UQ WiMAXが遅くなる原因と対処法を解説します

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UQ WiMAXが遅くなる原因と対処法を解説します

UQ WiMAXって遅いの?

UQ WiMAXを利用していて、ウェブサイトの表示や動画の再生がもたつくことがあるかもしれませんね。そんなときは、「WiMAXって通信速度が遅いサービスなのか?」と、回線の質を疑いたくなることでしょう。

しかし、UQ WiMAXのメイン回線であるWiMAX2+は、決して通信速度の遅い回線ではありません。最新のWiMAX2+対応端末は、下り最大590Mbpsの高速通信を可能としています。また、590Mbpsに対応していない端末の最大通信速度も、下り最大440~220Mbpsと十分に高速です。

…と、こうした数値だけを聞かされても、どのぐらいWiMAX2+が高速なのかわかりにくいですよね。「Mbps」という単位について、詳しく解説しておきましょう。

Mbps(megabit per second)とは、1秒間に転送できるデータ通信量を指す単位です。たとえば下り通信速度が1Mbpsであれば、1秒間に1メガビットのデータをダウンロードできます。

では、1メガビットとは、どの程度のデータ容量なのでしょうか。答えを知るために、いったん「ビット」という単位を、近年データ容量の単位として使われるケースの多い「バイト」に換算してみましょう。

1ビットをバイトに換算すると、0.125バイトとなります。1メガビットは100万ビットという意味なので、バイトに換算すると125,000バイト。これを「キロバイト」という単位になおすと、125キロバイトとなります。

少し話が複雑になったので、いったんまとめましょう。1Mbpsとは、1秒間に125キロバイト分のデータ通信を行える通信速度です。さて、WiMAX2+の下り最大通信速度は、590Mbpsなのでしたね。下り590Mbpの通信速度が出ていれば、1秒間に68,750キロバイト=約68メガバイト分のデータをダウンロードできます。

これだけの通信速度が出れば、CD1枚分のデータを約9秒でダウンロードすることが可能。片面一層のDVD1枚分のデータでも、1分ちょっとでダウンロードできます。

ちなみに少し前までは、光回線でも通信速度は100Mbps程度でした。WiMAX2+の最大通信速度は、その約6倍。無線通信サービスとしては、驚異的な通信速度といえます。以上の説明で、WiMAX2+の通信速度がいかに速いかご理解いただけたでしょうか。

UQ WiMAXはベストエフォート

ここまでを読んで、「12秒でCD1枚をダウンロードできる速度が出ているとは思えないんだけど…」と、疑問に思うWiMAXユーザーは多いことでしょう。それもそのはず。下り最大590Mbpsはあくまで理論上の最大速度であり、実際にその通信速度が出ることはまずありません。

このように述べると、「今までの話はなんだったんだ…」と言われてしまいそうですね。また、「実際に出ない通信速度を売り文句にするのって、詐欺なんじゃないの?」という意見もあがりそうです。

心情は察しますが、WiMAXは詐欺商品ではありません。ベストエフォート型の通信サービスであるため、理論上の最大通信速度を売り文句にしても詐欺にならないのです。

ベストエフォートとは、「最大限に努力する」といった意味合いをもつ言葉。つまりベストエフォート型とは、“最大限の努力をもって提供されるサービス”になります。

ここで気をつけたいのは、努力と保証がイコールではないという点です。ベストエフォート型のサービスは、最大限の努力はしてくれるものの、結果は保証されません。インターネット通信サービスでいえば、理論上の最高通信速度が出ることは保証されないのです。

まとめるとWiMAXは、“理論的には590Mbpsで通信できるが、590Mbpsが出ることを保証するサービスではない”ということになります。ちなみに、一般家庭向けに提供されるインターネット回線は、基本的にすべてベストエフォート型です。通信速度が保証される「ギャランティ型」の通信サービスは、導入費用が巨額になるため企業にしか提供されていません。

UQ WiMAXの実効速度は?

インターネット回線の使い勝手は、理論上の最高通信速度だけでは決まりません。回線の使用感を大きく左右するのは、「実効速度」です。実効速度とは、実際に出る通信速度のこと。“正味の通信速度”と言ったほうが、わかりやすいかもしれませんね。

UQコミュニケーションズでは、全国各地で計測したUQ WiMAXの実効速度をウェブサイト上で発表しています。計測結果は、下り40〜120Mbps程度。最高通信速度よりはかなり遅いものの、無線通信サービスの通信速度としては必要十分以上の速度といえます。

ただ、UQコミュニケーションズが発表している実効速度も、あまりリアルな数値とはいえないかもしれません。というのも、口コミサイトに寄せられるWiMAXの速度計測結果は、8〜20Mbps程度であることがほとんどだからです。

理論上の最高通信速度と比べると、かなり見劣りする計測結果ですよね。とはいえ、8Mbps以上の通信速度が出ていれば、通常のネット利用で不便を感じることはないはず。もしウェブサイトがなかなか表示されなかったり、動画の再生が途切れたりする場合は、通常よりも通信速度が低下している可能性があります。

では、通信速度が極端に低下している場合は、どのように対処すればよいのでしょうか?次節では、速度低下への対処法をチェックしてみることにしましょう。

UQ WiMAXの速度が遅いときの対処法

UQ WiMAXの通信速度が遅いときに取るべき対処法は、WiMAX端末を使用するシチュエーションによって違います。まず、屋外でUQ WiMAXを使っている場合は、以下の対処法を試してみてください。

・背の高い建物から離れる

・人混みから離れる

建物や歩行者の多い市街地では、WiMAXの通信速度が低下する場合があります。ネットの利用に支障を感じたら、いったん大きなビルや人混みから離れてみてください。続いて、外出先の屋内で通信速度が低下した場合の対処法を見てみましょう。

・窓がある場合はWiMAX端末を持って窓際に移動する

・窓がない場合は屋外に出る

理由は後述しますが、WiMAXは屋内の通信にあまり強くありません。建物内で通信速度の低下を感じたら、窓際にWiMAX端末を移動させてみてください。端末が電波を受信しやすくなり、通信が安定する可能性があります。

ただ、デパートのような建物にいる場合だと、窓が見つからないかもしれませんね。残念ながら、こうした建物の中で通信速度を回復させる方法はありません。ネットに繋がりにくくなったら、いったん建物の外に出てみてください。

次に、自宅でUQ WiMAXを利用している場合の、通信速度低下への対処法をチェックしてみましょう。

・WiMAX端末を窓際に置く

・クレードルがある場合は有線接続を試す

・中継器を利用する

・Wi-Fiを5GHzに切り替える

外出先での場合と同様に、窓際に端末を置くことで、低下した通信速度が回復する可能性があります。高い場所のほうが電波を拾いやすくなるので、カーテンレールの上に端末を設置してみてください。

クレードルを持っている場合は、有線接続を試してみるのも1つの手です。LANケーブルを用意して、WiMAX端末とパソコンを接続してみてください。タブレットやスマホをメインに使用している場合は、Ethernetアダプタも用意しましょう。

自宅が広い場合は、広さが通信速度低下の原因となっているかもしれません。接続中の機器とWiMAXルーターを近づけると通信速度が上がるようなら、中継器を活用してみてください。

中継器を使うと、WiMAXの電波を増幅して、遠くの部屋まで飛ばすことができます。販売価格は、安いものであれば3千円程度。使い方も簡単なので、1台持っておいて損はありませんよ。

最後に、5GHzの利用について。WiMAX端末が発するWi-Fi電波には、2.4GHz帯と5GHz帯の2種類があります。もし自宅で通信速度が遅いと感じたら、5GHz帯での通信を試してみてください。

5GHz帯の使用方法は、機種によって異なります。WX03やW04であれば、本体ディスプレイで周波数帯を変更可能です。WX03をご利用中の方は、以下の手順で設定を行ってください。

1.ホーム画面で「クイックメニュー」をタップ

2.「Wi-Fi設定」をタップ

3.「5GHz(屋内/W52)」をタップ

4.「5GHz帯無線LAN利用にあたっての同意書」の内容を確認する

5.「OK」をタップ

W04をお使いの場合も、「Wi-Fi設定」で周波数帯を変更できます。「通信モード設定」から、Wi-Fi設定にアクセスしてください。W03も同様に、Wi-Fi設定画面で周波数帯を切り替えられます。

なお、5.3GHz帯にあたる「W53」は、屋外では使用できません。W53に設定した端末を外に持ち出す際は、屋外で使用できる「W56」か、2.4GHz帯に切り替えてください。W53に設定したまま屋外で使用すると、電波法違反となるので注意しましょう。

パラボラアンテナは有効か

WiMAXの通信速度低下にお悩みの方なら、パラボラアンテナの自作に興味津々かもしれませんね。自作パラボラアンテナを活用すれば、通信速度が改善する可能性があります。作り方も、以下のようにごく簡単。材料は100均で手に入るので、作成に挑戦してみてもよいでしょう。

1.金属製のボウルとスタンドになるものを用意する。

2.スタンドにボウルを立てる

3.ボウルの正面にWiMAX端末を固定する

材料さえそろえれば、自作パラボラアンテナは数分で完成します。ただ気になるのは、アンテナとしての性能ですよね。パラボラアンテナの自作にチャレンジするWiMAXユーザーは多数いますが、効果のほどはまちまちのようです。

「通信速度が倍になった!」と喜んでいるユーザーがいる一方で、「ほとんど効果がなかった」と肩を落とすユーザーも少なくありません。そもそもパラボラアンテナは、反射を利用して電波を一点に集中させる装置。専用品でない金物では、期待した効果が得られないのも当然のことといえます。

ただ、ボウルの角度や端末の設置位置を微調整することで、受信感度が向上するケースは多いようです。もしパラボラアンテナの自作にチャレンジするなら、セッティングにこだわってみてください。上手く調整すれば、通信速度が劇的に改善するかもしれませんよ。

UQ WiMAXはなぜ遅くなるの?

UQ WiMAXの通信速度が低下する理由としては、以下の3つがあげられます。

・通信量制限の超過

・遮蔽物による電波反射

・電波の混線

UQ WiMAXには、2種類の通信量制限が設けられています。1つは月間データ通信量の制限で、もう1つは3日間のデータ通信量に対する制限です。どちらの制限も、超過すると通信速度制限が課されてしまいます。通信速度が遅いなと感じたら、いずれかの通信量制限を超過していないかチェックしてみてください。

2つの通信量制限のうち、特に注意したいのが「UQ Flatツープラス」に設定されている月間データ通信量の制限です。1ヶ月間に利用するデータ通信量が7GBを超えると、通信速度が128kbpsまで低下するので注意しなければなりません。なお、利用中のデータ通信量は、WiMAX端末本体のディスプレイでチェック可能です。

次に、遮蔽物について。UQ WiMAXの電波は回線速度が速い反面、遮蔽物に弱いというデメリットをもっています。回折性が低い高周波を利用しているため、建物外壁のような障害物を回り込んで進むことができないのです。

背の高い建物が多い場所では、外壁との反射によって電波が端末に伝わりにくくなります。遮蔽物に対する弱さがより顕著に現れるのが、建物の中。壁に囲まれた屋内には電波が届きにくく、通信速度の低下や回線の遮断が発生しやすい傾向があります。

UQ WiMAXが屋内に弱いとされるのは、まさにこのためです。四方を遮蔽物に囲まれていては、電波が端末まで伝わりません。建物内で最も電波が入りやすいのは窓際です。窓ガラスは外壁より薄く、電波の通り道となってくれます。

最後に、電波の混線について。多くの電波が行き交う場所では、混線によって通信速度が低下しやすくなります。多数の電波が飛ぶ場所となるのが、人の多い市街地。人が多ければ、必然的にスマホや携帯電話の数も多くなります。結果的に混線が発生。通信速度低下の原因となります。

自宅内も、電波が混線しやすい場所の1つです。一般家庭には家電製品の電波のほか、他所の家から伝わってきたWi-Fi電波も飛び交っている場合があります。このような電波の多くは、周波数が2.4GHz帯。同じ周波数帯の電波は混線しやすく、UQ WiMAXのWi-Fi通信を妨害してしまいます。

宅内での混線を避けるには、前述した5GHz帯を利用するのが一番。5GHz帯は家電製品に使用されていませんし、帯域が広く電波干渉がほとんど起こりません。

以上のように、UQ WiMAXの通信速度はさまざまな要因で低下してしまいます。インターネットの利用に支障が出た場合は、シチュエーションに合わせた対処法をとってみてください。