ソフトバンク光は引越したら手続きは必要?
固定回線には「持ち運べない」というデメリットがあります。「固定」なので当然ではありますが、「引越し先には回線を持ち運べない」という点をきちんと考慮する必要があります。
ソフトバンク光や、乗り換え元のフレッツ光の契約時に回線工事を行った経験があるかと思いますが、引越しは「住む場所が変わること」なので、引越し先でも同様の手続きが必要です。
回線業者としても、何の連絡もなく勝手に引越しされても、すぐに対応できません。モバイル端末であれば事務手続きひとつで解決できることが多いですが、固定回線の場合、事前の手続きと各種作業が必要です。早めに手続きを開始する必要があるのです。
手数料はかかる?
ソフトバンクの引越しに際しては、以下の費用が発生します。
●引越し先での回線工事
まずは「引越し先で行う工事の費用」です。工事費用は以下のとおりです。
派遣工事あり | 24,000円 |
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派遣工事(宅内工事のみ) | 9,600円 |
派遣工事無し | 2,000円 |
土日休日工事割増金 | 上記にプラス3,000円 |
その他工事(必要な場合) | 上記にプラスα円 |
一般的な工事の場合は、24,000円の工事費用が発生します。ただし、キャンペーンを実施している場合は割引してもらえる可能性もあります。乗り換えに際しては、実施中のキャンペーンについても考慮する必要があります。
●エリアを跨ぐ場合の手数料
次に、引越しにあたって「NTT東日本」と「NTT西日本」のエリアをまたぐ場合は、手数料として3,000円かかります。引越し先が引越し元とエリアが異なるかどうか確認しておきましょう。
●光電話・光テレビの工事費用
「光電話(N)」「ホワイト光電話」「ソフトバンク光テレビ」を利用中で、引越し先でも継続して利用する場合は、上記の工事とは別に工事費用が必要です。
工事費は必要?
前述の通り、引越し先で工事を行う場合は、それに応じた工事費用が必要です。もっとも多いパターンは、通常とは異なる工事を行う場合で、土・日・祝日に工事割増金が発生し、なおかつ光電話などのサービスを継続して利用する場合です。この場合、3万円以上のコストがかかります。
ただし、工事費用は「キャンペーン」によって割引される可能性があります。工事費用による負担を最小限にしたい場合は、
- 工事費用に関するキャンペーンが実施されているか確認する
- キャンペーンがある場合、適用条件を満たせるか確認する
上記の確認作業が必要です。
ソフトバンク光の移転手続きはどこでできるの?
ソフトバンク光の引越手続きは、インターネット上では手続きすることができません。ソフトバンク光の引越手続きは「引越し手続き専用窓口」か「ソフトバンクショップ」で手続きをする必要があります。
ただし、以下の条件を満たしている場合、ショップでの手続きはできません。
・NTT東西のエリアをまたいで引越しする場合
・「ホワイト光電話」と「光電話(N)」を利用している場合
●引越し先でのサービス提供確認
手続きにおいては、まず「引越し先でソフトバンク光を利用できるか」を確認します。担当者に引越し先の住所を聞かれ、その住所でソフトバンク光を利用できるのか、あるいは利用開始まで時間がかかる住所ではないか確認しましょう。
●利用プランの確認
利用可能なエリアであると判明した場合は、引越し先の住所に合ったプランを確認します。光インターネットサービスは、お住いの住居のタイプ(「戸建て」か「マンション」)で料金が異なります。
●工事日を確認する
次に、工事日の日程を確認します。工事に関しては、住居の環境によっては「立ち会い」が必要になるケースがあります。工事日はその時点では決定されず、後日届く書面もしくはSMSによる連絡で決まります。
●引越し元での撤去工事
まずは、引越し元でソフトバンク光の撤去工事を行います。立ち会いが必要ではない場合は、宅内機器を引越し先まで持っていく必要がありますが、工事当日に対応しなければならないことは基本的にありません。
●引越し先でのソフトバンク光の開通工事
最後に、引越し先でソフトバンク光の開通工事を行います。立ち会いが必要な場合は、工事日に担当者が引越し先に来ます。また、機器の変更が必要な場合は担当者が機器を持参します。立ち会いが必要ない場合は、機器の設定とパソコン等のデバイスへの接続設定を行い、インターネットの利用を開始できます。