手軽に使えてカラーを選べるUBZ-M31について徹底解説

UBZ-M31の特徴

端末名・型番UBZ-M31
メーカーケンウッド
定価(税別)オープン価格
出力10㎽
電波・
使用可能範囲
100m〜1㎞
(中継器で延長可能)
周波数帯420MHz/440MHz(中継器使用時)
チャンネル数20ch+27ch(半復信・中継装置使用時)
防塵・防水機能IP54/IP55
本体重量110g
本体寸法幅:47㎜
高さ:79.9㎜
奥行:22㎜
付属品・
オプション
付属品:ベルトフック
オプション:UPB-7N(ニッケル水素電池)、
EMC-15(イヤホン付きクリップマイク)など
免許の要不要不要
通信方式単信方式および半複信方式
電信感度不明
定格電圧DC1.5V
電池の種類・
電池持ち
単三アルカリ乾電池:約26時間使用可能
ニッケル水素電池「UPB-7N」:約21時間使用可能

 

「UBZ-M31」は、出力10mの特定小電力トランシーバー(特小)です。誰でも購入後すぐに使用できる手軽さが、特小の魅力。無線免許なしで利用でき、登録申請も不要です。

UBZ-M31で通信できる距離は、市街地の場合で100m程度。さほど広い範囲の通信には使えませんが、小さな店舗や施設での使用には十分対応できます。

また、UBZ-M31の電波は、中継器を使って延長することが可能です。たとえば、2棟以上ある建物の間に中継器を設置すれば、建物間で通信できるようになります。

タフなボディで野外の使用にも対応

UBZ-M31のボディは、「IP54」と「IP55」の防塵防水規格に準拠しています。上記規格に準拠するトランシーバーは、粉じんにさらされたり、多方向から水流を浴びせられたりしても、無線機としての機能を損ないません。

防塵防水性能に優れるUBZ-M31は、水がかかりやすい環境での使用に適します。たとえばレストランの厨房や温浴施設、アウトドアレジャーなどの通信機器としてUBZ-M31は最適です。

電池持ちがよく1日中使える

UBZ-M31は省エネ性能に優れており、単三アルカリ乾電池1本で約26時間使用できます(バッテリーセーブ機能使用時)。これだけ電池持ちがよければ、バッテリー切れを気にせず業務やレジャーに活用することが可能。また、万が一電池が切れてしまった場合も、単三アルカリ乾電池なら容易に補充できます。

なおUBZ-M31は、別売りのニッケル水素電池「UPB-7N」もしくは、市販の充電式電池でも駆動します。経済性を重視するなら、これら充電式の電池を上手く活用したいところ。ただし、充電式電池を使う場合のUBZ-M31の使用可能時間は、最大21時間です。単三アルカリ乾電池使用時よりも、使用可能時間が短くなる点にご注意ください。

混線を防ぐグループ番号に対応

UBZ-M31の基本的な通話は、各トランシーバーのチャンネルを合わせるだけで行えます。ただ、チャンネルだけを合わせて使用した場合、別グループのトランシーバーとの混線が起こりかねません。

そこで役立つのが、UBZ-M31に備わる「グループ番号」です。グループ番号は、同じ番号を共有するグループだけで通信するための機能。チャンネルとグループ番号が一致しないトランシーバーは、通話に参加することができません。

また、グループ番号使用時は、盗聴防止に役立つ「ボイススクランブル機能」を利用できます。ボイススクランブル機能をONにした機器の通話内容は、同機能を使わないトランシーバーでは聞き取れません。

チャンネルとグループ番号、ボイススクランブル機能の3つを設定すれば、盗聴される可能性が低くなります。ただし、3つの設定が一致した場合は、第三者のトランシーバーでも通信を傍受できるので要注意です。

類似製品「DJ-P221」との比較

UBZ-M31の類似製品として、アルインコの「DJ-P221」があげられます。DJ-P221も出力10㎽特定小電力トランシーバーであり、利用に際して無線免許や登録申請を必要としません。

通信機能についても、DJ-P221はグループ番号や秘話通信機能(ボイススクランブル機能に相当する機能)に対応しています。つまり、UBZ-M31の通信機能は、DJ-P221とほぼ同等です。

ボディの防塵防水機能については、DJ-P221がUBZ-M31を上回ります。DJ-P221の防塵防水等級は、実質的に最上級とされるIP67です。IP67に準拠するトランシーバーは、ボディ内に粉じんが侵入せず、かつ水没させても内部に水が入りません。

以上をまとめると、DJ-P221はUBZ-M31と同レベルの通信機能をもち、かつ最高クラスの防塵防水性能を備えるトランシーバーです。ただし実売価格は、DJ-P221よりUBZ-M31のほうが安価。またDJ-P221には、UBZ-M31のようなカラーバリエーションがありません。

性能重視で特小を選ぶなら、おすすめはDJ-P221です。コストやカラーバリエーションの多さを重視するなら、UBZ-M31を選ぶとよいでしょう。

UBZ-M31が活躍するシーン

UBZ-M31が活躍するシーンとして、インテリアショップがあげられます。カラーバリエーションが豊富なUBZ-M31は、おしゃれな雰囲気の店内で使用しても野暮ったい印象を与えません。また、中継器で通信距離を伸ばせるため、広い店内でも安定した通信を行えます。

インテリアショップにUBZ-M31を導入するなら、スタッフの人数分の台数を用意したいところです。在庫の問い合わせやレジの応援要請、情報の共有などにUBZ-M31は役立ちます。

店舗が広く中継器が必要な場合は、ケンウッドの「UBZ-RJ27」を導入してください。UBZ-RJ27は本体がコンパクトで、かつボディカラーがホワイト。デザインに清潔感があり、インテリアショップに違和感なく設置できます。