Wi-Fi・WiMAX・3G・LTEの違いよそれぞれのメリットデメリットについて

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Wi-Fi・WiMAX・3G・LTEの違いやそれぞれのメリットデメリットについて

3G・LTE・Wi-Fi・WiMAXは、全て無線でインターネット接続する技術であるため、その違いがきちんと理解されていない場合も多いです。しかし、自分に適したモバイル回線のサービスを選択するためには、それぞれのサービスの特徴を把握しておく必要があります。そこで、ここでは、3G・LTE・Wi-Fi・WiMAXの差異を詳しく説明しています。これらの違いが、いまいち理解できていない方、モバイル回線選びに迷っている方はぜひ参考にして下さい。

そもそも「Wi-Fi」とは?

3G・LTE・Wi-Fi・WiMAXと、無線でインターネット接続を行うための方式がさまざま世の中に出回っているため、どの技術がどのようなものなのかうまく説明できない方も多いのではないでしょうか。これらの技術を組み合わせて「ポケットWi-Fi」というサービスのカテゴリにまとめられることも、さらに違いを分かり辛くしている原因と言えるでしょう。

ここではまず、これらの違いを理解いただくために、「ポケットWi-Fi」という用語に使われることのある「Wi-Fi」について説明します。第一にWi-Fiとは「Wireless Fidelity」の略で、無線LANの代表的な方式です。Wi-Fiのマークがついた機器同士は、同じ技術の上で作られているので、Wi-Fi内の通信方式さえあえば相互に接続することができます。

無線LANとは数メートル~数十メートルの限られた範囲内を無線で(LANケーブルを接続せずに)接続する技術のことです。現代では、無線LANといえばほぼWi-Fiなので、「無線LAN≒Wi-Fi」と考えても間違いではありません。また、Wi-Fiの中には2016年8月現在、周波数帯や最大速度などの違いによって以下の方式があります。

規格 利用する周波数帯 最大通信速度 特徴
IEEE802.11a 5GHz 54Mbps ・電子レンジなどの家電の電波干渉をうけにくい。
・障害物に弱い。
・一部例外を除き電波法上の関係で屋外での利用はできない。
IEEE802.11b 2.4GHz 11Mbps ・電子レンジなどの家電の電波干渉をうけやすい。
・障害物に強い。
・屋外での利用も可能。
IEEE802.11g 2.4GHz 54Mbps ・電子レンジなどの家電の電波干渉をうけやすい。
・障害物に強い。
・屋外での利用も可能。
IEEE802.11n 2.4GHz
5GHz
600Mbps <2.4GHzの場合>
・電子レンジなどの家電の電波干渉をうけやすい。
・障害物に強い。
・屋外での利用も可能。
 
<5GHzの場合>
・電子レンジなどの家電の電波干渉をうけにくい。
・障害物に弱い。
・一部例外を除き電波法上の関係で屋外での利用はできない。
IEEE802.11ac 5GHz 6.9Gbps ・電子レンジなどの家電の電波干渉をうけやすい。
・障害物や距離にも強く高速で安定した通信が可能
・一部例外を除き電波法上の関係で屋外での利用はできない。

 

このように、Wi-Fiの中でもいくつかの通信方式があり、この方式があった通信機器同士が接続できます。ちなみに、ポケットWi-Fiやスマホ、パソコンなどのWi-Fi対応機器は、だいたいこの中の複数の方式に対応しているので、気になった方はお手元の機器をチェックしてみるとよいでしょう。2016年8月現在、この中で最も新しい通信方式はIEEE802.11acです。

なお、上の表にある通り周波数5Hz帯の通信方式は、衛星通信システム・気象レーダーも使っているため電波法によって屋外での利用は禁止されています。しかし、その中でも、「5.47 – 5.725GHz」の周波数帯を使った無線タイプ「W56」に限っては、屋外での利用が許可されています。その上で、現在販売されているモバイルWi-Fiルーターのほとんどは、「W56」に対応しているので安心してご利用ください。

「3G」「LTE」「Wi-Fi」「WiMAX」の違い

Wi-Fiについては概要を説明していただきましので、次にWi-Fiと「3G」「LTE」「WIMAX」の違いを詳しく説明させていただきます。まず、Wi-Fiと3G・LTE・WiMAXの3つの間には以下のような大きな違いがあります。

種類 内容 当てはまる
通信方式
WAN
(Wide Area Network)
(ワイドエリアネットワーク)
地理的に離れた場所を結ぶネットワーク。通信事業者が結ぶネットワークを指す。回線網・基地局とご自宅のモデムやルーターとの間の通信を確立するネットワークのこと。 フレッツ光
LTE
3G
WiMAX
LAN
(Local Area Network)
(ローカルエリアネットワーク)
自宅内や会社内など、限られた範囲内のパソコンやスマホなどの通信機器を結ぶネットワークを指す。大きくわけて、ケーブルを使ってネットワークを構成する「有線LAN」と、ケーブルを使わずにネットワークを構成する「無線LAN」の2種類がある。 Wi-Fi

 

上記表にあるように、3G・LTE・WiMAXは、地理的に離れた別々の場所をネットワークで結ぶための技術で、もう一方のWi-Fiは限られた範囲内でネットワークを結ぶための技術です。ですから、3G・LTE・WiMAXとWi-Fiの役割は全く違うものです。これをLTEやWiMAXなどのサービスで使われるモバイルWi-Fiルーターを例にとると分かりやすいでしょう。

モバイルWi-Fiルーターでは、まず、お手元にあるこのモバイルWi-Fiルーターと離れた場所にある回線網・基地局の間をLTE・3G・WiMAXなどのWANの技術で結びます。一方、モバイルWi-Fiルーターとお持ちのスマホやタブレット・パソコンの間はWi-FiなどのLANの技術で結ぶわけです。言い換えると、モバイルWi-Fiルーターは、WANの技術として3G・LTE・WiMAXの中のいずれか1つ以上を使った上で、LANの技術としてWi-Fiを組み合わせて使っているわけです。

これで、Wi-Fiとその他の3つの技術(LTE・3G・WiMAX)の違いについては説明できました。次に、3G・LTE・WiMAXについて1つずつ説明します。

まず3Gとは、携帯電話をはじめとしたモバイル通信用の技術のうち、第3世代(3rd Generation)の技術を指します。CDMAという方式を使ったもので、代表的なサービスとしてドコモの「FOMA」があげられます。3Gの最大通信速度は7Mbpsと、LTE・WiMAXというより新しい技術のある現在で考えると低速です。

次にLTEとは、3Gと同じように携帯電話をはじめとしたモバイル通信用の技術です。3Gは第3世代(3rd Generation)の技術と書きましたが、一方のLTEは、4G(4rd Generation)と呼ばれることもあります。LTEは3Gの技術を拡張したもので、最大通信速度は110Mbps以上にあがっています。2016年8月現在、ご利用の機器や技術によって最大速度は、150Mbps/225Mbps/375Mbpsなどがあります。お手元のスマホなどの仕様表をみればどの速度かわかるでしょう。いずれにしろ、3Gとの速度の差は歴然で、LTEによってはじめて、モバイルでのインターネットにおいて、ご自宅のブロードバンド回線と同様の高速な通信が可能になったわけです。

最後に、WiMAXとは「Worldwide Interoperability for Microwave Access」の略で、マイクロ波を利用した無線通信の技術です。もともとは、ADSLや光回線などのブロードバンド回線の敷設が困難な地域で、高速な通信を可能にするために生まれた技術でした。当初の最大速度は40MbpsとLTEに比較すると低速ですが、WiMAX2+が登場し最大速度は220Mbps(一部地域では最大370Mbps)へあがっています。

WiMAXのメリット、デメリット

さて、Wi-Fi及び3G・LTE・WiMAXの違いについては前項で説明しました。この項では、WiMAXのサービスについてより深く理解いただくために、その他の通信方式とWiMAXのサービス的な主な違い(メリット・デメリット)を説明します。より具体的には、WiMAXと同様に自宅のブロードバンド同様の高速通信が行われるLTE、また外出先で高速通信ができるWi-Fiスポットのそれぞれと比較した場合のWiMAXのメリット・デメリットを説明します。

LTEと比較した場合のWiMAXのメリット

WiMAXのメリットとしては以下があげられます。

・WiMAX2+でギガ放題を利用すれば月間データ通信量による速度制限を気にしないでいい

・キャンペーンが充実している

LTE(3Gを含む)を使ったサービスプランの場合、月間データ容量が○GBまでと決められており、これを超えると当月まで128Kbps/200Kbps/250Kbps(プロバイダによって異なる)といった非常に低速な通信速度に抑えられてしまいます。元に戻すためには翌月まで待つか、追加のデータ容量を、別料金を支払って購入する必要があります。

一方のWiMAX2+では、ギガ放題プランを利用すれば月間データ容量を気にせずに高速なインターネット通信が使い放題となります。なお、ギガ放題でも、3日で10GBという非常に大量のデータ量を消費した場合は、その翌日18時頃から翌々日の2時頃まで通信速度制限がかかりますが、この際の速度はおおよそ1Mbps程度と比較的高速で、LTEの通信制限と比べるとはるかに快適に利用することができます。そもそも、相当過度な利用をしない限り、3日で10GBという非常に大きなデータ量が消費されることはありません。

また、LTEを使ったプロバイダの各種通信サービスプランと比較すると、WiMAXのプロバイダが提供するサービスプランでは、お得なキャンペーンが充実していることも大きなメリットと言えるでしょう。キャンペーンの内容はプロバイダによって異なりますが、ポケットWi-Fi用のルーターが無料となることに加えて、2万円~3万円の高額なキャッシュバックやタブレットのプレゼントなどさまざまな種類があります。

LTEと比較した場合のWiMAXのデメリット

WiMAXのデメリットとしては以下があげられます。

・LTEと比較すると提供エリアが若干狭い

・屋内ではLTEと比較すると電波が届きにくい

・契約解除料が高額になる可能性がある

まず、提供エリアについて、都心・市街地では差はありませんが、郊外であるとLTEの方が若干広くなっています。また、屋内での通信では、より高い周波数の帯域を利用するWiMAXの方がLTEと比較すると電波がつながりにくい傾向があります。とはいえ、いずれも以前と比較すると改善されてはいるので必要以上に心配する必要はないでしょう。もし心配であれば、WiMAXの代表的なプロバイダであるUQ-WiMAXが提供している無料のトライアル(Try WiMAX)を利用すれば、自分で利用したい場所でWiMAXが使えるか試すことができます。また、WiMAX2+の場合、LTEオプションを提供しており、このオプションを利用することで、WiMAXが使えないエリアでau LTEで通信することができます。LTEオプション料金は1,005円/月(税別料金)です。

次に、契約解除料について、格安スマホの各プロバイダでは、データ通信プランであれば発生しないことがほとんどです。音声通話プランでも、たいていの場合、契約解除料は低額に抑えられていたり最低利用期間が短かったりします。

たとえば、WiMAXの代表的なプロバイダ UQ-WiMAXのUQ Flatツープラス・UQ Flatツープラス ギガ放題プランでは、2年毎の契約更新月以外に解約すると以下の契約解除料が発生します。

契約月 契約解除料
1~13ヶ月目 19,000円
14~25ヶ月目 14,000円
26~49ヶ月目
※それ以降の更新月以外も同様
9,500円

 

Wi-Fiスポット(公衆無線LAN)と比較した場合のWiMAXのメリット

Wi-Fiスポット(公衆無線LAN)とは、ファーストフードショップやコンビニ、カフェ・ファミリーレストランなどで利用できる無料、もしくは月額数百円で利用できる無線LANサービスです。具体的なサービスとしてはワイヤレスゲートWiなどがあります。無料・もしくは低額でブロードバンドのインターネットが利用できるため、WiMAXと比較されることがありますが、WiMAXには以下のメリットがあります。

・決められた場所以外でも無線でインターネットが利用できる

・WiMAXの方が通信速度は速いことが多い。

・Wi-Fiスポットのようなセキュリティリスクがない。

まず、1つ目、Wi-Fiスポット(公衆無線LAN)ではファーストフードショップやコンビニなど決まった場所でしかインターネット利用はできませんが、WiMAXであれば、提供エリア内ならどこでも利用ができます。次に、Wi-Fiスポットの場合、同じネットワークを不特定多数で利用することになるため、通信速度が遅くなる傾向がありますが、WiMAXは基本的にそのネットワークを利用するのは自分だけなのでその心配はありません。そのため、WiMAXの方が速い通信速度で利用できることが多いです。最後に、Wi-Fiスポットでは、公開されたサービスであることから、接続に必要な暗号化のパスワードやネットワーク名は全ての人が知ることができてしまいますが、WiMAXならその心配はありません。暗号化のパスワードが知られている場合、悪意のある第三者に通信の内容を傍受される可能性があります。

Wi-Fiスポット(公衆無線LAN)と比較した場合のWiMAXのデメリット

WiMAXのデメリットとしては以下があげられます。

・Wi-Fiスポットより料金が高い

・Wi-Fiスポットの場合、店舗内ではWiMAXより接続できる可能性が高い

1つ目は当然ですが、Wi-Fiスポットは無料で使える場合があったり、料金がかかってもせいぜい月額数百円だったりするので、料金的にはWiMAXの方が高くなります。また、Wi-Fiスポットでは、基本的に店舗内の電波が届く場所であればインターネット接続できる一方、提供エリア外だったり建物の奥まった場所などだったりした場合は、WiMAXでは接続できないこともありえます。ただし、Wi-FiスポットでWi-Fiの電波が届かず逆にWiMAXでインターネット接続ができるといった可能性もあります。

いずれにしろ、WiMAXでインターネット接続をかんがん使う人であれば、Wi-Fiスポット以外でも接続できたり(自宅も含む)通信速度が速かったりといったメリットの方が大きいのではないでしょうか。

WiMAXの契約料金は高いの?

格安スマホなどのプラン設定と比較するとWiMAXの契約料金・利用料金が高いという印象をもつ方もいるようですが、これは場合によります。まず、初期費用に関しては、WiMAXの各プロバイダでは、キャンペーンなどで端末料金が無料になることがありますが、格安スマホでは、最初に数万円程度のポケットWiFi用のルーターを購入するか月々数百円でレンタルするかのいずれかになります。そのため、初期費用に関しては、両者は同等かWiMAXの方が安いと考えられます。

次に月額料金に関して、ここでは、例として、格安スマホ・WiMAXのそれぞれで最安級のDMM mobile(格安スマホ)とBroad WiMAX(WiMAX)の月額料金を比較します。

DMM mobile(データ通信プラン) Broad WiMAX
月間データ通信量1GB:480円
月間データ通信量2GB:770円
月間データ通信量3GB:850円



月間データ通信量:7GB:1,860円
月間データ通信量8GB:1,980円
月間データ通信量10GB:2,190円
月間データ通信量15GB:3,600円
月間データ通信量20GB:4,980円
※追加チャージ
100MB:200円
1,000MB:480円(繰り越しなし)など
▽ギガ放題プランの場合
1~3ヶ月目:2,856円
4~24ヶ月目:3,541円
25ヶ月目以降:4,041円

※表示は税別料金
※2016年8月29日時点の料金

月間データ通信量が少なくてすむのであれば、LTEを使った格安スマホのサービスの方がお手頃です。しかし、通信量が多い場合は、WiMAXの方は使い放題なので低価格になります。格安スマホでは、あらかじめ決められた月間データ通信量を使い切った場合は、当月末まで遅い通信速度で我慢するか、チャージしてデータ通信量を追加購入しなければなりません。

WiMAX契約前に知っておくべきこと

以下4つについては契約前に確認しておくべきでしょう。

・提供エリアがある(建物内でも接続できない場合がある)

・契約解除料が発生する場合がある

・あまりポケットWi-Fiによるインターネットを利用しない場合は格安スマホの方が安い

・プロバイダによって料金体系やキャンペーンの内容などに大きな差がある。

まず1つ目、提供エリアなどをチェックする必要があるのは格安スマホなどと同じです。プロバイダのホームページなどであらかじめ確認しておきましょう。また、建物の地下など、電波が届きにくい場所で接続する可能性がある場合は、あらかじめUQ-WiMAXが運営している無料のお試しサービス「Try WiMAX」を利用して確認するとよいでしょう。

次に、WiMAXでは、プロバイダや適用される条件などによっても条件が異なりますが、契約更新月以外の解約の場合、約1万円以上の契約解除料が発生するため注意が必要です。詳しい条件はプロバイダのホームページでご確認ください。(その分、ポケットWi-Fiのルーターなどが無料といったメリットはあります。)

また、上述したように、月間で利用するデータ通信量が少ない場合、料金は格安スマホの方が格段に安くなりますので注意が必要です。たとえば月間で1-3GBしか通信量を消費しないのであれば、格安スマホなら月額数百円ですみます。

最後に、WiMAXのプロバイダの場合、キャンペーンや月額料金などがプロバイダ毎によって大きく異なる点も注意しましょう。なお、今回例にあげたBroad WiMAXは、キャンペーン適用で初期費用・ポケットWi-Fi端末が無料になる上(2016年8月時点)、月額料金が低価格なのでおすすめできます。