
「NURO光にはルーターが必要ないって本当?」
「ONUに当たりハズレがあるって聞いたけど、どんな種類があるの?」
一般的なONUの場合、別途無線ルーターの購入が必要ですが、NURO光のONUには無線LANルーターの機能が搭載されています。開通工事の際に貸し出さるONUを設置するだけで、インターネットに接続できます。
この記事では、ONUの種類と性能の比較、自前のルーターを使用する際の注意点を紹介していきます。
- NURO光のONUの特徴
-
- 無線LANルーターの機能付きONU
- 旧機種が届いてしまった場合は無料で交換可能
- 11ac対応のルーターを利用すると無線LAN下り最大通信速度が1.3Gbps
他社回線の最大通信速度は1Gbpsなので、11ac対応のルーターを利用しても、無線LAN下り最大1.3Gbpsのインターネット環境は手に入らないのでNURO光がおすすめです。
無料で貸し出されるONUは6種類あり、そのうちの1つがランダムで届くため、申し込み時にONUの機種選択はできません。
実は、公式サイトには公開されていませんが、新規申し込みの方、2015年9月以降に申し込んだ方は旧機種が届いてしまった場合でも無料で交換することが可能です。
まだNURO光に申し込んでいないのであれば、NURO光の公式特設ページからの申し込みを検討するとよいでしょう。NURO光の公式特設ページでは、オプションに加入しなくても、45,000円のキャッシュバックを受け取ることができます。また、基本工事費44,000円が実質無料です。
快適なインターネットライフを実現するため、ルーターの性能について検討してみましょう。
NURO光では無料でルーター機能付きのONUが貸し出される
ONU(Optical Network Unit)は日本語で光回線終端装置といい、光信号とデジタル信号を相互変換する役割があります。
ONUは光回線を利用するために必要です。光コンセントに接続することで光回線に接続できます。
また、インターネット回線を、家庭内の複数端末で共有するための機器をルーターと呼びます。
NURO光を契約すると無料でレンタルできるホームゲートウェイは、無線LANルーター機能を搭載したONUです。
つまり、NURO光ではONUと無線LANルーターが一体化しているためONUが1台あればインターネットに接続できるというわけです。
ONUと無線LANルーターの2つを設置すると場所を取りますが、ルーター機能付きのONUだとコンパクトに収納できます。
NURO光で無料レンタルできるONUは、6種類あります。このうち無線LANが最新規格のものは3種類です。
【NURO光のONUと無線LAN規格】
機種 | 無線LAN規格 |
---|---|
ZXHN F660T | IEEE 802.11a/b/g/n |
HG8045j | IEEE 802.11a/b/g/n |
HG8045D | IEEE 802.11a/b/g/n |
ZXHN F660A | IEEE 802.11a/b/g/n/ac |
HG8045Q | IEEE 802.11a/b/g/n/ac |
FG4023B | IEEE 802.11a/b/g/n/ac |
最新規格はIEEE802.11acですので、最新規格の無線LANルーターは「ZXHN F660A」「HG8045Q」「FG4023B」となります。
NURO光でレンタルできる無線LANルーターの性能を解説
NURO光を契約すると、ルーター機能付きのONUが無料でレンタルできます。
6種類のONUの下り最大通信速度は、以下の通りです。
【NURO光のONUと最大通信速度】
機種 | 無線LAN下り最大通信速度 |
---|---|
ZXHN F660T | 450Mbps |
HG8045j | 450Mbps |
HG8045D | 450Mbps |
ZXHN F660A ※11ac対応 |
1.3Gbps |
HG8045Q ※11ac対応 |
1.3Gbps |
FG4023B ※11ac対応 |
1.3Gbps |
NURO光の基本プラン「NURO光 G2V」は、最大通信速度が上り1Gbps、下り2Gbpsです。
つまり、最新規格の無線LANルーターをつなげば、基本プランのスペックをより活かせることになります。NURO光の基本プランと似た他社回線のプランでは、たいてい最大通信速度は1Gbpsです。
他社回線では、たとえ11ac対応のルーターを利用しても、下り最大1.3Gbpsのインターネット環境は手に入らないのでNURO光がおすすめです。
NURO光の速度を存分に楽しみたい人は、11ac対応のルーターが届いてほしいですね。
申し込み時に機種の選択はできませんが新規申し込みの方は、もし旧機種が届いてしまった場合でも無料で交換できます。
まだNURO光に申し込んでいないのであれば、NURO光の公式特設ページからの申し込みを検討するとよいでしょう。NURO光の公式特設ページでは、オプションに加入しなくても、4,5000円のキャッシュバックを受け取ることができます。また、基本工事費44,000円が実質無料になります。
ただし、旧規格の「ZXHN F660T」「HG8045j」「HG8045D」であっても、インターネットを快適に利用することはできます。
例えば、NURO光の公式ブログでは、快適な通信速度を以下のように紹介しています。
【データの送受信に必要な通信速度の目安】
データ内容 | 快適な通信速度 |
---|---|
メールの送受信 | 上り・下り1Mbps |
Web閲覧 | 下り1Mbps |
SNSへの写真投稿 | 上り3Mbps |
LINE受信 | 下り1Mbps |
ビデオ通話 | 上り・下り3Mbps |
オンラインゲーム | 上り100Mbps |
出典:NURO光公式ブログ
これによると、Web閲覧でも下り1Mbps、ビデオ通話でも下り3Mbpsあれば十分のようですね。
家庭でインターネット検索や動画視聴を楽しむ分には、旧規格のルーターでも大丈夫でしょう。
では、どうしても新規格のルーターを利用したい場合は、どうすればいいのでしょうか。
NURO光から届くONUはランダムだが無料で交換可能
NURO光に申し込んだ後、開通工事の際に旧規格のルーターが届いた場合は、最新規格のものと交換できます。
申し込み期間 | |
---|---|
2015年9月以降 | 無料で交換可能 |
2015年9月以前 | 有料で交換可能 |
2015年9月以前の方は有料で11,000円での交換となるようです。
2015年9月以降にNURO光に申し込みをした人は無料で交換できます。
ただし、工事担当者に交換を直接申し込むことはできません。
光回線が開通したら、NURO光の「お客さまサポート」の電話番号から連絡してください。
連絡後、交換作業の日程を決めることができます。急いでいる場合は、その旨も伝えておくといいでしょう。
新規格のルーターの交換作業まで日にちはかかりますが、その間は旧規格のルーターを利用しましょう。
旧規格であっても、動画視聴であれば快適に楽しむことができますよ。
YouTubeやHulu、Netflixの推奨速度は以下の通りです。
動画視聴サイト | 推奨速度 |
---|---|
YouTube | 【動画の解像度】 4K→20Mbps HD 1080p→5Mbps HD 720p→2.5Mbps SD 480p→1.1Mbps SD 360p→0.7 Mbps |
Hulu | 【使用環境】 パソコン→6Mbps以上 スマホ→3Mbps以上 |
Netflix | 接続推奨速度→1.5Mbps 【画質】 SD→3Mbps HD→5Mbps UHD(4K)→25Mbps |
超高画質と言われる4K画像であっても、20~25Mbpsあれば十分だとわかります。
自前のルーターでNURO光を使用する場合の注意点
これまで他社の光回線を利用していた人は、すでにルーターを持っている場合があります。わざわざ新しいONUをレンタルしなくてもいいと考えるかもしれません。
結論から言うと、自前のルーターはONUの内蔵無線をOFFにしてつなぐことができます。
ONUよりも、自前のルーターの方が無線LANの使える範囲が広い場合などは、その性能を活かすことができるでしょう。
ただし、ルーターによっては、ONUだけでつなぐよりも速度が遅くなってしまう場合もあるので、注意が必要です。
自前のルーターを使って速度が遅くなる原因は、次の2つが考えられます。
- 二重ルーター状態になっている可能性
- ルーターが11acに対応していない可能性
それぞれ解説していきます。
二重ルーター状態になっている
NURO光のONUに自前のルーターをつないだ場合、ONUの内蔵無線がオンのままだと二重ルーター状態となります。
二重ルーターとは、回線接続用の端末と、後から接続したWi-Fiルーターが同時に動作している状態のことです。
ONUと自前のルーターのどちらもオンになっている場合、2つのルーターを通過するため、その分だけ速度が遅くなります。
二重ルーターになっている場合は、ONUの内蔵無線をオフにしましょう。
この時に注意したいのは、誤って両方のルーターをオフにしないことです。インターネットが閲覧できなくなってしまいます。
ルーターが11acに対応していない
通信速度が低下してしまう原因は、ルーターの規格にもあります。
自前のルーターが最新規格の11ac対応でない場合は、NURO光の特徴である下り最大2Gbpsのパフォーマンスを活かせません。
自前のルーターを確認し、11acに対応していなければ、ONUのみで接続することをおすすめします。また、NURO光から届けられたONUが最新規格であれば。自前のルーターをつながなくても大丈夫でしょう。
通信速度が遅くなる原因としては、ルーターの他に、使用しているパソコンや周辺機器の性能も考えられます。どうしても速度が気になる場合は、インターネットを使う環境を見直してみるのも一手です。
NURO光で自前のルーターは限られた条件下でない限り必要ない
旧型のONUが設置された場合、手持ちのルーターが11acに対応していれば、面倒なONUの交換対応をしなくても同等の回線速度を使えます。
また、手持ちのルーターの方が無線LANが使える範囲が広いなど、NURO光からレンタルされたONUに備わっている機能以上のスペックがあれば、ONUだけで利用するよりも、より良い環境でインターネットを楽しむことができるでしょう。
他にも、意図的に二重ルーターにする目的はあります。
無線ルーターが接続できるデバイス数には上限があるため、その上限を超えたデバイスを接続したい場合に、ルーターの数を増やして対応するという形をとることもできます。
それ以外の場合は、NURO光を使うなら通信速度を遅くしてしまう上に、設置場所を取ってしまうので、不要であれば処分してしまってもいいかもしれません。
まとめ
NURO光を契約すると、ホームゲートウェイ(ルーター機能付きのONU)が無料でレンタルできます。新しくルーターを買う必要はありません。
NURO光が扱うONUは全部で6種類です。そのうち、無線LANの最新規格IEEE802.11ac対応ルーターは3種類あります。
ただし、申込時には、11ac対応のルーターを選ぶことができません。開通工事で届けられるONUはランダムです。
旧規格のルーターが届いた場合は、NURO光の「お客さまサポート」へ電話をすれば無料で交換作業を行ってくれます。
届いたONUが旧規格で、かつ自前のルーターが最新規格であるなら、ONUの内蔵無線をオフにしてつなげることで、快適なインターネット環境を実現できるでしょう。
また、自前のルーターがNURO光のONUよりも無線LANの使える範囲が広い場合も、2つをつないで試す価値がありそうです。
自前のルーターを使う条件は限られています。この記事に書かれた注意点を参考にして、NURO光の通信速度を有効に活用しましょう。
おすすめポイント
- G2Vなら下りの最大通信速度が2Gbps
- Web申込限定で45,000円のキャッシュバック
- 基本工事費が実質無料