インカムの全てがわかる!インカムの選び方や免許制、インカムの種類など徹底解説

インカムとは?

インカムとは、インターコミュニケーションシステム(内線通話機器)を短縮した呼び名になります。このインカムは、ヘッドセット付きのトランシーバで構成されています。つまり、インカムはトランシーバをハンズフリーで内線通話が可能な機器という意味になります。ということで、インカムの構成要素であるトランシーバから順次解説していきます。

トランシーバとは

トランシーバは、送信機(トランスミッション)と受信機(レシーバ)を組合せな造語になります。つまり、トランシーバは、送信機と受信機が一体となった無線機能を持っています。このトランシーバの送信機能は、音声を変調と周波数変換(アップコンバージョ ン)してアンテナから電波として音声信号を遠くに飛ばします。逆に受信機能は、電波で飛んできた音声信号をアンテナで受けて、その高周波信号を周波数変換(ダウンコンバー ジョン)と復調することで音声に再生されます。

ここで登場する変調は、高音質な FM 変調であるFM機能などが使われています。基本的なトランシーバで音声通話する場合には、PTT(Push To Talk)ボタンがついており、送信側と受信側をこのボタンを押すことで切り替えて使用します。この場合には同時通話ができません。*同時通話が可能なモデルもアリ

トランシーバの通話時間と通話距離について

トランシーバーは、特定小電力の無線機であり出力電力が10ミリワットの場合には電波法令に基づいて3分間の送信と2秒間の休止が必要になります。

しかし、出力電力が1ミリワットであれば通話時間の制限がありません。この出力電力10ミリワットと1ミリワットにでは通話可能距離が大きく変わってきます。

10ミリワットの通話距離を L1とするして、1ミリワットの通話距離を L2とします。この時通話距離の関係は、式で簡単に計算することができます。

= ミリワット = √10 ≈ 3.16 ミリワット

計算式が難しすぎてわかりませんが、まとめると1ミリワットと比較して10ミリワットの方が3.16倍も通信可能距離が伸びる計算になります。一方で、10ミリワットは電波法令により通話時間の制限を受けるのですが、1ミリワットは通話時間の制限が発生しませんので、連続しての通話が可能です。

400メガヘルツ帯の1ミリワットのトランシーバの通話距離は使用環境により増減しますが約200メートルの製品が主に販売されています。

10ミリワットに変更すると約600メートルの通話距離を実現することができますが、通話距離は使用環境以外にアンテナなどの種類によっても変わります。先ほどの数字はここでは参考として考えて下さい。更に、具体的な通話距離の話は後ほどしたいと思います。

トランシーバの複信方式

先ほどトランシーバは、PTT ボタンを押して送信側と受信側を切り替えることで、送話と受話を切り替えることを説明しました。この PTT ボタンを使った場合には、同時通話が実現できません。その理由は、トランシーバが1つの周波数を使って通信をしている からです。そこで、2つの周波数を使用すれば、トランシーバを使用している二人が、それぞれ f1とf2の周波数記会社でして、最終的にトランシーバーやインカムをイベTTボタンで音声が混じりることなく通話が可能になります。この周波数を2つ使用した通信方式を複信方式と読んでいます。

 

トランシーバの変調方式について

トランシーバは、用途によりモールス・AM(振幅変調)・FM(周波数変調)・SSB(振幅変調の一種)などがあります。ここでは、音声や音楽の通話を前提にして、AM・FM・ SSB について説明します。AMは、中波で放送されてているAMラジオ放送と同じ変調 方式になります。なお、SSB は、AM を変形した変調方式であり、変調の性質はAMに似ています。FM は、VHF 帯で放送されているFMラジオ放送と同じ変調方式になります。 変調方式の話は奥が深くなります。ここでは変調とは、音声や音楽を乗せるための自動車の種類と思って下さい。AM よりもFMの方が、大きく立派な自動車をイメージして頂ければよいと思います。では、AM・FM・SSBの比較を下表に整理します。

 

AM

SSB

FM

専有周波数幅

狭い

狭い(AM の半分)

広い

通話品質

低い

低い

高い

無線機と免許状と免許証について

無線機の設置とインカムの使用にあたっては、電波法令を順守する必要があります。電波法令を守らずに違法な使い方をすると懲役若しくは罰金の対象になりますので注意して下さい。 

無線機の免許状とは、無線機に与えられるもので、無線機本体の届け出が出ていれば誰でも利用することができます。逆に免許証は、無線機を操作する無線従事者に与えられるので、使用者地震が免許をとることが必要です。このように書いてしまうと無線機であるトランシーバを使用することへの敷居が高くなってしまうイメージですがご安心下さい。実は免許状と免許証がなくても使える無線機が存在しています。これは電波法令で規定されており、そんな無線機なんてあるのか疑われるかもしれませんが、多くの方が利用されているスマートフォンや無線 LAN(wifi)などは、免許状や免許証がなくても皆さん利用されているのと同じように、免許状や免許証がなくても利用可能な無線機やインカムが存在しています。

インカムの選び方について

まずはインカムを手軽にイベントや大会などスポットで使用したい場合について説明します。この場合たくさんの人がインカムを使用することになるので、なるべく手軽に誰でも使用できるインカムを選ぶことが大切になります。

先ほど無線機には免許状と免許証が必要になる場合があると説明しましたが、免許状や免許証が必要であると手軽にイベントやスポットで使用することができませんので、無線機の種類と免許状と免許証の有無について解説していきます。

簡易無線について

簡易無線とは、周波数が27メガヘルツ帯・150メガヘルツ帯・300から400メガヘルツ帯・900メガヘルツ帯・50ギガヘルツ帯の無線機のことで、これらの簡易無線は無線従事者の免許証がなくても使用することができます。351MHz 帯までは登録状で無線機を使用できますが、351MHz 帯以外は免許状が必要になります。登録状は、最寄りの総合通信局長宛に登録の申請手続きをすればよいので、免許状よりはハードルが低くなります。無線従事者の免許証が不要ということは、使用するトランシーバー自体が登録されてさえいれば使用者が免許をとることなく使用することができるということです。

この簡易無線は出力電力が最大5ワット又は1ワットの範囲内です。それでは先ほど計算した400メガヘルツ帯で比較してみましょう。

1 = 5000ミリワット = √5000 ≈ 70.7 2 1ミリワット

200メートル(1ミリワット)の70.7倍が5ワットの通信距離になります。計算してみると 14キロメートルになります。これはイベントやスポットでは十分すぎる通話距離になりま す。参考に、1ワットの場合も計算してみます。

1 = 1000ミリワット = √1000 ≈ 31.6 2 1ミリワット

つまり1ワットの場合には、6キロメートルになります。これだけの通話距離があれば大規模なイベントであっても6キロの範囲で使用できればほぼほぼのイベントには対応できると思います。

ただし、簡易無線といっても無線機を購入してから最寄りの総合通信局長宛に登録の申請手続きをしなければなりません。 なのでイベントなどでスポット的にインカム、トランシーバーを使用するのであれば購入ではなくてレンタルをすることをおすすめいたします。

特定小電力無線局のインカムについて

無線電話用特定小電力無線局は、特定小電力無線局の一種であり400メガヘルツ帯を使って近距離の音声通話を行うための無線機になります。

特定小電力トラ ンシーバ又は特定小電力インカムなどと呼ばれており、400メガヘルツ帯の特定小電力インカムは無線機の免許状も不要であるばかりか、無線従事者の免許証も不要なので極めて使いやすい無線機で手軽に誰でも使用することが可能な無線機です。

しかし、出力が10ミリワット以下となるために通信可能距離は約600メートル前後になってしますのが難点です。(電波環境に依存して通信可能距離は変動があります)

この特定小電力無線局で使用する無線機は免許状・免許証が不要であると書きましたがひとつだけ注意点があり、それは技適マークが付いている無線機であることが使用可能条件です。

この技適マークが付いていれば電波法令で定める技術基準を満たしていることになります。

昨今はインターネットの普及に伴ってトランシーバーやインカムのネット販売が大きく広がりをみせており、この関係もあってか並行輸入も一昔前に比べて手軽に可能となってきています。そのような世の中の事情の中で、総務省が抜取り検査を実施しています。

この調査結果によれば、90パーセントを超える無線機が特定小電力の技術基準を満足しないという結果が出ています。なのでご自身で特に並行輸入の無線機を購入される際には、日本の電波法令を満たしていることが大切になります。もし満たしていない製品を使用すると電波法令に違反する場合がありますので、技適マークがあるインカム、トランシーバーを選択されるのが安全と考えます。

勿論技適マークがなくても電波法令の技術基準を満足していれば国内で技適マークを個人的に取得することも可能です。

イベントなどの範囲を考えて、通信可能距離が数百メートルでよければ特定小電力無線機であるインカムを選択するのがコスト的にも一番おすすめです。

番外編:もっと便利で手軽な無線機はないか?

離れ業で便利なのが Bluetooth を使用する方法になります。この方法はスマートフォンなどの既に搭載されている Bluetooth の無線機能を利用する方法になります。これであれば技適マークも取得済みであり、無線機の免許状や免許証も不要になります。ただし Bluetooth の無線通信は2.4ギガヘルツ帯であるために異なる無線通信のシステムが混在しています。2.4ギアヘルツを使用している無線システムは、Bluetooth・無線LAN・ 携帯電話・VICSなど多岐に渡り、そのために異なる無線システム間の電波の衝 突事故(混信と呼びます)が発生するリスクが高くなります。Bluetooth 自体はこの混信に対して耐性のある無線方式を採用していますので、それなりの通話品質を確保することが可能な方法となります。もちろん同時通話 Bluetooth も可能になのでBluetoothに詳しい方は一度トライしてみてもいいかも?

ツーリングなどで移動通信に向くインカムについて

バイクでの移動通信の場合には、障害物や車両等による無線通信のマルチパスや移動に伴ってドップラが発生します。日常生活で発生するドップラは、救急車や警察車両がサイレンを鳴らしながら移動するとサイレンの音が高い音から低い音(又はこの逆の変化)に変化する現象の事であり音の周波数が変化している影響でおこります。電波の世界でもドップラで周波数が変化することになります。一般にドップラ周波数が高いほどに、音質が劣化する方向に作用します。つまりツーリングなどに使用するインカムは「ドップラ周波数が高くならないもの」を選ぶことが大切です。

アナログ変調方式のインカムの場合

AM や FM 方式のようなアナログ変調方式の場合には、ドップラなどの電波環境の影響が直接的に現れます。そのためにアナログ変調方式の場合には低い周波数を選択する のがベターになります。

デジタル変調方式のインカムの場合、Bluetooth などのデジタル変調方式は、ドップラの電波環境の影響を修正するためのデジタル信号処理技術やエラー訂正技術などにより、その影響が解消されます。そのために、デジタル変調方式は低い周波数や高い周波数などを考えずに選択することができます。ただしデジタルは、OKかNG かの0か1かの世界ですので、聞こえるか聞こえないかの結果となります。この点がアナログ変調方式と異なります。逆にアナログ変調方式は音質が劣化しても常に音声や音楽を聞くことができます。

使用環境への耐性について

バイクやツーリングなどは、太陽の輝く天気でも大雨でも使用することになります。そのために防水性能・使用温度など使用環境条件が気になるところです。

最初に防水性能について説明していきます。防水性能を示すために IPX と呼ばれる規格があります。この IPX の規格は、IEC(国際電気標準会議)や JIS(日本工業規格)でインカム 等の電子機器内部への異物の侵入に対する保護の等級を定めています。この等級は防塵 と防水の2種類で定めています。防塵とは、細かなゴミの侵入になります。防水は、水分 の侵入になります。これらの等級の意味を以下の表にまとめました。

防塵の等級の意味

等級

内容

0

無保護

1

直径50.0ミリメートルの固形物まで保護(手など)

2

直径12.5ミリメートルの外来固形物まで保護(指先など)

3

直径2.5ミリメートルの外来固形物まで保護(工具やワイヤーなど)

4

直径1.0ミリメートルの外来固形物まで保護(ワイヤーなど)

5

粉塵が内部に侵入せず、若干侵入しても正常運転を阻害しない

6

粉塵が内部に侵入しない

防水の等級の意味

等級

内容

0

無保護で特に保護されていない

1

防滴 I 形で鉛直から落ちてくる水滴による有害な影響がない

2

防滴 II 形で鉛直から15度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない

3

防雨形で鉛直から60度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない

4

防沫形であらゆる方向からの飛沫による有害な影響がない

5

防噴流形であらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない

6

耐水形であらゆる方向からの強い噴流水による有害な影響がない

7

防浸形で一時的(30分)に一定水深(1m)の条件に水没しても内部に浸水し ない

8

水中形で継続的に水没しても内部に浸水しない

例えば、あるメーカから販売されているインカムに IP54と記載されています。この意味は、防塵の等級が5になっており、”粉塵が内部に侵入せず、若干侵入しても正常運転を阻害しない”となっています。防水の等級が4になっており、”防沫形であらゆる方向からの飛沫による有害な影響がない”となっています。相当に頑丈な防護性能になっていることがわかりますね。このレベルになると屋内・屋外でも安心して使用することができ、生活防水程度を上回っています。

このようにバイク・ツーリングなどで屋外使用をされる場合には、防塵・防水性能を示 す IPX を確認して必要な性能を確認することがインカムの選択の基準になります。さらにインカムなどには、使用温度範囲が記載されています。あるメーカの使用温度範囲を確 認してみると−20度から+60度と書いてあります。この温度範囲であれば、北海道の真冬でない限り使用できることが分かります。この使用温度範囲であれば、バイク・ツーリングなどの屋外でも安心して使用することができます。ただし、屋外での密閉した空間での保管に関しては、温度が+60度を超える環境もありますので、保管方法次第では 使用温度範囲とは別に保管温度範囲も注意を向けておく必要もあります。

バイク用インカムの選び方について

  • 1. 遠方まで通信した場合

 日本全国をカバーする第四世代のLTE通信網を使用できるIP無線機があります。これは、日本全国の複数人と電話のように同時通話が可能になります。免許が不要になります。しかし、バイクの場合には、数キロメートルの通信距離が確保されば十分になる場合も多いと考えられます。その場合は、デジタル簡易無線免許局であるインカムがお薦めです。ただし、免許が必要になります。

  • 2. コンパクトに収めたい場合

 バイクでインカムを使用する場合には、通信距離よりコンパクトな製品形状を優先されたい場合

ことも多いと思います。このような場合は、特定小電力のインカムがお薦めです。特定小電力のインカムであれば、小さなポケットにすっぽり入るくらいのサイズです。また、免許が必要ありません。

しかし、特定小電力のインカムは、通信距離が長く確保できない欠点を少しでも補う方法として、アンテナの性能を向上する方法があります。その方法は、アンテナが折り畳める方式です。アンテナが折り畳めることでコンパクトに収納できます。使用時には、アンテナを伸ばすことで、通信距離の確保と通信品質の確保が可能になります。

  • 3. 混信を避けて安心したい場合

 バイクでインカムを使用する場合には、異なる複数のグループが同時に通話する可能性があります。このような状況では、混信により通話ができない自体になりかねません。そこで、自動的に空きチャネルにグループ単位で移動するデジタル簡易無線登録局のインカムがお薦めです。免許が不要になります。

  1. バイク用インカムの主要メーカー

 バイク用インカムの主要メーカーは、幾つかありますが数社ほど紹介します。

①FREEDCONN Electronic社

 この会社は、中国に本拠地を置いています。2006年からスポーツ向けのBluetooth 方式のインターコムディバイスを製造・販売しています。スポーツ領域のインターコムの利用は多岐に渡り、バイク・スキー・自動車などになります。

 この会社は、幾つもの規格など認証を受けているか規格を通しているとのことです。例えば、BSCI,ISO 9001(2008から)・BQB・IC・TELEC・ CE・FCC・RoHSになります。遵法性は高い会社との印象があります。日本国における技適マーク取得に関係するのが TELECになります。

②LEXIN Electronics社

 自動車部品製造のバックグランドを持つ会社であり、2006年に創業開始されました。同社は、 Bluetoothスピーカの開発を皮切りに、 Bluetoothヘルメットスピーカ、Bluetoothインターコムシステムを開発してきました。2012年頃のスマートフォン市場の立上りと同時に、スマートフォンアプリの開発、リモートLED制御モジュールなど開発してきています。その後、2015年以降に米国進出するなど世界展開をしています。

③アール・ダブリュー・シー社

 株式会社アール・ダブリュー・シーは、1989年に操業開始した日本の会社になります。カーナビゲーション・オーディオ機器・PC周辺機器・ICレコーダー・液晶テレビ等の企画・製造・販売

携帯電話アクセサリー 企画・製造・販売やOEM・SP・ノベルティ 製品 企画・製造、オリジナルドラマCD企画・製造・販売など多角経営の会社になります。また、関連施設である台湾支社では、オリジナルブランドX-RIDEでインターコムなどを扱っています。

おすすめのバイク用インカム

  • 1. 情報の確認方法

 バイク用インカムは、特定小電力の無線機であるBluetooth方式が主流になります。勿論、特定小電力でない無線方式のインカムもあります。具体的に事例で説明していきます。これらの製品は、アマゾンeBayなど様々なサイトで購入することができます。その時に、製品の機能や性能を確認する場合に、海外製品が多いといった事情から英語の表記の方が、情報が豊富な場合があります。

項目

内容

Type

製品の分類(用途)

Motorcycle Helmet Bluetooth Intercom Headsets

オートバイ用ヘルメット(ブルートゥース方式のインターコムヘッドセット)

Features1

機能1

Fits all kinds of helmets:full/half/open face

全てのヘルメットに適合:フル/ハーフ/オープンフェース

Features2

機能2

Support 4 Riders Talking at the Same Time

4人と同時通話機能

Features3

機能3

Wireless communication between rider to passenger

ライダーと後部座席間の無線通信機能

Features4

機能4

Safe auto-receiving cell phone calls&Intercom call

携帯電話やインターコム呼出の安全な自動受信機能

Features5

機能5

Can receive GPS voice instructions

GPSの音声通知機能

Features6

機能6

Enjoy Stereo music from your cell phone or other

携帯電話などからの音楽ステレオ再生機能

Features7

機能7

Maximum talking range 1200 meters between 2 riders

2人のライダー間の最大通信距離1200メートル

Features8

機能8

Support working speed Up to 120Km

動作可能な最大速度120キロメートル/時

Features9

機能9

Support talking time Up to 7 hours

最大通話時間7時間

Features11

機能10

Wind noise DSP cancellation

風切音をDSP(デジタル信号処理)で抑圧

FM Radio

FMラジオ

Support

FMラジオ受信可能

Country/Region of Manufacture

製造国

China

中国

Brand

ブランド

Fodsports

Fodsports

Model

モデル

V4

V4

Connectivity

無線の接続方式

Wireless Bluetooth

ブルートゥース

Manufacturer Part Number

製造パーツ番号

Does not apply

製造パーツ番号なし

Warranty

保証期間

2 Year Warranty

2年間

Waterproof

防水レベル

Level 5

防水レベル5

Bluetooth

ブルートゥースの規格番号

3

3

EAN

欧州統一商品番号

Does not apply

商品番号なし

 バイク用のインターコムを選定する上でのポイントを赤字で強調しています。特に、日本語での情報で明示的にされていないポイントが、下表の無線の接続方式とBluetoothの規格番号になります。つまり、どのような無線方式か確認することで、日本国内の無線機としての使用の可否が明示的に判断することを可能にできます。

 この例では、無線の接続方式がBluetoothであるから2.4ギガヘルツの特定小電力の無線機であろうことが確認できます。無線の確認事項は、電波法令に基づく技術基準を満足するか否かになります。アマゾンの日本語のサイトで確認すると”技適マーク”を取得済みの情報があれば、電波法令の技術基準を満足しており、合法の製品と考えることができます。

 ところで、技適マークを取得しているか否かは、総務省の”技術基準適合証明等を受けた機器の検索”から確認することが可能です。また、これ以外のキーワードについても解説しておきます。

①CE(Communauté Européenne)

 CEは、全てのEU (欧州連合) 加盟国の以下考え方を満した場合に付けられます。つまり、安全な製品に付与されるマークになります。

(1)EU共通の安全認証手続

(2)企業に同じルールを課し公平な競争を促進

(3)消費者・使用者が同じレベルの健康・安全・環境に関する保護を享受

②FCC(Federal Communications Commission)

 FCCは、連邦通信委員会であり、アメリカ合衆国政府の独立機関であり、アメリカ国内の放送通信事業の規制監督を行います。このFCCの許認可の番号が付与されていれば、米国で合法に使用可能な無線機になります。ただし、無線従事者の免許を有していない場合については、無線従事者の免許の必要がない場合に限ります。

③RoHS(特定有害物質使用制限)

 RoHS指令は、電子・電気機器の特定有害物質の使用制限に関する欧州連合(EU)から発令された指令になります。

④VCCI(Voluntary Control Council for Information Technology Equipment)

 VCCIは、コンピュータなどの情報機器から発生する電磁妨害波に関する自主規制になります。

 加えて、以外に重宝する機能が、FM機能の有無になります。FMラジオは、全国各地で放送されており、76.1メガヘルツから94.9メガヘルツになります。なお、ワイドFM(FM補完放送)として、

AM放送局エリアの難聴対策及び災害対策として、90.0メガヘルから94.9メガヘルツを新設しています。この対策のために、2014年4月1日に FM 補完中継局(AM ラジオ放送を補完するFM 中継局)の開設を可能とするための制度整備を実施しました。

 このために、FMラジオでAM放送の内容が聞けるエリアがあるばかりではなくて、災害時の利用などの可能性もあります。このために、FM機能の周波数範囲が、76.1メガヘルツから94.9メガヘルツに対応したFMラジオであるか否かもチェックポイントになります。

 最後に、Bluetoothの無線機能のみを使用したインカムは、ライダー間の距離が、Bluetoothの無線で到達可能な範囲を超える場合があります。FODSPORTS社の”V4”でも最大

通信距離が1200メートルとなっています。これは、直線でライダー間が見通しの場合になります。そのために、大型トラックがライダー間にある場合などは、通信距離が1200メートルよりも短くなります。そのために、携帯電話をBluetoothで接続する機能になります。しかも、自動で携帯電話接続が可能な製品がベストになります。

おすすめのインカム

バイク用のインカムをはじめて使用される場合は、電波法令を満足し、値段が手頃で、必要な機能が付いている①などがお薦めの製品になります。

①ベスト1: T-COM VBが値段と仕様が手頃感あり

 FreedConn Electronics社製になります。二人のライダー間で最大800メートルまでの通話が可能です(ライダー間の見通しの障害物などの状況に依存して通信可能距離が短くなります)。また、通話が可能な最大スピードは、時速120キロメートルになります。インターコムの連続使用時間は、7時間になります。待機時間は、なんと300時間になります。また、生活防水は対応しており、突然の雨にも安心して使用ができます。FM機能も搭載しています。一方で、同時通話が2人までですので、ルーリングの規模が大きくなると使用が難しいことになります。

②ベスト2: LX-R6が接続ラーダー数で優位

 LEXIN Electronics社製になります。同時通話が2人ですが、ワンタッチ切り替えを使うことで最大6人と接続が可能になります。二人のライダー間で最大1000メートルまでの通話が可能です(ライダー間の見通しの障害物などの状況に依存して通信可能距離が短くなります)。また、通話が可能な最大スピードは、時速120キロメートルになります。インターコムの連続使用時間は、9時間になります。待機時間は、なんと150時間になります。また、生活防水は対応しており、突然の雨にも安心して使用ができます。ただし、FM機能が搭載されていません。

③ベスト3: M1-SはBluetooth 4.1に対応し性能向上

 アール・ダブリュー・シー社製になります。同時通話が8人まで対応可能にあります。また、先頭と最尾間の通信可能距離は、2000メートルになります(ライダー間の見通しの障害物などの状況に依存して通信可能距離が短くなります)。前後バイク間の通信可能距離は500メートルになります。また、通話が可能な最大スピードは、時速フルカバーヘルメットの場合160キロメートル・ハーフカバーヘルメットの場合120キロ メートルになりますインターコムの連続使用時間は、10時間になります。待機時間は、なんと150時間になります。また、防水は、IPX5相当であり、防噴流形であらゆる方向からの噴流水による有害な影響がありません。突然の雨にも安心して使用ができます。さらに、Bluetooth 4.1に対応しており、 Bluetoothの接続速度・接続安定性・通話安定性・音声統合などの機能において、全部大幅に性能が向上しています。