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楽天モバイルは9月から新プランの【スーパーホーダイプラン】を提供開始しました。これはライバルであるUQモバイルやY!mobileに対抗するために発表されたプランだと私は認識しています。この記事ではスーパーホーダイプランをわかりやすくまとめ、他の格安SIMや楽天モバイルの他のプランと比べてどのくらいオトクなのか調べてまとめました。
スーパーホーダイプランは10分以内の【楽天でんわ】が何回でもかけ放題の【楽天でんわ10分かけ放題】と高速通信(2G〜24GB)を使い切った後でも最大1Mbps(混雑時は300kbps)でネット回線を使用できるプランです。
他社の格安SIMやキャリアのスマホでは高速通信の容量を使い切った場合はメールやLINEのメッセージのやりとりくらいしかできなくなるのが普通ですが、楽天モバイルのスーパーホーダイプランの場合、ネットサーフィンはもちろん、動画だって快適とは言えませんが見られるレベルを維持できるのが嬉しいところです。
スーパーホーダイプランは【プランS】【プランM】【プランL】【プランLL】の4種類あり、それぞれで月額料金や高速通信の容量が違います。高速通信を使い切っても1Mbpsの速度でネットを利用できるのは4つとも共通となります。
また、上記プラン内でのプラン変更は可能(S→Mに変更など)ですが、スーパーホーダイプラン→従来の選択型のプラン(5GBプランなど)への変更は最低利用期間の12ヶ月経過してからでないとプラン変更できないので注意しましょう。
従来の選択型プラン→スーパーホーダイプランへの変更も現時点では不可能で、こちらのプラン変更は今冬にできるようになる予定だそうです。
それでは以下に各プランの料金システムをまとめてみましたのでご覧ください。
プラン名 | 最低利用期間 | ダイヤモンド会員 1年目・対象月のみ |
楽天会員 1~2年目 |
楽天会員でない 1~2年目 |
プランS/2GB 月額基本料2,980円 |
3年 | 980円 | 1,480円 | 1,980円 |
2年 | 1,480円 | 1,980円 | 2,480円 | |
1年 | 1,980円 | 2,480円 | 2,980円 | |
プランM/6GB 月額基本料3,980円 |
3年 | 1,980円 | 2,480円 | 2,980円 |
2年 | 2,480円 | 2,980円 | 3,480円 | |
1年 | 2,980円 | 3,480円 | 3,980円 | |
プランL/12GB 月額基本料5,980円 |
3年 | 3,980円 | 4,480円 | 4,980円 |
2年 | 4,480円 | 4,980円 | 5,480円 | |
1年 | 4,980円 | 5,480円 | 5,980円 | |
プランLL/24GB |
3年 | 4,980円 | 5,480円 | 5,980円 |
2年 | 5,480円 | 5,980円 | 6,480円 | |
1年 | 5,980円 | 6,480円 | 6,980円 |
スーパーホーダイプランは新プランだという事で、楽天モバイル側も獲得にかなり力を入れています。楽天会員になっている事が条件(無料です)なのですが、まずは毎月の月額料金が1,000円引き(1年間)+楽天ダイヤモンド会員ならさらに毎月500円引きされます。さらに楽天の【ダイヤモンド会員】の場合は1年目のみになりますがここからさらに毎月500円引きとなります。
それでは楽天モバイルのスーパーホーダイプランのライバル的存在といえるUQモバイルの【おしゃべりプラン】【ぴったりプラン】との比較を行った結果をまとめたいと思います。
おしゃべりプランは5分以内の通話が何度でも無料になるプランで、ぴったりプランは無料通話がついてくるプランです。(S〜Lプランで無料通話の時間が違ってきます。両プランの月額料金は同じなので、今回は高速データ通信量と月額料金の比較を行いたいと思います。
楽天モバイルのスーパーホーダイプラン、UQモバイルのプランは両方とも契約年数によって料金や高速通信の容量が変わるのが非常にやっかいです。各プランの一番安いところと高くなるところで比較してみますので、どちらがオトクかどうかは各個人で判断してください。
一番申し込み数が多いと予想する真ん中の【Mプラン】を見てみます。
スーパーホーダイのMプランは楽天会員で2年契約あれば1年目2,980円、2年目以降で3,980円。通信量量はずっと6GBです。
つまり2年間の料金の合算は83,520円。
対してUQモバイルのMプランは1〜14ヶ月目まで2,980円。14ヶ月目以降は3,980円となり、高速通信は契約から〜26ヶ月目までは6GB使用でき、それ以降はなんと3Bしか使用できません。2年間の料金の合算は81,520円となります。 *楽天のダイヤモンド会員の場合は1年間500円引きなのでスーパーホーダイプランからさらに6,000円引きで80,000円を切るので楽天モバイルのスーパーホーダイプランの方がオトクとなります。
上記の事から2年間の単純な料金比較だとUQモバイルの方が少しだけオトクなのですが、2年目以降は断然楽天モバイルのスーパーホーダイプランがオトクです。
楽天モバイルのスーパーホーダイプランのMプランは6GBのプランが一番高くなっても3,980円なのに対し、UQモバイルは2年目以降は3,980円で3GB、5,980円で7GBなのでスーパーホーダイプランと比較すると全然オトクじゃない事がわかります。
なので2年ポッキリで解約する人以外は楽天モバイルのスーパーホーダイプランを選ぶ以外の選択はありません。
また、楽天モバイルのもう一つのライバルのY!mobile(ワイモバイル)のプランと比較してみたいのですが、Y!mobileのプランはUQモバイルのプランとほとんど同じで、無料通話が5分→10分にパワーアップしただけです。
なので無料通話時間が10分で料金も安い楽天モバイルのスーパーホーダイプランを選ぶのがオトクです。
この記事ではスーパーホーダイプランの料金システムをまとめ、楽天モバイルのライバルであるUQモバイル・Y!mobileのプランと比較した結果をまとめました。
楽天モバイルはいよいよ、UQモバイル・Y!mobileという2大巨頭にケンカを売って一気にシェアを伸ばすという決意が今回の新プラン発表で感じられました。
今回発表されたスーパーホーダイプランはUQモバイル・Y!mobileのプランよりもユーザーからするとかなりオトクで強力なため、その2社も黙ってはいないと思うので新プランの発表がありそうな気がします。新プランが発表された場合は随時更新していきたいと思うので定期的にチェックしていただければと思います。