「私のiPhoneって楽天モバイルでも使える?」
- 楽天モバイル対応端末
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iPhone 12、iPhone 12 pro、iPhone 12 pro Max、iPhone 12 mini
iPhone SE(第2世代)
iPhone11、iPhone11 Pro、iPhone11 Pro MAX
iPhone XS、iPhone XS MAX
iPhone XR
上記は楽天モバイルが動作確認を行ったiPhoneで、楽天モバイルの一部のサービスを利用できます。ただし、OSやソフトウェアの更新等で機能が制限される可能性があるため、楽天モバイルはiPhoneを動作保証対象外にしています。
そこで、iPhineで楽天モバイルを利用すると本当に不具合が起きるのか、どんな困ったことが起きるのかなどを調査。楽天モバイル公式サイトだけでなく、iPhone12 Proで楽天モバイルを利用している編集Hの感想も紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
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楽天モバイルでiPhoneが動作保証外の理由と制限されている機能
楽天モバイルがiPhoneを動作保証外にしている理由は、楽天回線対応製品ではないからです。
公式サイトによると、楽天回線対応製品以外の端末は、OSやソフトウェアが更新されると機能に制限がかかる可能性があります。つまり、楽天モバイルは対象外製品のアップデートで使えない機能が増えても、そこまで保証できないと言っているのです。
次にiPhoneでは利用できない楽天モバイルの機能を見ていきましょう。
iPhoneでは利用できない楽天モバイルの機能がある
iPhoneでは以下の楽天モバイル機能が利用できません。
- パートナー回線(au回線)でのSMS
- APNの自動設定
- 楽天回線とパートナー回線の自動切替
- 緊急地震速報や津波警報の受信などの機能(ETWS)
- 110/119通話などでの高精度な位置情報測位
それぞれの対処法を紹介していきます。
1.楽天回線の通話専用アプリでSMSを利用
iPhoneでRakuten UN-LIMIT Vを利用すると、パートナー回線(au回線)ではSMSでメッセージの送受信ができません。
通話専用アプリ「Rakuten Link」なら楽天回線で国内通話・SMSが利用できます。しかも、Rakuten Linkなら通話・SMSが無料です。
2.APNの設定は手動で行える
iPhoneで楽天モバイルを利用する場合、インターネット接続のために手動でAPN(アクセスポイントネーム)を設定しなければなりません。楽天モバイルで購入した端末であれば自動的にインターネット接続されるので、iPhoneは手間がかかります。
ただし設定自体はさほど難しくありません。 後ほど手順を説明します。
3.アプリで接続回線を確認して切り替えを試みる
iPhoneでパートナー回線から楽天回線に切り替えたいなら、次の2ステップで試してみましょう。
- 現在地が楽天回線エリアか公式サイトで確認をする
- 機内モードをOn/Off操作して電波を再取得する
上記の方法なら切り替えられるかもしれません。
「my楽天モバイル」アプリがiOSで展開されたことから、今後自動切り替えが実現するかもしれません。期待して待ちましょう。
4.緊急地震速報や津波警報が受信できるアプリを入れる
iPhoneで楽天モバイルを利用する場合、緊急地震速報や津波警報などの受信(ETWS)ができません。
対処法として、緊急速報をしてくれるアプリをiPhoneに入れておきましょう。
Yahoo!防災速報であれば、地震速報・津波予報・豪雨予報・気象情報・国民保護情報などを受け取ることができます。
5.110/119通話で正確な位置情報を伝える方法
警察や消防署に連絡したら、通常であれば通話機能を使って位置情報を探知してもらえます。
ところが、楽天モバイルを利用したiPhoneの場合はそれができません。電話では近くにある標識や電柱の番号などを使って、正確な位置を伝えましょう。
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楽天モバイルでiPhoneを利用する際の、制限される機能を紹介しました。5つそれぞれを理解したうえで申し込みましょう。
当サイトの編集Hは、ソフトバンクから楽天モバイルに乗り換え、つい最近iPhone12 Proに機種変更しました。そんな編集Hの楽天モバイル使用感を次に紹介します。
iPhoneXからiPhone12Proに機種変更した楽天モバイルの感想
iPhone12Proで楽天モバイルを利用している編集Hの感想です。
- 通信について
- 回線の接続について
- 電話について
以上3点の使用感を紹介します。
ネットはサクサク動くが、いつの間にか通信制限に…
私、編集Hは11月2日からiPhone12Proを使い始めました。

私は片道40分の通勤時間を利用してYouTubeを視聴します。外出先でもストレスなく動画を視聴できています。
ところが2週間後、Rakuten LinkにこんなSMSが届くようになったんです。

400MBの次が残量200MB、最後にデータ容量を使い切りました、と合計3通のメールが届きました。
そこから2週間、通信制限がかかって低速モード(最大1Mbps)になりました。3大キャリアの低速モード(最大128kbps)より速いとはいえ、ネット検索や動画視聴で「あ、遅いな…」と感じました。
楽天回線を主に使っていると思っていたのですが、うまく接続されておらず、パートナー回線を使っていたようです。
12月に入ると、再び5GB付与されたのでサクサクネットを使えるようになりました。
今接続しているのが楽天回線かパートナー回線かがわかれば、速度制限を避けられるのにと感じています。
ただ、多少の不便はあっても、楽天モバイルのプラン料金1年間無料を利用しているのでコスパはいいですよね。
楽天回線・パートナー回線のどちらに接続中かわからない
Rakuten UN-LIMIT Vでは、楽天回線もしくはパートナー回線に接続することは知っていました。そして、どちらの回線に接続しているかはアプリ「my楽天モバイル」で確認できると勘違いしていました。
実際はmy楽天モバイルで調べても、接続回線を確認できません。コールセンターに問い合わせると、アンドロイドは確認できるが、iPhoneではどちらに接続されているのか確認はできないと言われました。
コールセンターの話だと、楽天回線エリアでも近くに強いパートナー回線の電波があると、パートナー回線の方をキャッチしてしまうのだそうです。
今は少しでも通信料を節約するため、こまめに機内モードをon/off操作をするようにしています。
Rakuten LinkのiOS版がリリースされたので、いずれ接続回線を確認できたり、自動で切り替わったりするようになるのではと思って、今は我慢しています。
通話中に回線が切り替わると電話アプリが終了してしまう
Rakuten Linkは無料で通話できる便利なアプリですが、回線が切り替わると強制的に終了してしまいます。
Rakuten Linkを介さない通常の電話でも同じ現象が起きます。私はあまり電話をしないのですが、緊急の要件で連絡する時に困りますね。
この課題もいずれ改善されてほしいですね。気長に待ちます。
楽天モバイルの問い合わせで以前ほど待たされない
Rakuten Miniが発売され、Rakuten UN-LIMITが登場した時は、コールセンターに問い合わせても全く繋がりませんでした。2時間ほど通話待ち状態にされた経験もあります。
現在は5分以内に繋がりますね。サポート体制が整いつつあるようです。
動作確認済みのiPhoneでも、使い勝手がまだまだの部分はあるなという感想です。私、編集Hの使用感を参考に、楽天モバイルでiPhoneを使うかどうか検討してみてください。
次に、楽天モバイルでiPhoneを使う時の購入方法について紹介します。
楽天モバイルでiPhoneは買えない!状況別の購入方法
楽天モバイルの公式サイト、または楽天モバイルショップでiPhoneは購入できません。では、どこで買えば良いのでしょうか?以下3つの状況別に購入方法を紹介していきます。
現在iPhoneを使っている人
Appleの公式サイトから欲しいiPhoneの購入手続きをしましょう。
手続きと同時にAppleでiPhoneの下取りサービス(Apple trade in)を利用すると最新機種がお得に手に入ります。
実店舗でも購入・下取りサービスを利用できますが、待ち時間や事前の予約などが面倒なので、Webでの手続きがおすすめです。
新規でiPhoneを購入検討している人
あらかじめ予約をしてAppleの店舗に行ってiPhoneを購入するか、Webで購入手続きをしましょう。Appleでは、2020年12月31日まで、30,000円(税込)以上のApple商品を購入で最大24回まで無金利分割できるサービスを実施中です。
また、他のキャリア(docomo、ソフトバンク、au)で購入するより安くiPhoneが手に入ります。
中古のiPhoneを購入検討している人
中古の端末を購入するなら、キャリアからネットワークの利用が制限されている「赤ロム※」には注意が必要です。赤ロムの端末だと、楽天モバイルのSIMカードを挿入しても楽天回線が利用できません。
※赤ロムとは、キャリアによってネットワーク利用制限がかけられているスマホのことです。ネットワーク制限がかけられていると、通話やデータ通信、キャリアメールなどのサービスが利用できません。
古い型のiPhoneなら、確かにコストを抑えられます。その場合、楽天モバイルが対応していないiPhoneを買わないよう注意しましょう。次に、非対応のiPhoneを紹介します。
楽天モバイル非対応のiPhone一覧を紹介!
iPhoneX以前の端末は楽天モバイル非対応です。
非対応のiPhone一覧を紹介します。
- iPhoneX
- iPhone8 plus、iPhone8
- iPhone7 plus、iPhone7
- iPhoneSE(第一世代)
- iPhone6s plus、iPhone6s、iPhone6 plus、iPhone6
上記の端末を持っている場合でコストを抑えたいなら、先ほども紹介したApple trade inを利用して新しいiPhone購入費の足しにすると良いでしょう。
どうしても楽天モバイル非対応のiPhoneが欲しいなら、他のキャリアを検討する他ないでしょう。
ここまで、楽天モバイルでiPhoneを利用すると発生する機能制限、状況別のiPhone購入方法、楽天モバイル非対応端末について紹介してきました。
続いて、楽天モバイルの申込方法からiPhoneの設定方法までを説明していきます。
楽天モバイルを契約する手順と事前準備
楽天モバイルを契約する前に、まずはiPhoneのデータをMacやiCloudなどにバックアップしておきましょう。データ移行は自身で行う必要があります。
バックアップが終わったら、さっそくRakuten UN-LIMIT Vに申し込みましょう。楽天モバイルに乗り換える場合、申し込みからSIMカードが届くまでの流れを紹介します。
1.MNPの手続き(乗り換えの場合)
他社から楽天モバイルに乗り換える場合は、MNP(携帯電話ナンバーポータビリティ)を利用しましょう。今使っている電話番号を楽天モバイルでも引き継ぐこととができます。
手順はまず契約中の会社に問い合わせをしてMNP予約番号を取得します。MNP予約番号の有効期限は予約当日を含め15日間ですが、楽天モバイルは7日以上残っているMNP予約番号が必要です。
2.Webから楽天モバイルに申し込む
楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT V」はWebからの申し込みが便利です。24時間好きな時に申し込めます。
申込の手順は、以下の通りです。
- 楽天モバイルの公式サイトにアクセスする
- 「楽天モバイルと楽天カードと楽天銀行を一緒に申し込む」か「楽天モバイルのみ申し込む」を選択する ※1
- 楽天モバイルの申し込み画面で「プランを選択する」をタップする
- 必要なサービスを追加する
- SIMタイプ(nanoSIMまたはeSIM)を選択する※2
- 「この内容で申し込む」をタップし、楽天会員にログイン
- 本人確認書類の提出(「画像のアップロード」か「受け取り時に自宅で確認」から選択)
- 電話番号の選択(「他社から乗り換え(MNP)」、「選べる電話番号サービス1,000円」、「新規電話番号を取得」の3つから選択)
- お届け方法と支払い方法の選択
※1「楽天モバイルと楽天カードと楽天銀行を一緒に申し込む」を選択した場合、楽天カード・楽天銀行の申し込み完了後、楽天モバイルの申し込み画面へ移動します。
※2 iPhoneXR、XS以降の機種であれば内蔵型SIMのeSIMが対応しています。SIMカードを抜き差しする手間が省けるだけでなく、オンライン上で契約が完結します。
楽天モバイルは、2020年11月4日から契約事務手数料3,000円が無料になりました。プラン料金1年無料と合わせると、初月から0円で楽天モバイルを利用することができます。
おすすめポイント
- 最大25,000円相当のポイント還元
- 300万名を対象にプラン料金2,980円/月が1年無料
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3.SIMカードが届く

申し込み後、通常であればnanoSIMカードは1週間ほどで到着します。ただし、注文が混み合っている場合などは時間がかかる場合もあります。
eSIMカードの場合は、即日にQRコードを取得できます。
nanoSIM・eSIMカードが届いたら、APN設定やアプリのダウンロードなど初期設定を行います。手順は簡単なので、次で説明します。
iPhoneで楽天モバイルを初期設定する方法
楽天モバイルのSIMカードが届いたらiPhoneの設定を行います。手順は以下の通りです。
- MNP開通手続きをする
- iPhoneにSIMカードを挿入しAPNを設定する
- 通話専用アプリ「Rakuten Link」をダウンロード
順番に説明していきます。
1.MNP開通手続きをする
取得したMNP予約番号を利用してMNP開通手続きをします。
MNP開通手続きの手順は、以下の通りです。
- 手持ちのスマートフォンやタブレット、パソコンから「my楽天モバイル」にアクセスする※
- my楽天モバイル内の右上メニューを選択し、「お申し込み履歴」を選択する
- 該当の申込番号を選択する
- 「MNP転入する」を選択する
※楽天モバイルで新しく利用する端末以外でアクセスしましょう。
MNP開通受付時間によっては、完了時間が異なるので注意しましょう。
受付時間 | MNP完了時間 |
---|---|
9:00~21:00 | 当日中 |
21:01~翌8:59 | 翌9:00以降 |
2.iPhoneにSIMカードを挿入しAPNを設定する
まず、楽天モバイルから届いたnanoSIMカードをiPhoneに挿入します。

eSIMカードの場合は、以下の手順で追加しましょう。
- my楽天モバイルで楽天回線の開通手続きを行い、QRコードを表示する
- iPhoneの設定からモバイル通信を選択
- モバイル通信プランを追加を選択し、QRコードを読み取る
挿入後は以下の手順でAPN設定を行いましょう。
- 「設定」をタップして「モバイル通信」を選択
- 「通信のオプション」を選択
- 「音声通話とデータ」を選択
- 「VoLTEオン」を選択すると現れるポップアップで「OK」する
- 「VoLTEオン」が選択されたことを確認し画面を戻る
- 「モバイルデータ通信ネットワーク」を選択
- 「モバイルデータ通信」と「インターネット共有」のAPN入力欄に「rakuten.jp」を入力
- 「インターネット共有」が「オフ」表示になることを確認


手順は多いものの、難しい操作は必要ありません。
3.通話専用アプリ「Rakuten Link」をダウンロード
APN設定が終わったら、「my 楽天モバイル」で申し込み回線が「開通済み」になっていることを確認します。
開通済みになっていたら、Apple Storeから通話専用アプリ「Rakuten Link」をダウンロードしましょう。
ダウンロードが完了しからアプリを起動します。サービスの許可をタップし、位置情報提供協力、品質改善と広告配信への協力に「拒否」または「承認」を選択しましょう。
最後に楽天アカウントのログイン画面が表示されるので、ユーザーIDとパスワードを入力します。ログイン後、携帯電話番号を送信すれば初期設定は完了です。
【編集Hの体験談】iPhone12Proの楽天モバイル初期設定でつまずいたポイント5つ

2020年10月23日にiPhone12が発売されました。私、編集HはさっそくAppleでiPhone12Proを購入してMNP※で初期設定を試みました。
※今回、楽天モバイルの旧プラン・スーパーホーダイMからRakuten UN-LIMITⅤに変更しました。
実際に、MNPでの初期設定でつまづいたポイントとその対策は以下の4つです。
- APN設定で出るはずの”インターネット共有”が出なかった
-
my楽天モバイルでMNP開通手続きすれば解決
- クイックスタートで写真や、音楽、電話帳、メモ、ログインに必要なIDやパスワードなどはスムーズに転送されたが、保存していた動画が一時的に視聴できなかった
-
時間の経過(1日後)で解決、処理に時間がかかっていた
- iCloud、iPhoneを探す、SMSなど旧デバイス上で削除対応せずに移行してしまった
-
【旧iPhoneが手元にある場合】
- ”設定”をタップする
- ”メッセージ”をタップする
- imessageをOFFにする
- 設定に戻ってFaceTimeをタップする
- FaceTimeをOFFにする
対策:【旧iPhoneが手元にない場合】
- Appleの公式ページにアクセスする
- 電話番号を入力して6桁の認証コードを入力する
- 開通までに時間がかかり、不安だった
-
対策:開通までに2時間程かかったものの時間の経過で解決
以上が、編集HがiPhone12 Proで開通しようとした時につまづいた4つのポイント、解決経緯です。
3大キャリアで契約すれば店頭でしてもらえるiPhoneの設定も、楽天モバイルでは自分で行う必要があります。
また、楽天モバイルの初期設定の説明書に書いてある情報以外の対応も必要なので、ここに書いてある体験談はきっと役に立つでしょう。
【まとめ】楽天モバイルでiPhoneは利用できる!
ここまで、iPhoneで楽天モバイルを利用する方法について紹介してきました。
楽天モバイルで利用できるiPhoneは公式サイトで確認できます。楽天回線「Rakuten UN-LIMIT V」が利用できる機種は以下の通りです。
- 楽天モバイル対応端末
-
iPhone 12、iPhone 12 pro、iPhone 12 pro Max、iPhone 12 mini
iPhone SE(第2世代)
iPhone11、iPhone11 Pro、iPhone11 Pro MAX
iPhone XS、iPhone XS MAX
iPhone XR
楽天モバイルでiPhoneを使うなら、制限機能などのデメリットを理解する必要があります。それでも、編集Hはプラン料金が1年間無料になったり、Rakuten Linkを使えば通話料が無料になったりと、メリットも感じました。
通話専用アプリのiOS版がリリースされるなど、iPhoneがいずれ対応端末となる可能性も否定はできないですよね。
楽天モバイルでは、300万名を対象にプラン料金が1年無料になるキャンペーンを実施中です。iPhoneユーザーも、特典が受け取れるうちに楽天モバイルへ乗り換えてもいいかもしれません。
おすすめポイント
- 最大25,000円相当のポイント還元
- 300万名を対象にプラン料金2,980円/月が1年無料
- 途中で解約しても違約金無料