません。

そもそも固定IP、変動IPとは何?

先ほどから登場している「固定IPアドレス」や「変動IPアドレス」とは、どのような役割をもつものなのでしょうか。

IPアドレスは、まず契約しているプロバイダから割り当てられます。

IPアドレスとは?

PCやスマホなど、ネットワークに接続される機器には、ネットワーク上でそれぞれを識別するために例えば「255.255.255.255」のように、数字の羅列から作られる固有の番号が割り振られます。これをIPアドレスと言います。
 
正確にはこのIPアドレスは「グローバルIPアドレス」と言って、いわばネット上の住所のようなものです。たとえば、AさんがBさんに手紙を送りたいと思っても、Bさんに住所がなければ宛先を記入できないですよね。また、Bさんに住所があり、手紙を送ることができても、Aさんに住所がなければBさんは返事を書けません。

これと同様に、インターネット上でのデータのやり取りにも、住所(IPアドレス)が必要となります。IPアドレスがなければ、遠く離れた機器の間でデータを送受信できません。IPアドレスとは、「ネットワーク上に無数に存在する機器の中から、通信する相手を見つけ出すための住所」なのです。

なお、グローバルIPアドレスの他に「プライベートIPアドレス」というIPアドレスも存在しています。これはネット上のアドレスではなく、機器が個別に持つ内部アドレスになります。

割り当てされるはIPアドレスは、2つの種類が存在しています。すなわち「変動型IPアドレス」と「固定型IPアドレス」です。

変動IPアドレスは、一定の期間もしくはネットワーク切断のタイミングなどで、IPアドレスの数字が変わる方式です。具体的にいうと、ONUやルーターの電源が入れ直されるときに数字が変動することが多くあります。

これに対して固定IPアドレスは、ずっと同じアドレスを使い続けられる方式です。ネットワークを遮断しようが、回線のメンテナンスが入ろうが、一度割当てられた固定IPアドレスはプロバイダを解約するまで利用できます。

ちなみに、プロバイダから一般家庭に割り当てられるIPアドレスは、基本的に変動型のIPアドレスです。NURO光だけが特別に変動IPを採用しているわけではなく、一般的なプロバイダ全てにおいて言えることです。

固定IPアドレスはビジネス向けの方式と考えられる傾向があり、企業で主に使用されることが多いです。

ここで気になるのが「変動IP」と「固定IP」の違いがインターネットの利用に与える影響。

IPアドレスが変わるか変わらないかで、ネットの利用にどのような影響が出るのでしょうか。疑問の答えを、次の節で見ていきましょう。

固定IPや変動IPはインターネットを利用するにあたってどう影響するのか?

みなさんは、普段ネットをどのように利用されているでしょうか。ネットの利用方法次第で、固定IPと変動IPの違いによる影響を受けるか否かが変わります。

たとえばネットサーフィンやメールのやり取り、動画の視聴といった使い方をするだけであれば、固定IPと変動IPのどちらでも使用感は変わりません。

それぞれにどのようなメリット、デメリットがあるのかをまとめてみました。

  固定IPアドレス 変動IPアドレス
メリット
  • 技術的なアクセス設定が必要な場合に便利
  • IP制限を設定できる
  • デフォルトでこの状態であり、特に不具合等がない
  • 利用料金がかからない
デメリット
  • 利用料金が発生することが多い
  • 固定IPが必要なサービスは利用できない

固定IPの方が向いているインターネット利用目的

簡単に説明すると、インターネットの利用目的が以下のような場合は、変動IPアドレスよりも固定IPアドレスのほうが向いています。

  • 自宅サーバーの構築
  • 外出先から自宅パソコンのデータへのアクセス(VPN)
  • Webカメラの利用

自宅サーバーの構築

自宅でWebサーバーを構築すると、パソコンのデータをネット上に公開できるようになります。構築した自宅のサーバーを使って、自分のホームページを外部のユーザーに公開することも可能です。

厳密には、誰でもwebサイトにアクセスするときに「www.exsample.jp」のようなURLをブラウザに打ち込むと思うのですが、内部では『「exsample.jp」のドメインと、IPアドレス「255.255.255」を紐づけてね』という命令が事前に行われているのです。

よって、「www.exsample.jp」にアクセスすると自宅サーバに構築したwebページが見られる、というわけなのですね。なおこのドメインとIPアドレスの紐づけの設定のことを、DNS(ドメインネームシステム)設定と言います。

固定IPアドレスを使ってホームページを公開すれば、外部ユーザーは常に同じURLにアクセスして内容を閲覧できるようになります。

一方で、変動IPアドレスでホームページを公開すると、アクセス方法が極端に不便になりかねません。

というのも、時々IPアドレスが変わってしまうため、その度にドメインとURLの紐づけを行わなくてはいけないからです。そんな不便なウェブサイトは、聞いたことありませんよね。

以上の理由から、自宅サーバーの利用およびホームページ運営には、固定IPアドレスが適しているといえるのです。

外出先から自宅パソコンのデータへのアクセス(VPN接続)

VPNとは「バーチャルプライベートネットワーク」の略で、文字通り仮想空間上に自分だけのネットワークを作ることができます。固定IPを利用することで、VPN接続にて外出先から自宅パソコンへアクセスすることも可能になるのです。

変動IPアドレスでは、自宅パソコンのデータが欲しいときにIPアドレスが変わってしまい、不便を感じるかもしれません。

Webカメラの利用

Webカメラを使う場合も、固定IPアドレスを利用することで、安定したアクセスを行えるようになります。Webカメラは日常的に使用するもの。使うたびにIPアドレスが変わってしまっていては、さすがに不便ですよね。固定IPアドレスを利用すれば、こうした不便の発生を防ぐことができます。

固定IPアドレスを使わなくても、自宅サーバの構築やwebカメラの利用は可能

ここまでの内容を読んで、「変動IPアドレスで自宅サーバーを構築しても使いものにならないの?」と思う方も多いことでしょう。しかし、実はそうではありません。「DDNS(ダイナミックDNS)」を使うことで、IPアドレスの変動により生じる不便さを軽減できます。

DDNS(ダイナミックDNS)とは、IPアドレスが変更される度に、ドメインとIPアドレスとの紐付けを再設定してくれる仕組みです。

IPアドレスは定期的に変動しても、URL欄にサイトのアドレスを入力すれば、いつでもそのサイトにアクセスできます。

DDNSは企業だけでなく一般のユーザーも利用でき、利用無料のサービスも存在します。固定IPアドレスを取得しなくても、DNS設定を行いたいだけであればこういったサービスの検討をしてみると良いでしょう。

さらにwebカメラの利用の場合は、webカメラを販売している会社でDDNSの設定方法を案内していることがあります。利用予定のwebカメラの会社に確認してみるのも1つの手です。

NURO光で固定IPアドレスを使う方法

それでも、どうしても固定IPが必要だという場合が発生した場合は、どうしたらよいのでしょうか。

So-netでは、個人宅向けの「固定IPアドレス割り当てサービス」を用意しています。ただし、対象はフレッツ光のみ。NURO光向けの固定IPアドレス割当てサービスも用意されているものの、法人向けの提供のみとなっています。

では、個人のNURO光ユーザーは、固定IPアドレスを利用できないのでしょうか?

答えはNO。“ある外部サービス”を利用すれば、固定IPアドレスを使うことができます。その外部サービスとは、(株)インターリンクの「マイIP」。マイIPは、独自のシステムによって、変動IPアドレスと固定IPアドレスの変換を実現しています。

マイIPの特徴
  1. ユーザーの端末からマイIPのサーバーにVPN接続が行われる
  2. マイIPサーバーが固定IPアドレスを使ってインターネットにアクセスする
  3. インターネットからの送信データが、固定IPアドレスでユーザーの端末に送信される

上記システムにより、変動IPアドレスを固定IPアドレスに変換したうえで、インターネット通信を行えるようになります。NURO光ユーザーには、ちょうど良いシステムといえそうですね。

固定IPアドレス割り当てサービスの申し込み方法について

マイIPには、「マイIP」と「マイIP ソフトイーサ版」の2種類のサービスが用意されています。各サービスの内容をチェックしてみましょう。

・マイIP… 6つの主要なOSに対応/利用できるIPアドレス=1つ/月額料=1,080円

・マイIP ソフトイーサ版… 3つのOSに対応/複数のIPアドレスを契約可能/月額料金=1,296円×IPアドレス数

「マイIP」は、Windowsやmac OS以外に、LinuxやiOS、Androidといった全6種類のOSに対応しています。ただし、契約できるIPアドレスは1つのみです。

「マイIP ソフトイーサ版」は、Windows、mac OS、Linuxに対応しています。複数のIPアドレスを契約できますが、AndroidやiOSといったモバイル向けのOSには利用できません。

以上のように特徴が異なるため、マイIPを固定IPアドレスとして利用する際は、使用用途によって申込むサービスを選ぶ必要があります。たとえば、外出先から自宅パソコンのデータを取得する場合や、Webカメラを利用する場合は、多様なOSに対応した「マイIP」コースが最適です。

他方、自宅サーバーでホームページを立ち上げる場合は、複数のIPアドレスを取得できる「マイIP ソフトイーサ版」が適しています。

ちなみにマイIPのサービスは、最大2ヶ月間無料で利用可能です。無料期間内に解約しても違約金は発生しないので、試しに利用してみる価値は十分にありますよ。

固定IPアドレス割り当てサービスの申し込み方法

マイIPの申込方法を確認しておきましょう。NURO光で固定IPアドレスを取得する際に、役立ててみてください。

  1. マイIPの公式サイトにアクセス
  2. 「最大2ヶ月間の無料体験 お申し込み」バナーをクリック
  3. 申込み画面が表示されるので、希望するサービスを選択
  4. インターリンクのメンバーID確認画面が表示されるので「いいえ」を選択
  5. 「次へ」をクリック
  6. 連絡用メールアドレス入力画面が表示されるので、入力して「次へ」をクリック
  7. 手順6で入力したアドレスに案内メールが届く
  8. メールを開き、記載されているリンクをクリック
  9. 申込みフォームが開くので氏名や支払い方法を入力
  10. 「規約への同意」にチェックを入れる
  11. IPアドレスの取得方法(自動or候補)を選択して「次へ」をクリック
  12. 手順11で候補を選択した場合は、空いているアドレスから任意のものを選んで「次へ」をクリック
  13. 申込内容の確認画面が表示されるので、「確認して申込みをする」バナーをクリック
  14. 申込み完了画面が表示される

以上の手順で、マイIPの申込みは完了します。なお、マイIPの支払い方法は、クレジットカード、NTT支払い、口座振替の3種類です。ご自身にとって利用しやすい支払い方法を選択してください。

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固定IPアドレスを利用するにあたっての注意点

NURO光と前述の「マイIP」を併用する場合、通信速度の低下に注意する必要があります。というのも、マイIPで取得した固定IPアドレスを利用すると、NURO光の高速通信を活かせなくなってしまうのです。

「マイIPサーバー」までの通信はNURO光の回線で行われますが、マイIPサーバーからインターネットへの接続は独自の回線で実行されます。こうしたシステムの都合上、マイIPの固定IPアドレスでは最大2Gbpsの超高速回線を活かせません。NURO光ユーザーにとって、この点は大きなデメリットといえます。

固定IPアドレスは危険?

かつて、「固定IPアドレスは危険」というウワサがネット上に流れたこどありました。固定IPはIPアドレスを変更できないため、悪意ある者の攻撃対象になりやすいと考えられていたようです。

こうしたウワサを信じて、固定IPアドレスの利用を躊躇する方も多いかもしれませんね。しかしご安心を。固定IPアドレスが特に危険ということはありません。

誰かの攻撃対象となるような行動をとらない限り、安全性は変動IPアドレスとほぼ同等と考えてください。ちなみに、誰かの攻撃対象となる行動とは、「IPアドレスが公開されるサイトで非難される投稿を行う」といった感じの行為です。こうした目立つ行為を行うと、ほかのネットユーザーの攻撃対象となりかねません。

とはいえ、マイIPで取得した固定IPアドレスであれば、いつでも解約して再取得できます。NURO光とマイIPを組み合わせて使用する場合は、他者からの攻撃を過剰に気にする必要はないと考えてよいでしょう。

固定IPアドレスが使える他の光サービスも

紹介してきたとおり、NURO光で固定IPを使うにはマイIPのような固定IP割り振りのサービスに新たに入る必要があります。

しかし料金が発生するのと、NURO光の最大速度2Gbpsの恩恵を受けることが出来ません。ここがデメリットに感じるのであれば、固定IPアドレスが使える他の光回線サービスを検討することも、1つの選択肢と言えるでしょう。

固定IPがオプションで利用できる「ドコモ光 × GMOとくとくBB」

例えば、ドコモ光のプロバイダである「GMOとくとくBB」には固定IPサービスが用意されており、オプション料金月額1,100円から利用することができます。

まずは「ドコモ光単独タイプ」を契約した後に、GMOとくとくBBから固定IPサービスを申し込むことが出来ますよ。

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まとめ

NURO光では最初から固定IPが使えるオプションが用意されていません

しかし、DDNSを利用して変動IPだとしても自宅サーバーの構築が可能であることをご紹介してきました。

固定IPを使う必要があるのは、自宅サーバを構築したい人やVPN接続を行って遠隔でPC操作をしたい人など、高度な使い方を求めている人が多く、インターネット接続をするだけであれば固定IPを使う必要はありません。

どうしても固定IPが必要な場合は、マイIPでの固定IPの取得や、他のサービスへの乗り換えも視野に入れて、ご自身にとって最適な方法を選んでくださいね。

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