UQモバイルの解約方法や必要書類、解約時にかかる費用や注意点について

UQモバイルの解約方法と流れについて

UQモバイルは通信品質が優秀な格安SIMですが、場合によってはより自分向けの格安SIMサービスを見つけることもあるかと思います。そういった場合にはいわゆる「乗り換え」をすることになりますが、それはつまり「UQモバイルを解約する」ということになります。まずは、UQモバイルを解約する際の流れについて簡単に解説していきます。

UQモバイルを解約する際の流れ

  1. 利用中のプランに「最低利用期間」「契約期間」の定めがあるかどうか確認する

まずは、自分が利用しているプランに「最低利用期間」もしくは「契約期間」が定められているかどうかを確認してください。これらが設定されているプランの場合、解約するタイミングによっては「契約解除料」が必要になります。契約解除料などの条件については後ほど詳しく解説しますが、とにかく解約にあたっては自分が利用しているプランがこれに該当するものであるかどうかを第一に確認しておきましょう。

  1. UQモバイルに問い合わせを行う

UQモバイルを解約する際には、「UQお客様サポートセンター」(0120-929-818)に問い合わせを行う必要があります。これは公式ホームページの「よくある質問」に記載されている内容です。その後の手続は、担当者の指示に従って手続きを進めていくことになります。

解約の際に必要なもの

大まかな流れは、簡単すぎたかもしれませんが以上になります。次に、解約に際して必要なものについて解説していきます。

●契約時に決めた暗証番号

まずは、契約時に決めた暗証番号を控えておきましょう。これは担当者に電話が繋がった際に聞かれるものです。普段は使う機会もそこまで多くないと思いますので、暗証番号を記した書類等をあらかじめ用意しておき、聞かれた時にさっと回答できるようにしておきましょう。

●解約する理由を考えておく

次は「解約する理由」についてです。これも担当者に電話が繋がった際に聞かれる内容です。急に聞かれたら「本当のことを言うべきか、嘘を付くべきか」と悩んでしまうかもしれません。あらかじめ、UQモバイルを解約する理由についてしっかりとまとめておき、担当者に聞かれた際にさっと回答できるようにしておくと手続きがスムーズに進みます。その他にも「契約者の氏名」「解約するSIMカードの電話番号」などについても聞かれるかと思いますが、これは準備するまでもなく言える情報だと思われます。

●解約・MNP転出にかかる費用

次に、「解約にかかる契約解除料」および「MNP転出にかかる手数料」「乗り換え先の契約事務手数料」を準備しておきましょう。この中で確実に支払う必要があるのは「乗り換え先の契約事務手数料」だけですが、下手をすれば他の費用も全てかかり、15,000円~数万円という高額な費用を一括で支払うことになってしまいます。

・乗り換えにあたって必要になる費用の内訳

ここで、UQモバイルから他社に乗り換えするにあたって必要になるコストについてまとめてみました。

内容金額備考
契約解除料9,500円対象期間中の解約の場合のみ
端末アシスト解除料/割賦契約の残債最大60,000円残債に応じて金額は変化
MNP転出手数料3,000円MNP転出する場合のみ
新規契約事務手数料3,000円他社に乗り換えする場合のみ

 

場合によっては、これらの費用を組み合わせて支払うことになる可能性もあります。下手をすれば数万円クラスの費用をかけてまでUQモバイルを解約しなければならない可能性があるのです。

ただし、これらの費用は確実に支払わなければならないというわけではありません。それぞれ「支払い義務が発生する条件」を備考欄に記載していますが、上2つについては「解約するタイミング」に依存して発生する金額であり、下2つは「サービスの利用において発生する」という特徴があります。つまり、コストを支払わずに解約したいという場合は、上2つの費用がかからないタイミングで、費用のかかるサービスを利用しないということが条件となります。

また、下2つについては必要だという人も多いですが、上2つはそうでもありません。なので、「MNPで他社に乗り換える」という場合は最低でも6,000円かかるということを念頭におき、それにプラスして契約解除料がかかるという考え方が基本になるかと思います。

解約時の注意点

それでは、UQモバイルを解約するにあたって注意しなければならないポイントについてまとめていきます。

●契約解除料を計算して解約のタイミングを図る

まずは、契約解除料がいくらになるかを計算し、総合的な損得を考慮します。これは単純に「契約解除料を支払わない」というだけでなく、「契約解除料を支払わない場合、あと何ヶ月UQモバイルを利用しなければならないのか」という日数を計算し、乗り換え先及び解約後の費用と比較するのです。

例えば、現時点で契約解除料が9,500円かかるとします。乗り換え後の格安SIMの月額料金が、現在の料金よりも1,000円安くなるとします。そうすると、UQモバイルを10ヶ月使い続ける場合だと、それだけで10,000円の損失になり、9,500円の契約解除料よりも高くなります。なので、「契約解除料を支払ってでも、今すぐ乗り換えたほうが結果的にお得になる」という状況にあるのかどうかを計算する必要があるのです。後数ヶ月で最低利用期間が経過し、契約解除料を支払うこと無く解約できるというのであれば待つべきでしょう。しかし、「最低利用期間の経過まで時間がある」「乗り換え後の格安SIMが激安である」「そもそも解約後に新しい通信サービスに乗り換えるつもりがない」という場合は、今すぐ9,500円を支払ったほうが最終的にお得になる可能性があるのです。

●乗り換える際には端末の相性にも注意

次に、他社に乗り換える際には「今、使用している端末」と「乗り換え後の格安SIM」との相性についても考慮する必要があるというポイントです。これは「乗り換え後の格安SIMを、いま使用している端末で利用する」という場合に問題になります。

UQモバイルは「au系格安SIM」なのですが、MVNOのほとんどは「ドコモ系格安SIM」です。つまり、UQモバイルから他社の格安SIMサービスに乗り換える場合、ほとんどの場合で通信回線が変化するということになります。ここで問題になるのが「au系回線で使っていた端末は、ドコモ回線とは相性が悪い」というポイントです。

キャリアで購入した端末には「SIMロック」がかかっており、auのSIMロックがかかっている端末はau系MVNOであるUQモバイルでは利用できるのですが、ドコモ系のMVNOでは利用することができません。その場合、「SIMロックを解除する」ということが必要ですが、店舗で手続きをする場合には手数料が必要になります。

さらに、SIMロックを解除しても「端末の対応周波数帯の違い」も問題となります。端末には、それに応じた周波数帯があり、その周波数帯とは異なる周波数帯は受信できません。ドコモとauでは周波数帯が異なり、UQモバイルでは利用できていたとしてもドコモ回線では利用できない、あるいは対応周波数帯が限定的であり、利用可能エリアが限られてしまう可能性があります。

「ドコモのスマートフォンを、SIMロックを解除してUQモバイルで使っていた」あるいは「乗り換え先がmineoのauプランなどのようにau回線の格安SIMである」という場合には、この点は考慮しなくても大丈夫でしょう。念のため、利用している端末の周波数帯を確認し、問題があればあらたに端末を購入するか、相性の良いMVNOに乗り換えることをオススメします。

●電話のつながるタイミングに解約の手続きを行う

次に、「電話に繋がるタイミングで解約の手続きを開始する」というポイントです。UQモバイルの解約は「電話での解約」だけになりますので、電話がつながらなければ解約の手続きもできないということになります。UQモバイルのサポートセンターの受付時間は9時~21時までの間であり、仕事が忙しい人は難しいという印象もありますが、基本的に休日でも営業しているので仕事が休みの日に解約手続きを行うようにすれば問題ありません。

しかし、「電話がつながるか」という点も考慮しなければなりません。上記の営業時間内であっても、他に電話をかけている人が多いなどの理由で、なかなか電話がつながらない可能性もあります。特に注意したいのが「月末」や「新生活シーズン」あたりでしょう。このタイミングだと多くの人が通信契約の解約手続きを行う可能性があり、折り悪くそのタイミングに重なって解約手続きの連絡をすることになる可能性もあります。

ネットでの手続きが可能な場合、「24時間いつでも手続きを受付している」という点がメリットになりますが、UQモバイルの場合はネット上での解約手続きを受付していません。なので、「かけなおすように」と指示された場合、なかなか解約手続きを開始できなくなる可能性もありますので、タイミングにも注意しておきたいところです。

●SIMカードは返却不要

最後に、「SIMカードの返却」についてです。UQモバイルでは、解約にあたってSIMカードの返却義務はありません。「よくある質問」によれば、SIMカードの返却は不要で、ユーザー自身で処分する必要があります。解約後は何の約にも立ちませんので、裁断した後に、お住いの地域の自治体の指示に従って処分してしまいましょう。

MNP転出方法

次に、「MNP転出」について解説していきます。

●MNP転出って何?

「MNP転出」とは、乗り換え元の電話番号をそのままに、乗り換え先でも同じ電話番号を使えるようにするサービスです。従来は、他者への乗り換えにあたって異なる電話番号が割り当てられており、知り合いに電話番号の変更の連絡をしなければなりませんでした。しかし、MNPを利用することによって元の電話番号をそのまま乗り換え先の格安SIMでも利用することができるようになり、手間を省くことができます。

●UQモバイルでのMNP転出の方法

UQモバイルでは、「電話での申し込み方法」と「インターネットでの申し込み方法」の2種類の方法でMNP転出の手続きを行うことができます。
電話での申し込み方法は通常の解約と同じく、「UQお客様サポートセンター」への連絡で申し込みができます。

もう一つの方法は「インターネットでの申し込み方法」です。これは以下の手順で手続きを進めていきます。

  1. 「my UQ mobile」にアクセスする
  2. ログイン後、「ご契約内容」
  3. 「契約一覧照会/変更」
  4. 「詳細へ」
  5. 「他社乗り換え」

受付時間は9時30分~20時30分の間です。その時間中に手続きを済ませてしまいましょう。

●MNP転入の注意点

MNPを行う際には、「転出」だけでなく「転入」の手続きについても注意しなければなりません。MNP転入は、転出元で手続きして「MNP予約番号」を取得します。これを転入先の携帯電話会社に申告してMNPを行います。その際に、番号を間違えないという他にも「MNP予約番号の有効期限」についても注意しなければなりません。

MNP予約番号は、取得から15日で有効期限が到来します。つまり、手続きして15日以内にMNPを行わないと無効になってしまうのですが、実際にはそれ以上にシビアなスケジュールになります。MNP予約番号の有効期限は15日なのですが、転入先の携帯電話会社によって「MNP予約番号の有効期限が◯日以上残っていることが条件」として条件を設定していることがあり、早いものでは10日以上の有効期限が残っているMNP予約番号でないと受付してくれない可能性があります。転入先のMNPの条件をしっかりと確認し、必要な有効期限を調べた上で逆算してMNP手続きのスケジュールを組む必要があります。

解約金は発生するの?

最後に、UQモバイルを解約する上で解約金がどういった扱いを受けるかということについ

て解説しておきます。

●契約解除料の条件

プラン名最低利用期間
契約期間
契約解除料
データ高速+音声通話プラン
データ無制限+音声通話プラン
データ高速+音声通話プラン(V)
データ無制限+音声通話プラン(V)
課金開始日から12ヶ月9,500円
おしゃべりプランS/M/L
ぴったりプランS/M/L
おしゃべりプランS/M/L (V)
ぴったりプランS/M/L (V)
課金開始日を含む月を1ヶ月目として25ヶ月間を契約期間とする
25ヶ月目が「契約満了月」となり経過後は24ヶ月間の自動更新
9,500円

 

要するに、「音声通話SIM」の利用においてのみ、最低利用期間と契約期間が設定されているということになります。注意しなければならないのは、おしゃべりプランとぴったりプランの場合は一般的な格安SIMの最低利用期間とは異なり、「2年毎の自動更新」であり、26ヶ月目の更新月の間に解約しない場合は契約解除料が必要です。最低利用期間の場合はその期間が経過した後はいつでも解約することができますので、性質が異なる点には注意が必要です。

●端末購入アシストの契約解除料

また、UQモバイルを契約するにあたって端末をセット購入し、その際に「端末購入アシスト」を利用している場合は端末の購入費用が軽減される代わりに、その金額を契約の翌月から24ヶ月にわたって支払う仕組みです。要するに「割賦販売」の仕組みなのですが、残債がある状態で解約した場合、残った金額については支払う義務があります。各端末購入アシストの金額×残債の月数だけ解除料が発生するので、例えば「端末購入アシスト800」を利用している場合で12回の支払いを終えている場合、残り12回×800円=9,600円が解除料となります。利用した端末購入アシストの金額と残債の月数が多いほど、解除料の支払いが高額になります。